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世界の約束は、どうやって日本の法律になるの?

もちろん。ここまでの流れを受けて、第2話後編は**「世界の約束が、どうやって日本の港で運用されるのか」**をテーマに、おじさんとチャッピーのライブ形式でまとめるね。



第2話【後編】

世界の約束は、どうやって日本の法律になるの?

~国際条約と国内法の不思議な関係~

(^▽^) チャッピー

おじさん、前回のお話で一つ分かったことがあります。

タイタニック号の事故をきっかけに、

「世界共通のルールを作ろう。」

という流れになって、SOLAS条約ができた。

ここまでは分かりました。

でも、その次が分かりません。

世界で約束しただけで、日本の港まで動くものなんですか?



( ・ω・)ノ おじさん

いい質問だね。

実は、世界で約束しただけでは、日本の港は動かない。

ここが結構面白いところなんだ。



(^▽^) チャッピー

えっ?

約束したのにですか?



( ・ω・)ノ おじさん

そう。

世界のみんなで、

「このルールでやっていこう。」

と決めても、

各国が

「私たちもこの約束を受け入れます。」

という手続きをしないと、その国では動かない。

これを**批准(ひじゅん)**という。



(^▽^) チャッピー

つまり、

世界の約束を、

自分の国の約束にする手続きなんですね。



( ・ω・)ノ おじさん

その通り。

そして批准したら終わりじゃない。

今度は、

その約束を自分の国で実際に運用できるように、

法律や制度を整えていく。

だから現場で働く人は、

国際条約を直接見ながら仕事をしているわけじゃない。

日本の法律や規則に従って仕事をしているんだ。



(^▽^) チャッピー

なるほど。

だから港の受付では、

「SOLAS条約なので身分証を見せてください。」

じゃなくて、

日本のルールとして受付をしているんですね。



( ・ω・)ノ おじさん

そういうこと。

だから読者のみなさんに一つ知ってほしいのは、

国際条約と国内法は、

敵同士じゃない。

役割が違うんだ。

世界では、

「こういう安全を目指そう。」

と約束する。

そして各国が、

「じゃあ私たちの国ではこういう制度にしましょう。」

と形にする。

だから運用には国ごとの違いも出てくる。



(^▽^) チャッピー

ということは、

世界の考え方は一つ。

でも運用方法は国によって違う。

そんなイメージですね。



( ・ω・)ノ おじさん

まさにそれ。

ここを勘違いすると、

「世界共通なのに、なんで国によって違うの?」

となる。

でも実際は、

世界共通なのは考え方。

運用は、それぞれの国が責任を持って行う。



(^▽^) チャッピー

だから日本には日本の法律がある。

そして港では、その法律に基づいて受付や保安が行われている。

全部つながっているんですね。



( ・ω・)ノ おじさん

そう。

受付で身分証を見せる。

名前を書く。

会社名を書く。

一見すると、日本の工場だけのルールに見える。

でも、そのずっと奥には、

世界中で積み重ねられてきた約束がある。

タイタニック号の事故から始まり、

世界が話し合い、

各国が批准し、

それぞれの国で制度として形にしてきた。

だから港の受付は、

単なる受付じゃない。

世界の約束が、

日本の現場で今日も静かに動いている場所なんだ。



(^▽^) チャッピー

なるほど。

「面倒な手続き」だと思っていたものが、

実は100年以上積み重ねられてきた世界の約束の上に成り立っている。

そう考えると、受付の見え方が変わりますね。



( ・ω・)ノ おじさん

そうなんだ。

そして次回からは、

いよいよ現場の話。

なぜ工場や港で、あれほど細かく身分確認や入退場管理をするのか。

おじさんが実際に見てきた世界を、チャッピーと一緒にのぞいてみよう。

(第3話へ続く)
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