東南アジア・台湾最大級のECモール「Shopee」の注意点
越境EC(電子商取引)は、国内に限らず、海外の消費者に商品を販売するオンラインビジネスです。近年、世界中でオンラインショッピングの需要が急増しており、越境ECを活用すれば、日本国内だけでなく、アジア、ヨーロッパ、北米などの市場にもアクセスできるチャンスが広がります。日本越境セラーはShopeeのプラットフォームを通じて、東南アジアや台湾に商品を販売することが出来ます。
ただし、それに伴う物流や出品に関するリスクや注意点を理解していただいた上で販売していただく必要があります。以下は主な注意点となっていますが、本内容以外のShopee Japanや各マーケットのShopeeから配信される最新情報をセラー自身で確認する必要があります。
1. 補償の上限がある
Shopee独自の配送サービス「SLS(Shopee Logistics Service)」において、配送中に紛失や破損などがあり、条件を満たした場合は、補償を適用しています。ただし、補償には上限(100 USD)があり、高額な商品を販売する場合は、補償では全てカバーできない可能性があります。対策としては、セラー自身で海外PL保険など、追加で補償に入ることが考えられます。
2. 国際返品が出来ないマーケットがある
2024年11月現在、日本への国際返品・返送サービスは一時停止中となっております。サービス再開の時期については未確定となっております。
一部のマーケットにおいて、SLSの国際返品サービスを提供しています。ただし、国際返品は不定期であり、SLS以外の物流チャネル(Other Logistics Providers-Japan)のみ対応しているマーケットについては、返品や補償の対象ではありません。対策としては、SLS以外のマーケットでは国際返品ができないリスクを踏まえた上での価格設定をすることが考えられます。
3. 国際返送中に商品が紛失・すり替えされてしまう可能性
一部マーケットにおいては返送スキームを準備されておりますが、商品の返送中に商品が紛失またはすり替えが発生することがあります。そのような事態を避けるため、提携物流会社との確認等はされておりますが、万が一の事象が発生した場合、商品の返品がお約束できないことがあります。なお、国際返送中の紛失やすり替えに対する補償は現時点では行われておりません。
4. COD支払い拒否の可能性
一部のマーケットでは、購入者が商品を受け取った後に支払うことができるCOD(代金引換・着払い)が決済オプションとして多く選ばれています。Shopeeでは、CODの決済事項に違反した購入者にはCODの購入制限およびペナルティを課すなどの対策を行っていますが、購入者による支払い拒否が発生する可能性があります。
発生率やユーザー名の公表はされておりませんが、商品価格が高い商品ほど支払い拒否が発生する可能性が高いです。また、CODの支払いが拒否された商品に対して、返品・返金リクエストがあり、同リクエストが承認された場合、返品のスキームが確立するまでは、特段の補償がされておりません。
対策としては、販売機会は逃しますが、支払い拒否に遭った場合に損失額が大きくなる高単価商品を扱う場合はCODを決済オプションとして有効化しないことが考えられます。
5. 違反商品を出品し、ショップが即凍結になる可能性
各マーケットの品質管理部門(QC)は、販売禁止品目が出品されていないか順次チェックをしています。マーケットにより販売禁止品目は異なりますが、場合によっては、販売禁止品目の出品による即時ショップ凍結が発生します。
出品の際には各マーケットの販売禁止品目の最新情報をセラーご自身で確認する必要があります。なお、他のセラーが出品されているから出品可能と判断するのではなく、必ず、ShopeeやJETRO等の公式が発表している情報を確認して判断をしてください。販売が出来ているものでも、品質管理部門による確認がまだされていない状態なだけであり、確認後、即出品停止になることもあり得ます。
事例としては、台湾で肉製品の販売が禁止されていますが、肉を含んだカップヌードルを販売し、即ショップ凍結されたり、BSMI規制対象商品にも関わらず、必要情報や許可を得ず販売し、商品のBannedだけでなく、ショップ凍結されたことがあります。
いいなと思ったら応援しよう!
よろしければサポートお願いします! いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!