寝たまま髪を洗う工夫
介護が始まるまで、ベッドに寝たまま髪を洗えるなんて思いもしませんでした。
母は普段、訪問入浴で髪を洗ってもらっていました。
ある日、訪問看護師さんが、
「今日は少し丁寧に洗ってみましょうか。」
と声をかけてくださり、ありがたくお願いすることにしました。
まず、介護ベッドのヘッドボードを外します。
「そこ、外れるんだ。」
思わずそう思いました。
ベッドを設置する時に、
「四方に人が入れるスペースがあると介護がしやすいですよ。」
と教えていただき、そのように配置していました。
母は寝たきりでしたが、昼間は少し体を起こしたり、胃瘻で栄養を入れる時も上半身を起こしていました。そのためか、少しずつ体が下がってしまいます。そのたびに、頭側から体を引き上げていました。
この日も、看護師さんはまず頭側のスペースに入りました。
次に、防水シートを敷きます。
その上に置いたのは、なんとオムツでした。
「えっ、オムツ?」
一瞬そう思いました。
でも、水をしっかり吸収してくれるので、なるほど、理にかなっています。
そして、園芸用のシャワーを付けた洗浄ボトルの出番です。
普段は陰部洗浄に使っているものですが、この日は髪を洗うためにも使われました。
介護には、思いがけない使い方があるものです。
手順を目で追いながら、次はわたしもやってみようと思っていました。
※洗浄ボトルについては、こちらの記事に書いています。
