🎓総合型選抜で大学受験を考えている高校生へ ~大学教員と高校教員、両方の立場から伝えたいこと~
毎年、この時期になると、総合型選抜(旧AO入試)の相談を受ける機会が増えます。
実は私は現在、大学で准教授として勤務していますが、これまで21年間、高校で英語教員を務めてきました。
そして今でも週2回、系列高校で授業を担当しています。
高校での働き方としては非常勤に近いのですが、肩書は「教諭」。
つまり、大学准教授でありながら、高校教諭でもあるという、少し珍しい立場で高校生と向き合っています。😊
📚研究室を訪ねてきた高校3年生
先日、担当している高校3年生が、総合型選抜について相談したいと大学の私の研究室を訪ねてきました。
志望理由書やプレゼンテーションの準備を始めているとのこと。
そこで私が最初に伝えたのは、小手先のテクニックではありませんでした。
話したのは、たった3つの質問です。
🌍① 今、一番解決したい社会の課題は何?
まず最初に考えてほしいのは、
「あなたは何に心を動かされるのか。」
ということです。
環境問題でもいい。
教育格差でもいい。
地域活性化でもいい。
観光でも、医療でも、福祉でも構いません。
「ニュースで見て気になった」
「ボランティアで感じた」
「家族の経験から考えるようになった」
そんなきっかけでも十分です。
大切なのは、
自分自身が本気で解決したいと思える課題を見つけることです。
🏫② なぜ、その大学でなければならないの?
次に考えてほしいのは、
「その課題を解決するために、なぜ〇〇大学なのか。」
ということです。
パンフレットに書いてある内容を並べるだけでは伝わりません。
その大学だから学べる先生。
その大学だから参加できるプロジェクト。
その大学だから経験できるフィールドワーク。
自分の「やりたいこと」と大学の特色が結び付いた瞬間、
志望理由はぐっと説得力を増します。
🚀③ 卒業後、大学での学びをどのように社会へ還元したい?
最後は未来です。
大学はゴールではありません。
スタートです。
大学で学んだことを、
卒業後にどのような形で社会へ還元したいのか。
ここまで考えられている受験生は、とても強いです。
🧩3つを一本の線でつなげよう
私は生徒によく、
「3つを一本の線にしてごらん。」
と伝えます。
今、解決したい社会課題がある。
そのために、この大学で学ぶ必要がある。
卒業後は、その学びを社会へ還元したい。
この3つが一本のストーリーになると、
志望理由書もプレゼンテーションも、自然と一貫性が生まれます。
🎤プレゼン技術よりもコンテンツ
総合型選抜では、
「話し方が上手か」
「スライドがきれいか」
を気にする高校生も少なくありません。
もちろん、それらも大切です。
でも、それ以上に大切なのは、
話す中身(コンテンツ)です。
どれだけ流暢に話せても、
中身が薄ければ相手の心は動きません。
逆に、少し緊張していても、
「この人は本気で社会を良くしたいと思っている。」
そう伝われば、面接官の印象は大きく変わります。
🌱最後に
これは、所属大学の教員としての見解ではありません。
21年間高校で生徒を送り出し、現在は大学で学生を迎える立場になった一人の教育者として、全国で総合型選抜に挑戦する高校生へ贈る応援メッセージです。
志望理由書は、「合格するための作文」ではありません。
あなたが、どんな社会をつくりたいのかを語るストーリーです。
ぜひ、自分だけの一本の線を描いてください。
そのストーリーが、きっとあなたらしい総合型選抜につながるはずです。
応援しています!📣✨😊
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