歯科医が断言。『最高の歯ブラシ』を探す前に、即座に『損切り』すべき銘柄
こんにちは、はぐれゴリラです。
今回は珍しく歯の話です。(一応本職です。)
住宅編よりテンション低かったらすみません。
投資家目線も絡めて口腔ケアのお話をします。
その「投資(ケア)」、順序が逆です
みなさんは口腔ケア(ハミガキなど)どのようにしていますか?
健康のための投資として「高い歯ブラシ」や「高機能な歯磨き粉」を買って満足していませんか?
確かに費用対効果は多少あるかもしれません。
ですが思い出してください。
投資の鉄則は「損をしない」ことです。
損失を出さないことこそ最大の利益です。
高い歯磨きグッズに投資する前に、もっと確実に損失が出ずに利益があるものに投資するべきです。
この場合の損失はなんでしょうか?
「虫歯」や「歯周病」ですよね。
実は誰でもできる対策があります。
言うなれば再現性の高いインデックス投資です。
その対策(銘柄)とは「シュガーカット」です。
書いて字の如く、砂糖断ちです。
これをやらずしてグッズにだけお金をかけるのは「穴の空いたバケツに水を注ぐ事」と同じで、投資効果を得るのに時間がかかる、もしくは全く意味がないという事です。
砂糖摂取は「機関投資家の強烈な空売り」である
ものを食べる時、口の中では常にバランスシートの戦いが起きています。
・免疫や唾液のバリアによる資産(歯)の防衛
・資産を減らそうとする虫歯、歯周病菌の攻撃(機関投資家)
このバランスシートが崩れると資産は目減りしていきます(含み損)
例えば、脱灰(初期の虫歯、なりかけ。)
砂糖が入ると酸が発生し、歯が溶ける。= 「負債の計上。含み損。」
しかし、まだ「含み損」なら勝機はあります。
そう、再石灰化(脱灰からの回復)です。
脱灰という含み損は、唾液が時間をかけて修復する再石灰化によって、まだなかったことにできる可能性があります。
しかしこの再石灰化にも限度があります。
修復可能なボックス相場を下抜けすると脱灰は「虫歯」となり、損失を確定させる「損切り」を余儀なくされます。
虫歯における「ロスカット」の恐怖です。
ダラダラ食べの恐怖「その一口が借金だと思え」
デスクワーク中の甘いコーヒー、間食のチョコ。
これらが魅力的なのはとてもよくわかります。
ですが僕は歯科医師になって以来、勤務中は昼休み以外一切ものを食べていません。
飲み物ももちろん無糖のお茶か水だけです。
この間食が「数分おきに借金を重ねる行為」だとわかっているからです。
甘いもの(砂糖)を定期的に取るということは、唾液による「返済(浄化や再石灰化)」が追いつかず、口内環境は常に「債務超過(酸性状態)」に陥ることになります。
口腔内がもし、借金を返しきれなかったら?
その結果が「虫歯(破産)」です。
【チャート分析】ステファンカーブと「pH5.5の防衛ライン」
歯科の世界には「ステファンカーブ」という、飲食後の口の中のpH(酸性度)の推移を表した有名なグラフがあります。
これ、投資家のみなさんが毎日見ている「チャート」的な見方ができます。

実際はもっと動きが急だったり緩かったりする。
許して、ゴリラだもの。
平常時の口の中はpH7(中性)付近で安定して推移しています。
しかし、砂糖が口に入った瞬間、菌が酸を出し始め、強烈な「下落トレンド(酸性への傾き)」が発生します。
ここで絶対に意識すべきなのが「臨界pH5.5」という防衛ライン(ロスカットライン)です。
チャートがこの「pH5.5」のラインを下に抜けた瞬間から、あなたの資産(歯)は目に見えないレベルで溶け始めます。
(図で赤茶色に塗ってある部分)
つまり「強制ロスカット(脱灰)」の開始です。
通常であれば、唾液の力(自律反発・買い戻し)によって約40分ほどかけて、なんとかpH5.5以上の安全圏までチャートを戻してくれます。
1日3回の食事なら、この「ロスカット時間を最小限に抑える」ことができるので、大きな問題にはなりません。
しかし、先ほどの「ダラダラ食べ(間食や甘い飲み物)」をする人は、このチャートがどうなるか分かりますか?
自律反発(唾液の修復)が完了する前に次の砂糖(売り圧)が来るため、チャートは一生「pH5.5」のロスカットラインを下回ったまま底這いします。
つまり、「勤務時間中ずっと、あなたの資産(歯)は強制ロスカットされ続けている(溶け続けている)」状態になるのです。
これがダラダラ食べの本当の恐怖です。

つまり虫歯一直線。
興味のある方は「ステファンカーブ」で一度調べてみてください。
かつての研究からわかった食生活の真実
予防歯科の世界では、「食生活(砂糖摂取の頻度)」のコントロールは、ブラッシングやフッ素と並ぶ、あるいはそれ以上に重要な柱とされています。
しかし、世の中の口腔ケアグッズの広告は「この歯ブラシで解決!」「この成分で予防!」などと「商品を買わせるポジショントーク」ばっかり書いてあります。
でも、これ売る側からしたら当たり前ですよね?
歯ブラシのパッケージにデカデカと「商品を買うその前に、砂糖を減らしましょう」なんて文言が書いてあっても誰も見向きもしないでしょうし、儲かりません笑
ですが自己投資としての口腔ケアの本質はそこにあるはずです。
コストゼロ、リターン無限大の最強銘柄
この食生活の改善、とんでもなくメリットがあります。
まず、高級な道具を買う必要はない、ということ。
ただ甘いものを「やめる」だけです。やめるだけなので、初期投資:0円。
ランニングコスト:マイナス(お菓子代が浮きます。つもり貯金もできちゃいます。)
この投資で得られるリターン:
将来のインプラント代(1本数十万〜)や、治療にかかる膨大な時間(機会損失)を回避できる。
実は1番の損失は治療費ではありません。
それは「あなたの時間」です。
身をもって経験している方多いと思いますが、歯科治療はとにかく時間がかかります。
僕たちも別に長引かせたいわけではありません。
技術的な問題、大人の事情などいろいろ重なって時間がかかるシステムになっているのです。
お口のトラブルがなければ、休日を潰す必要も仕事を休む必要もありません。(メンテナンスは来てね)
これほどROI(投資対効果)が高い案件は、株式市場や不動産市場にあるだろうか?いや、ない。
天使のささやき
ちなみに甘いもの全く食べてはダメってことじゃありません。
そんなこと言ったら僕だって食べています。
ここで大事なのは「過剰に食べないこと」と「ダラダラ食べないこと」です。
そもそも甘いもの食べ過ぎは歯に悪いだけじゃなくて、糖尿病からの歯周病悪化という「スタグフレーション」状態になりかねません。
結論:賢明な投資家は「口の中」でリスク管理する
投資の世界において「絶対に儲かる銘柄」は存在しませんが、「絶対に損を防げる行動」は存在します。
もしあなたが本気で将来の資産形成や、ビジネスでのパフォーマンス向上を考えているなら、まずは明日、コンビニで無意識に手に取ったその「加糖コーヒー」や「エナジードリンク」を、そっと棚に戻すことから始めてみてください。
そして、無糖のブラックコーヒーか水、お茶などを選ぶ。
たったそれだけの小さな行動が、実はS&P500を毎月積み立てるよりも確実で、あなたの最大の資産である「歯」と「時間」を守る第一歩になります。
まずは「シュガーカット」で、強固な財務体質(口内環境)を作りましょう。
歯ブラシやフロスといった「設備投資」のお話は、あなたの口の中の借金が綺麗に片付いたあとに、またゆっくりとで大丈夫です。
それでは、震えて我慢しろ(甘いもの)
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