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【映画レビュー】MERCY/マーシー AI裁判 4DX3D(吹替版)

※事件の核心には触れていませんが、一部台詞引用とほんのりネタバレは含みますのでご注意ください※

■ 作品情報📽️

・タイトル
   MERCY/マーシー AI裁判(原題:Mercy)
・監督
   ティムール・ベクマンベトフ
・出演
   クリス・プラット(主人公・敏腕刑事レイヴン役)
   レベッカ・ファーガソン(AI裁判官マドックス役)
・ジャンル
   アクションスリラー(リアルタイムリミット型)
・上映時間
   100分

■ こんな人におすすめ

・タイムリミットスリラー好き⏳
・最近の生成AIブームに何かを感じている🤔
・この世に完璧なものなんてないと思っている方🌏

■ あらすじ

AIが関与する裁判が現実味を帯びる社会で、ひとつの事件が国中の注目を集める。
データに基づく“合理的な判断”こそ正義なのか、それとも当事者の声や文脈に耳を傾ける“慈悲”が必要なのか。
法廷内外で交錯する価値観や思惑、透明性やバイアスをめぐる議論を緊張感あるやり取りとともに描き、観客自身に結論を委ねる社会派の法廷ドラマ。

■ 感想

・総合評価

安価に使用できるようになったからか、最近、生成AIという単語を目にすることが増えた気がします。かくいう私も公私でお世話になっております。
便利さの享受はいいと思います。ですが、その責任まで委ねている(放棄している)かのような安直な使い方は危険だよなと思うことが。
そんな最中にこの映画の公開を知り興味が⤴️
公開直前に行きつけの映画館でも「4DX3D」があると知り、予約開始時間と同時にポチっと🖱️

鑑賞結果:概ね解釈一致。
玉虫色な結論ではありましたが、そこが私の考えと近かったです。

・良かった点3つ

  • 主人公(人間)と裁判官(AI)との関係性の変化
    始まりはステレオタイプ。
    主人公(人間)は感情的・直観的・打算的、裁判官(AI)は論理的、客観的、合理的。
    妻への愛情、過去の功績を語り自分の無実を訴える主人公(人間)を、事実のみで判断すると一蹴する裁判官(AI)。
    まあ正直この時点で私(人間)は「そんな陳述で通るわけないでしょ」と裁判官(AI)に全面同意していたのですが😅

    関係性が少し揺らいだのは、無実の証明なんか無理だと主人公(人間)が諦めをにじませ始めた時。
    裁判官(AI)は自供を引き出せれば、あとは残り時間のカウントダウンを待てばいいはず。なのに、
    「時間はまだある。今日死ぬ運命でも真実を知りたくないか」
    と自供を押しとどめる。
    "効率"の為に導入されたMERCYシステムとしてそれは合理的?

    真犯人が浮上。だけど下がらない有罪確率。しかし確信した主人公(人間)は手当たり次第に証拠に当たろうとする。
    「事実は判断材料ではなく、捜査の始まりのきっかけだ。直感が大事だ。それがわからないなら欠陥だ!」
    それに対し、
    「そうとは限らない。直感のみで考えていないから有罪確率が下がらないのだ」
    と裁判官(AI)がフォローを始める。
    関係が”対峙"から"対等"に変わったこの瞬間がグッときました。

  • 未来過ぎない近未来感
    AIが裁判官で陪審員で執行官だなんて一見荒唐無稽な世界に思えます。
    しかし、
    格差助長による犯罪の増加
      ↓
    人手不足による国家治安機能の限界
      ↓
    合理化によるAI導入
    最初にこのように導入の背景を説明されると、それぞれのキーワードは現代にも通じるため、もしかして近く実際に訪れる未来なのでは?とも思えて。
    フィクションの世界が急にリアル感を持ち、他人事が自分事になり、思考の奥行きが広がりました。

  • 独特な撮影手法
    フィクションなのにノンフィクションっぽいな、と感じていたんですよね。
    その理由がパンフレットを読んでわかりました。

    1つ目は、1台のカメラで40~50分の長回しの撮影。
    そうだ、可能だ。主人公とAIほぼ動かないし🤣
    …いや、演者、スタッフの皆々様のご苦労は忍ばれますけれども。言うは易く行うは難し。

    2つ目は、証拠として提出される映像の撮影機材。
    GoPro、ドローンカメラ、ビデオフィードなどたくさんの機材が常に現場では回されており、そこで撮影された映像が使われていたそうです。自宅にもプライバシーの無い世界の撮影現場は、ある意味その世界の疑似ワールドだった???
    それも未来過ぎない近未来の空気感に一役買ったのかもしれません。

・気になった点1つ

とある警官の不祥事の話も出てくるのですが、その行動の動機がいまいちよくわからず。
90分で無罪を証明しないといけないし(作中の主人公)、100分で話を収めなきゃいけないし(制作陣が)、尺が足りなかった?
誰もが間違えるという意図だったのかもしれませんが、無くても良かったかなと思います。   

・印象的なシーン

「人間もAIも間違いを犯す。そして学ぶ」
最後の主人公の言葉。これに尽きます。
過信も不信も妄信も慢心もいけない。AIも完璧ではない。MERCYシステムの有罪確率の上限は100%ではなく98%なのはその証左。
だからお互いの足りない部分を補完しあっていく必要があるんだと思います。
ただ、AIを生み出したのも結局は完璧とは言えない人間。
なので、最終的な判断の責任を負うのは人間であるべきだと私は思います。

■ 4DX体験レポート

・水しぶきレベル

先週の進撃の巨人で少なかったと書いた私。
しかし今回はそれ以上。今全くなかった!3Dメガネを拭くことなかったし。
あれ、4DX鑑賞で水飛沫なしってことあったっけ?

・4DXで観る価値あるか

主人公達はほぼ法廷内にいるので総じてエフェクトは弱め。
4DXのアトラクション感を存分に楽しむ目的であればこの作品は違うかも。
爆発のシーンもありますが、4DXの効果より3Dの効果で火の粉を浴びる感覚の方が強めかな。
ただタイムリミットスリラー的ドキドキのスパイスとして考えるならいい塩梅。
冒頭では私も主人公と一緒に拘束され入廷したのですんなり世界観に入り込めました。

■ パンフレビュー

・デザイン

シンプル。2週続けてシンプル表紙😄

黒地の白文字なので撮影はし易かった
先週のシンプル進撃の巨人は文字がっ…

先週の進撃の巨人の記事はこちら。
パンフレットの表紙は白いです!

・内容

これまたシンプル
キャストのインタビューは主人公のクリス・プラットのみ。但し見開き2ページたっぷり。
キャストの紹介に画像があるのは主人公と裁判官のみ。その他4キャストはプロフィール紹介のみ。
一番ページを割かれているのはプロダクションノートです。

・買う価値あるか

A5/32ページで990円。これは買う人を篩にかける値段設定かと思います。
中のカット絵も少ないんですよねぇ。パンフ映えの絵がそもそも少ないから仕方ないですが。
私は気付きがあって興味深かったですが、万人にオススメとまではいかないかな。

■ まとめ

・一言で言うと

2026年を今生きる私達が観て考えるべき作品

・評価

★★★★☆
話の筋は読みやすいかもしれません。でも、観てほしいなぁ。

・余談

朝早かったのもあると思うのですが…84席あるのに私しかいなかった💦
4DXはともかく(えっ?)3DはMERCYシステムの中に入り込んだような臨場感がありよかったと思うんですが。

(2026/01/26追記)
危惧していましたが、行きつけ1では4DX3D、IMAXが今週木曜終了予定に。
私の行った行きつけ2はまだ大丈夫そう…?
ラージフォーマットはスクリーンが少ないから1週間で終了って本当によくある。
殿、ご決断を!!

初日満足度ランキングは1位🥇ですので、私の感性が特殊というわけではないかと。

(2026/01/27 追記)
よりみち(派生記事)公開しました!
私はこれを書きたかったのかも!?

#映画感想文 #4DX #3D #映画ブログ初心者 #週イチ映画 #mercy #マーシー #AI裁判 #社会派映画

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