速さの代償:AI時代に求められる『立ち止まる力』と.envの関所
AIが速いから事故るんじゃない。遅さが担っていた仕事を、誰も引き継がないまま消えたから事故るんだと思う。
昔は、遅いことが安全装置だった。
一行書くのに時間がかかったから、
その一行の意味を考えざるを得なかった。
失敗して数時間溶かしたから、次から手が慎重になった。
先輩の「それやると危ないよ」を聞く間があった。
今は、その「間」がまるごと消えている。
思いついた0.3秒後に、動くものが目の前にある。

理解も、痛みも、忠告も、スキップしてゴールに着いてしまう。
だから今つくるべきなのは、速いAIをどう使うかじゃなくて、
自分の手で「わざと止まる場所」をどこに作るか、なんだと思う。
ブレーキのないF1に、自分でブレーキを溶接する話。
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