サムネで悩むのは、デザインセンスがないからじゃない。

記事を書き上げた後、
私はひとりでサムネ会議をしていました。笑
今日は、この続きになります。👇
そして、最後にこう書きました。
センスの問題じゃありません。
決めることが、多すぎるだけ。
では、
「多すぎる」って、どのくらい多いのか。
実際に、数えてみました。

サムネ1枚に、何回決めている?
サムネを1枚作るとき、
少なくとも、これだけのことを決めています。

サムネ1枚で、少なくとも7つ。
しかも、この7つは、
見た目を飾るためだけに選んでいるわけではありません。
色によって、
明るさや、やさしさ、力強さが変わる。
フォントによって、
語りかけるようにも、強く訴えるようにも見える。
余白や配置によって、
落ち着いた印象にも、にぎやかな印象にもなる。
一つひとつが、
記事をどう受け取ってもらうかに関わっています。
だから、何でもいいわけではない。
でも、正解が一つに決まっているわけでもありません。
青も合いそう。
オレンジでも表現できそう。
写真もいい。
イラストにも伝わるものがある。
正解が一つではない選択を、7回繰り返す。
それは、30分かかりますよね。笑
疲れるのも、当たり前です。
「写真を1枚選ぶだけ」という人へ
ここまで読んで、
「私は写真を1枚選ぶだけだから、
7つも決めることはないわ」
と思った方もいらっしゃいますよね。
もちろん、
写真1枚でもサムネになります。
その人らしい写真。
記事の空気が伝わる写真。
続きを読んでみたくなる写真。
写真だけで役割を果たしているなら、
無理に文字を入れる必要はありません。
ただ、共通して考えることは、コレですよね。👇
サムネは、
記事を表現している?
記事の入口になっている?

「きれいな写真」と「記事の入り口として作ったサムネ」

写真だけのサムネも多くあるし、たくさん読まれて、たくさんのスキがついている記事はあります。
その人の文章が好きで、名前を見ただけで開く読者がいることもあります。
写真そのものに物語があれば、一枚だけで十分に惹きつけられることもあります。
ただ、スキの数には
記事の内容、テーマ、既存の読者との関係など、
いろいろなものが影響しています。
だから、
「写真だけの記事にスキが多い」
イコール
「写真だけにすれば読まれる」
とは限らないんですよね。
有料noteでは、読者の質問が一つ増える
無料の記事なら、
「ちょっと気になる」
「この人の記事だから読んでみよう」
という気持ちで、開いてもらえることがあります。
でも、有料noteになると、
読者の頭に、もう一つ質問が増えます。
「この記事は、私にとって、お金を払う価値がある?」
この答えを、サムネだけですべて説明する必要はありません。
タイトルで、何が得られるのかを伝える。
サムネで、内容や雰囲気をひと目で伝える。
無料エリアで、内容や書き手への信頼を伝える。
この3つがつながることで、読者は「自分に必要な記事か」を判断しやすくなります。
note編集部も、見出し画像には「記事が注目されやすくなる」「記事のテーマを伝えやすくする」という役割があると説明しています。
また、購入されている有料記事500件の分析では、タイトルで「誰に向けた内容か」「どんな価値があるか」を明確にすることが、購入につながるポイントとして紹介されています。
ー 参考 ー

写真だけでもいいんです。
文字入りのサムネなら売れる
という単純な話でもありません。
大切なのは、
その1枚に、どんな役割を持たせるか。
有料noteを書くなら、
サムネは「記事に添える画像」から、
記事の価値を、読む前に伝える入口
へ変わっていきます。
例えば、こんなサムネなら、内容や受け取れるものが、本文を読む前からある程度分かりますよね。

色は、文章より先に「記事の空気」を伝える
私はサムネを作るとき、色から決めることがよくあります。
でも、単に好きな色を選んでいるわけではありません。
色には、文字を読まなくても伝えられるものがあるからです。
明るそう。
やさしそう。
落ち着いていそう。
なんだか元気が出そう。
人は文章を読む前に、色から、その記事の空気を受け取っています。
だから私は、文章の中にある感覚を、まず色に置き換えようとします。
色は飾りではありません。
文字より先に、記事の印象を届けてくれるものです。
ただ、同じ青を使っても、できあがるサムネは一つではありません。
丸みのある文字を合わせれば、やさしく見える。
太い文字を大きく置けば、力強く見える。
余白を広く取れば、静かで落ち着いて見える。

サムネづくりは、好きな色や写真を並べる作業ではありません。
文章の中にある感覚を、色や文字、写真を使って、見える形に翻訳する作業です。
だからこそ、迷うんです。
デザイン経験があっても、サムネで迷う
私は2003年からWeb制作に携わり、写真館のアルバムデザインを担当していたこともあります。
色を選ぶことも、写真を配置することも、フォントや余白を整えることも、初めてではありません。
それでも、サムネで手が止まることがあります。
なぜなら、経験があるほど、
「この見せ方でも成立する」
「こちらの雰囲気も、記事に合いそう」
と、いくつもの可能性が見えてしまうからです。
知らないから迷うこともあります。
でも、分かるから迷うこともある。
正解になり得るものが、いくつも見えてしまうから、決めるのに時間がかかるんです。
サムネで迷わないために必要だったのは、もっと選択肢を増やすことではありませんでした。
たくさんある選択肢から「今回はこれ」と決めるための軸。
そして、毎回ゼロから考えなくても、その軸に沿って選べる「型」でした。
減らすのは、決める数ではなく「迷う数」
サムネを作る以上、7つのことを決めなくてよくなるわけではありません。
でも、7つすべてを、別々の基準で迷う必要はなくなります。
最初に決めるのは、一つだけです。
この記事から、どんな印象を受け取ってほしい?
共感しながら読んでほしい
→ やさしい雰囲気
スクロールする手を止めてほしい
→ 強めのデザイン
内容を信頼してほしい
→ すっきり整ったデザイン
この軸が一つ決まると、色も、文字も、写真も、同じ方向に選びやすくなります。
「型」は、同じデザインを使い回すことではない
「型」と聞くと、
「毎回、同じようなデザインになってしまうのでは?」
と思う人もいるかもしれません。
でも、ここでいう型は、デザインを固定するものではありません。
たくさんある選択肢を、
記事に合う方向へ絞るためのものです。
同じ型でも、色や写真、言葉が変われば、その記事らしいサムネになります。
型があるから、個性がなくなるわけではありません。
毎回ゼロから迷っていた時間を、「この記事らしく整える時間」に使えるようになります。
必要だったのは、もっと頑張ってセンスを磨くことではなく、
7つの選択に、一つの軸を通すこと
でした。
今日、ひとつだけ試してみてください
次にサムネを作るとき、
写真を選ぶ前に、こう聞いてみてください。
この記事から、
どんな印象を受け取ってほしい?
やさしさ。
楽しさ。
力強さ。
信頼感。
まずは、一言にしてみます。
そして色を選ぶときも、
フォントを選ぶときも、写真を選ぶときも、
「私は、なぜこれを選ぶんだろう?」
そう考えてみてください。
その答えが、最初に決めた印象につながっていれば、7つの選択が一つの方向にまとまっていきます。
サムネづくりを速くするのは、選ぶものを減らすことではありません。
7つの選択を、バラバラにしないことです。

センスの差ではなく、
7つの選択に軸があるかどうか。
それだけでも、「サムネで止まる時間」は変わってきます。
次回は、スマホの小さな画面でも伝わりやすいサムネに共通する、5つのポイントをお話しします。

私については👇
いいなと思ったら応援しよう!
よろしければ応援お願いします! いただいたチップはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!