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【2026年4月】もちおたむ読書メモ

3月は、複数の案件の波がピークに達していて、大変しんどかった。
4月は例年仕事が落ち着く時期であるとのことなので、体調を整えていきたい。


読んだ本

獄中日記 塀の中に落ちた法務大臣の1160日

法務大臣を経験した著者が、拘置所と刑務所で過ごした日々を記録した一冊である。自身の裁判経験を踏まえた検察・裁判所への批判も興味深いが、それ以上に印象に残ったのは、刑務所における受刑者の処遇を中心とした刑事政策への提案であった。

実務や制度を内側から見ていた人物が、実際に「受ける側」に回ったときに何を感じたのか。その視点の転換が、この本の価値だと思う。

本筋からはやや外れるが、著者が獄中で読んでいた本のラインナップも印象的だった。どれも骨太で質の高い本ばかりであり、差し入れをしていた人物のセンスの良さがうかがえる。ああいう環境で読む本は、なおさら強く残るのだろう。

天国と地獄 選挙と金、 逮捕と裁判の本当の話

選挙の経験、拘置所の経験が赤裸々に語られている。
「おもちゃ」と合わせて読むと良いかもしれない。


勝負論 ウメハラの流儀(小学館新書)

梅原大吾の本は、4年ほど前に一度読んだことがあるが、ふと手に取って再読した。やはり非常に良い。

勝負における思考の積み重ね方、状況への向き合い方は、将棋の羽生善治の語る内容とも通じるものがあるように感じた。分野は違えど、極限まで突き詰めた人間の思考には共通項があるのだと思う。


ヘテロゲニア リンギスティコ ~異種族言語学入門~ (1) (角川コミックス・エース)

あえて漫画を紹介してみたい。
怪我をした教授に代わり、魔界でモンスターとの言語的&非言語的コミュニケーションの調査を任されたハカバ君が主人公である。教授の娘で、人間とワーウルフのハーフであるススキちゃんと共に旅をしながら、モンスターの言語と文化を学んで行くという話である。
モンスターの生態は人間のそれとは全く違うが、かかる事実は、モンスターが野蛮であるということを意味しない。むしろ、魔界においては、さまざまな種族がお互いの文化を理解し合おうとしながら(多くの場合は失敗しつつも)共に生活している姿が描かれている。
こういう漫画は日本ならではなあと思う。

将棋指しの腹のうち

将棋界一のメイエッセイスト先崎先生の本。
特に、鈴木大介現八段にまつわるエピソードが秀逸である。

鈴木八段が奨励会三段リーグを突破し、プロ入りを決めた直後の出来事だ。祝勝会の席で、先崎学九段と奨励会三段の二名とともに酒を飲んでいたという。だがその場で鈴木八段は飲みすぎ、急性アルコール中毒で倒れてしまう。
介抱していたのは、その場にいた奨励会員の一人だった。先崎九段が「優しいなあ」と声をかけると、その奨励会員はこう答えたという。

「鈴木くんにもし万が一があったら、規定に達していない人間が棋士になりますから」

三段リーグは、上位二名のみがプロになれる過酷な世界である。もしこの時点で鈴木八段に何かあれば、次点の者が繰り上がることになる。しかしそれは、本来の規定の勝ち星で昇段したわけではない棋士が生まれるということでもある。だからこそ、その奨励会員は「そんな形で棋士になるのは嫌だ」と言ったのだ。

突破直後という極めて微妙なタイミングであるからこそ、この言葉には重みがある。勝負の世界の厳しさと、その中で共有されている規律や矜持が凝縮されたエピソードだと思う。

スペードの3

宝塚のような芸能スターとそのファンクラブの方々の本。小学校の学級委員ポジションの人、その取り巻きの3軍の人、一見キラキラしているように見える芸能界の人。
各々に見えない悩みがあって、でもその全てについて自分が持っている部分がある。

師弟 (棋士たち 魂の伝承)

将棋界の師弟関係についてインタビューした本
将棋界は、師匠と言っても弟子に対して手取り足取り教えることは(基本的には)まずない。しかし、師匠が弟子を見るその目線はとてもとても優しい。

負けを生かす技術(為末大)

為末さんの本はいいなあ、長期で走り続けられるように頑張ろう



読み始めた本



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