見出し画像

越境EC初心者のための海外発送ポイント ~日本郵便(国際郵便)①~EMS

越境EC(電子商取引)は、日本国内だけでなく、海外のお客様にも商品を販売できるビジネスモデルです。自社商品を世界中に届けることで、売上拡大のチャンスが広がります。しかし、特に初心者にとっては、海外への発送方法やその手続きが難しいと感じるかもしれません。そこで今回は、日本郵便を利用して海外発送する際の基本的な方法とポイントを解説します。


1. 日本郵便を利用した海外発送のメリット

日本郵便は信頼性が高く、手続きが比較的簡単で、料金も明確に設定されています。また、世界中に幅広い配送ネットワークを持っているため、世界各地への配送が可能です。越境ECを始めたばかりの方にとって、コストパフォーマンスが高く、利用しやすい配送手段と言えるでしょう。

発送方法によるお届け日数と料金の違い

日本郵便が提供している主な海外発送サービスには、以下の2つがあります。

2. EMS(国際スピード郵便)

EMSは、急ぎで商品を送りたい場合に最適な選択肢です。特徴として、速達性が高く、比較的短期間で海外に商品を届けることができます。例えば、アジア圏であれば3~5日、北米やヨーロッパでは4~6日程度で届くことが一般的です。また、EMSは追跡サービスが付いており、発送から配達までの状況をリアルタイムで確認できます。これにより、お客様にも安心感を提供できます。

EMS(国際スピード郵便)送り状

EMSの主なポイント:

  • 速達サービス:最短で海外に商品を届けられる

  • 追跡可能:お客様に安心感を提供

  • 補償あり:万が一の紛失や破損に対する補償がある

  • 重さとサイズの制限:30kgまでの荷物を発送可能(国によって異なる場合があります)

3. 小形包装物(Small Packet)

もう一つの選択肢として、小形包装物(Small Packet)があります。こちらはEMSに比べて送料が安く、比較的小型の商品を送る際に適しています。ただし、配送には少し時間がかかるため、急ぎでない商品に向いています。小形包装物は、基本的に重量が2kg以内の商品に限定されていますが、越境ECで人気のアクセサリーやアパレル、雑貨などはこの範囲に収まることが多いため、コスト削減のためにも利用価値があります。

なお、「EMS(国際スピード郵便)」は会社や自宅等に集荷してくれますが、「小形包装物(Small Packet)」は郵便局窓口へ持ち込みとなりますので、ご注意ください。また、「国際eパケット」は2023年9月30日をもって終了、「国際eパケットライト」は2024年10月現在、全面的に取り扱いを一時停止(2025年3月3日より再開予定:2025年2月15日追記)しております。

小形包装物(Small Packet)送り状

小形包装物の主なポイント:

  • コストパフォーマンスが高い:送料が安く、手軽に利用できる

  • 重量制限:2kgまでの商品に適している

  • 追跡サービス:オプションで追跡機能を追加できる(書留)

  • 補償なし:基本的には補償がないため、リスクを考慮する必要がある

▼ 国際郵便早見表(2023年10月1日現在)

4. その他準備物

国際郵便の申告書

国際郵便の申告書」とは、通関電子データ、航空危険物、税関への告知義務への理解・遵守しているかの申告書となります。下記「専用パウチ」同様、郵便局窓口にて無料で入手できます。また、申告書を直接ダウンロード、印刷することも可能です。

国際郵便の申告書

専用パウチ

「専用パウチ」とは、作成した「送り状」を郵便物に貼り付けるために必要な袋です。郵便局で一枚単位で無料で入手できます。「専用パウチ」が大量に必要な場合等は、事前に郵便局へご相談ください。

専用パウチ

5. 海外発送時の注意点

越境ECにおける海外発送には、いくつかの注意点があります。これらを理解しておくことで、スムーズな配送を実現し、トラブルを防ぐことができます。

関税・輸入規制に注意

各国にはそれぞれ独自の関税や輸入規制があります。例えば、国によっては特定の商品が輸入禁止になっていたり、輸入するために追加の書類が必要な場合があります。発送前にお客様の国の規制を確認し、正しい情報を提供することが重要です。なお、関税が発生した場合は、受取人負担となります。

梱包の工夫

海外発送では、長距離を移動するため、商品の梱包がしっかりしていることが求められます。特に壊れやすい商品や高価な商品を送る場合、緩衝材をしっかりと使用し、商品が損傷しないように工夫することが大切です。また、パッケージにしっかりと送り先情報を明記し、読みやすくすることで、誤配送のリスクを減らすことができます。

送り状や書類の正確さ

海外発送には、送り状や税関申告書が必要です。これらの書類を正確に記入することが重要です。例えば、商品内容や金額、数量を正しく記載しないと、税関でトラブルになる可能性があります。EMSや小形包装物でも、これらの書類は基本的に必要となるため、事前に内容を確認しておくことが大切です。

2024年3月1日から全ての国・地域宛てに「手書きのラベル(送り状等)」では、物品などを海外に発送できなくなりました。「国際郵便マイページサービス」を利用して、ラベルを作成してください。

6. まとめ

越境EC初心者にとって、海外発送は最初は難しく感じるかもしれませんが、日本郵便のサービスを活用すれば、比較的簡単に海外のお客様に商品を届けることができます。EMSは速達性と安心感が高く、急ぎの発送に最適です。一方、小形包装物はコストを抑えながら、軽量な商品を送る場合に向いています。

また、関税や輸入規制、梱包、送り状の記入ミスなど、注意すべきポイントも多いですが、これらに気を付けることで、スムーズな越境ECの運営が可能です。最初は手間がかかるかもしれませんが、一度流れを掴めば、海外発送もスムーズに行えるようになります。海外への発送を成功させ、越境ECでビジネスをさらに広げていきましょう。

いいなと思ったら応援しよう!

Shopee|越境EC支援|新倉 明 よろしければサポートお願いします! いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!