日本人はマスメディアを信じすぎる?データで見た国際比較では中国とほぼ同じ!
先日、ドイツの研究結果でウニは全身が脳というニュースを見ました。
ウニの体は、「脳」のような情報処理を行う神経が体全体に広がり、胴体らしいものはほとんどない、という極端な構造をしているのです。
この状態を研究者は「全身脳(all-body brain)」と表現し、脳がないと考えられてきたウニが、実は体全体で脳のような働きをしていることを示唆しています。
もともと「ウニって脳みそっぽい」と思っていたため、深く考えずにそうなんだと思いましたが、実はこれも「確証バイアス」という認知の歪みだそうです。
確証バイアスとは、自分の既存の考えや願望を裏付ける情報を無意識に集めたり、鵜呑みにしたりする傾向のことで、どうやら日本人はその傾向が強いようです。
私は生まれも育ちも日本なので特に違和感がなかったのですが、Newsweekで発表されたデータでは、日本人は特にマスメディアへの信頼度が高いという統計が出ているそうです。
日本人の66.6%が「テレビは信頼できる」、71.5%が「報道機関は信頼できる」
ちなみに中国は約73.5%が「テレビは信頼できる」、約68%が「報道機関は信頼できる」で、アメリカ(順に22.6%、29.7%)と比べると極めて高い信頼度であることがわかります。
G7のドイツ・フランス・イギリスは20〜50%台なので、日本と中国はかなり高いと言えます。
正直、このNewsweekのデータを見た時に
「こんなに差があるんだ!」
と驚きました。
そういえば、某TV局の人が「嘘も何回も言えば信じられる」というようなことを言っていたのを思い出しました…
日本の学校の授業ではディベートが少なく、批判的思考をしないのは和を尊ぶ日本の美徳ではあるものの、これだけフェイクニュースが増えた現代では危うさもあると思えてきました。
リーダー・マネージャの立ち位置で考えたこと

「何でこういう結論になったのですか?」
という質問に対し、
「AIでそう回答されたからです」
というシーンも増えてくると思います。
ただし、これは何も今に始まったことではなく、Google検索して「ネットに書いてあったからです」というのと変わりません。
新聞やTVなどのマスメディア ⇒ Google検索 ⇒ 生成AIへと変化し、時短・効率化は進んだものの、本質的な課題である「情報源をそのまま引用し、自分の頭で情報を処理・検証していない」という点では変わりません。
リーダーが部下に問うべき観点
①その結論は、我が社の状況に適しているか?
新しくてよさそうなことを取り入れる場合にありがちですが、「上手くいったところもある」というのと、自社に合う合わないは別です。
会社やプロジェクトが目指す目的・ゴールに合致しているかを検証することは非常に重要です。
②この結論の反対意見やリスクは何か?
これはAIに「この結論の反対意見やリスクは何ですか?」と聞くだけでよいので、かんたんです。自分にとって都合がよい情報だけではなく、ぜひ反対意見を聞くことを習慣づけていただきたいです。
③ファクトチェックはしたか?
これもAIでかんたんにできるので、習慣づけるのをおすすめします。
生成AIのファクトチェックは完璧ではありませんし、自分で確認するのが望ましいですが、時間が限られていれば、最低限、生成AIでのファクトチェックはしたいところです。
批判的思考は「情報マネジメント」では必要
日本人がマスメディアを信頼する傾向は、ビジネスにおける情報受容ではマイナスに働く場合もあります。
単なる批判はよくないですが、「その情報は正しいか」という観点が必要で、自分の頭で情報を処理・検証するプロセスは重要だということを根気強く丁寧に伝えていくことが、今後のビジネスでは価値が高くなっていくと感じています。
そして、否定や批判的な意見を言う場合に注意したい点があります。
失敗して自分の評価を下げないために気を付けたいことをポイントを書いています。
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