コンサル思考は、日常をちょっと面白くする。水越なつめさんの記事を読んで
ドイツ定番の飲み物「Apfelschorle」。
りんごジュースと炭酸水を混ぜる。
普通なら、それだけで終わる話です。
でも、水越なつめさんにかかると、それがコンサル思考の話になります。
この記事に出てくるMECE、つまり「漏れなく、ダブりなく」という考え方。私がこれを知ったのはロジックツリーを学んだ時でした。本だけでなく、GLOBISのセミナーでも学びました。有料でしたが十分に価値のある学びで、ロジックツリーとMECEをセットで学んでよかったと感じています。
コンサル思考は仕事で役立つが、家庭では失敗することもあると思っていた
コンサル思考は、コンサルタントでなくても、様々な職種で役立つという実感があります。ただし、仕事での考え方をプライベートにそのまま持ち込むと失敗することもあると思っていました。
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ところが、なつめさんはMECEをApfelschorleの材料と配合に使い、材料をロジックツリーで可視化し、りんごジュースと炭酸水の配合率を整理しています。このように仕事の思考法を遊びとして持ち込むなら、面白い活用法になるかもと思いました。
なつめさんの記事から感じるコンサル魂
なつめさんは、りんごジュースと無糖炭酸水の配合率の9パターンを実際に作って飲み比べをしています。その上で、
⑥りんごジュース60% 無糖炭酸水40%
⑦りんごジュース70% 無糖炭酸水30%
の同率1位
という評価をし、さらに市場調査までやっています。
EDEKA、Lidl、REWE、マクドナルドのApfelschorleを確認し、各社の商品はりんごジュース比率60〜66%が中心で、自分たちの結論に近いと確認しています。
👉ここがすごい
仮説を立て、検証し、結果を得るところまでで止まる人は多いです。しかし、自分たちが検証して出した結果に満足してしまい、その結果が本当に合っているか、外の情報と照らし合わせて確認までする人は少ないです。
検証を重ねて「これが最適解だ!」と自信を持って市場に出したところ、仮説の時点で前提条件が足りてなかったり、検証で評価の仕方が正しくなかったりして、大きく外れることがあります。そのため、この『確認』というプロセスは非常に大事なのです。
仮説を立てて、検証し、市場の答えを見に行く。
これは、もう完全に仕事のやり方です。
しかし、題材が炭酸ドリンクなので、読んでいて重くないというのも一つの魅力です。
Apfelschorleを自分で作って考えたこと
記事を読んで、私もApfelschorleを作ってみました。
りんごジュースを炭酸水で割るだけなので、すぐに試せます。強炭酸じゃないとダメらしいので、ドン・キホーテで強炭酸水を買ってきました。

飲んでみると、たしかに爽やかで美味しい。
ただ、私は「炭酸で割らなくてもいいかも」とも感じました。
読んだだけなら、「面白い記事だった」で終わっていたと思います。でも、実際に作ってみたからこそ、自分なりの感じ方や疑問が出てきました。
その疑問は「なぜ、日本では定番になっていないのか?」です。
日本で、果汁100%の定番ジュースといえば、リンゴ、オレンジ、グレープの3つです。しかし、コカ・コーラ社のファンタは、ファンタオレンジ、ファンタグレープをよく見かけるものの、アップルや青りんご味が期間限定で見かけたくらいです。
「なぜ、リンゴだけが炭酸ジュースとして日本で定着しないのか?」
AIに質問しながら、一緒に仮説を整理してみました。
もちろん厳密な市場調査ではありませんが、考えてみるといくつか理由がありそうです。
ファンタには甘いイメージがあり、アップルソーダでも「甘い」が期待値だが、ドイツではアップルソーダというより、”Apfelschorle”。甘すぎず、さっぱりしていて、夏にスポーツドリンク感覚で飲む。
炭酸は夏向け商品の印象が強いが、日本でリンゴは秋・冬のイメージ。
オレンジやグレープは酸味があるので炭酸と相性がよいが、リンゴは甘みが強く、酸味が穏やかなので、炭酸よりストレートジュースが定着している。
オレンジやブドウは香りが非常に強いが、リンゴは香りが繊細なので炭酸を加えると香りが飛びやすい。
自分で調べて、「へー」「へー」を連発していました🤣
深い記事は、自分の考えを広げたり、新しい気づきが得られます。
日常を少し面白くする思考法として
コンサル思考というと、少し硬く聞こえます。
しかし、なつめさんの記事を読むと、日常のちょっとした疑問や遊びを、面白く深めるための道具にもなるのだと感じました。
仕事の思考法を家庭にそのまま持ち込むと、失敗することもありますが、遊び心と一緒に持ち込むなら、日常は少し面白くなる。
水越なつめさんの記事は、そんなことを教えてくれる記事でした。
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