” society ”( ソサイエティ )の意味

社会:”society”の意味が分からないので調べてみました。

江戸時代、日本語に「社会」はなかった

”society”のラテン語語源

 ”society”のラテン語語源をみるとその意味と変遷がわかりやすいと思いました。

「社会」を意味するsocietyという英語の語源を考えてみよう。これは、ラテン語で「親交、友愛、絆」を意味するsocietas(ソキエタース)からできた言葉で、さらに遡れば「仲間」、「友」を表すsocius(ソキウス)という語に由来する。また、このsociusという言葉自体「分かち合っている、結びつけられた」という意味をもつ形容詞

https://web.archive.org/web/20061119122642/https://www.kitashirakawa.jp/taro/eigo48.html

英語:”society”の意味

 現在、”society”は英語で、以下のような意味合いが含まれます:

一般的な意味:一つの組織的な形で生活する大きな人々の集団。この集団は、どのように物事を行うかについての決定を共有し、行われるべき仕事を共有します。すべての人々、またはいくつかの類似した国々の人々は、社会と呼ばれることがあります。


  1. 定の目的を持つ集団:共通の目的、特に共通の利益、信念、または職業を持つ個人の自発的な組織。

  2. 特定の社会階級:特定の目標や生活標準によって区別されるコミュニティの一部。

  3. 生物学的な意味:一つの種または習性の植物の自然な集団。

明治の”society”翻訳の苦労

 1867年、ヘボンの『和英語林集成』では、
society     「仲間、組、連中、社中」
と英語の辞書から訳していたのですがまだ「社会」との訳語はありません。

 例えば福澤諭吉は1868年に、”Political Economy” 翻案『西洋事情 外編』において、”society”を「人間交際」と訳すなど「社会」という訳語はまだ一般的ではありませんでした。8年後1876年の、『学問ノススメ』(17編)には「社会」という用語があり広く使われるようになっていたことがうかがえます。

 その翻訳の苦労は以下論文にある通りです。

 societyの意味は、文脈により異なります。また、これらの意味は、日本語の「社会」の意味と重なる部分がありますが、完全に一致するわけではありません。したがって、「society」を「社会」と訳す際には、文脈を考慮することが重要です。

ソサエティやソシエテといった西洋語は、常に「社会」と和訳されるわけで はない。英語のソサエティは「協会」と訳される場合も多いし、フランス語の ソシエテは「会社」と訳されることもある。一方、日本語的な感覚に従えば、 社会と協会と会社を類義語だと考えるのは難しいだろう。実際、イギリスの「慈 善組織協会」という団体名を「慈善組織社会」と訳すのでは違和感が生じよう し、「フランス国有鉄道会社」を「フランス国有鉄道社会」と訳すのも奇妙だろ う。それでも、イギリスの慈善組織協会は「Charity Organisation Society」 だし、フランス国有鉄道会社は「Société nationale des chemins de fer français」 なのである。いわゆる株式会社もまた、フランス語では「société anonyme (S.A.)」 と表現される。これを「株式社会」と和訳したのでは、何のことだか意味が分 からないに違いない。それでも、フランス語では、消費社会が「société de consommation」、国際連盟が「Société des Nations」、そして株式会社が「société anonyme」なのである

第2回 「大衆」って何? 光文社メールマガジン アーカイブhttps://web.archive.org/web/20220529183128/https://www.kobunsha.com/special/sinsyo/member/serial/pdf/ns002_sm0019.pdf

社会って何?

社会って何?https://www.kobunsha.com/special/sinsyo/member/serial/pdf/ns001_sm0018.pdf

ソサエティーとコミュニティー

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