NO KINGSⅡ I Miss Him
ブルース・スプリングスティーンに対するドナルド・トランプの攻撃が、コンサートのボイコットを呼びかけるなど激しさを増しています。
ボスに対して大恩のある私としては、ミクロレベルの微力ながら助太刀できればと、コンサート冒頭のボスのスピーチと、それに対する王のソーシャルメディアへの投稿を、論評抜きでそのまま引用します。両者の言葉の品位の差は明らかでしょう。
グッド・イヴニング、ミネソタ!ようこそ、ミネアポリスとセントポールのみんな。「ランド・オブ・ホープ・アンド・ドリームズ(希望と夢の国)」アメリカ・ツアーへようこそ。今夜はまず、海外で任務に就いている男女兵士たちのために祈りを捧げたいと思う。彼らの無事の帰還を祈ります。今夜、偉大なるEストリート・バンドがここに集ったのは、この危険な時代にあって、芸術と音楽、そしてロックンロールが持つ正義の力を呼び覚ますためだ。俺たちは、アメリカの理想、民主主義、憲法、そして神聖なるアメリカの約束を称え、守り抜くためにここにいる。俺の愛するアメリカ、50年間、曲に書いてきたアメリカ、世界中で希望と自由の灯台であった国は今、腐敗し、無能で、人種差別的で、無謀で、反逆的な政権の手に落ちている。今夜はみんなに呼びかけたい。俺たちと共に立ち上がってくれ。恐怖ではなく希望を、独裁ではなく民主主義を、無法状態ではなく法の支配を、横行する汚職ではなく倫理を、自己満足ではなく抵抗を、分裂ではなく団結を、そして戦争ではなく平和を選ぶために!
ボスのスピーチと、それに続く「Born in the USA」含むオープニング2曲の映像を再度貼り付けます。
ひどく、極めて退屈なシンガーであるブルース・スプリングスティーンは、ダメな整形外科医の手術で大いに傷ついた干からびたプルーンのようで、長年にわたって恐ろしい不治のトランプ錯乱症候群(TDSとも呼ばれる)を患っている。この人物は7つの激戦州すべて、そして全米の86%の郡を含め圧勝を収めた大統領に対する憎悪を撒き散らす完全な負け犬だ。眠そうなジョー・バイデンと民主党の下では我が国は死んでいたが、今では世界で断トツの最も“ホット”な国になった。MAGAは彼の高過ぎる最低なコンサートをボイコットしてくれ。苦労して稼いだお金を大切にしてくれ。アメリカは戻ってきたんだ。
ただ、私の主要な関心はあくまで日本です。「アーティストは政治的発言をするな」という意味不明の言説が流布するこの国です。実際、今の日本で邪な権力と正面から対峙できるアーティストなど思い浮かばないでしょうが。2026年2月、日本は明らかに「暗い時代」に入りました。今まで経験したことのない荒涼たる政治風景と言論空間。“彼”がいてくれたらなあとつくづく思います——私にとって同じくらい大恩のあるもう一人のボス、忌野清志郎。芸がありませんが、前回と同じ言葉で拙論を締めます。王はいらない、王に媚びへつらう“女帝”などもっといらない——。

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