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スマホを手放して、風を感じた日〜ご自愛は、特別なことじゃなかった

こんにちは。ピアノ講師、メンタルコーチの One Heart です。


2週間くらい前のこと。
突然、「空気のおいしいところに行きたい」と思い・・・。


なんとなく、心と身体が、「行こうよ」と言っているような気がして。


それで車に乗って、中央道をずっと走って・・・
都会の景色が少しずつ田舎道に変わっていくにつれて、
窓から入る風の匂いも、やわらかく変わっていく。


「なんか、いい感じ・・・」
と、まだ目的地にも着いていないのに、
すでに少しだけ呼吸が深くなっている自分に気づく。


°⌖꙳✧˖°


そして着いたのは、清里テラス。
リフトで標高1,900メートルの空へ、ゆっくりと運ばれていくあの時間。


空は広くて、風はゆるやかで、空気は、想像以上においしかった。



スマホを見ることも忘れて、ただ風に吹かれて、空をぼーっと眺めて。


「あぁ、なんだろう・・・これが“生きてる”ってことか・・・」
と、心の中からこんな言葉が浮かんできました。


清里テラスの頂上で、ゆっくり座ってドリンクを飲みながら、こんなことを思った。


どうしてこんなに、
「空気がおいしい」って感じるんだろう?


どうしてこんなに、
「ただ風に吹かれてるだけ」が心地いいんだろう?


大自然の中にいるから?
空が近いから?
リフトで高くまで上がったから?


・・・それもあるかもしれませんね。


でも本当は、もっと別の理由があるんじゃないかって思うんです。



わたしたちはふだん、当たり前のようにスマホを手にして、
SNSを見て、誰かの投稿に反応して、
気づかないうちに“外の世界”に気を取られてる。


やるべきことに追われたり、
「まだできてないこと」を数えたり、
誰かの発信を見て焦ったりして。


心がいつも、“オン”のまま。


まるで頭の中が、ずっと点滅してるような状態で。
休んでいるようで、実はまったく休めていない。


そんな毎日だからこそ・・・
何も考えず、誰とも比べず、
ただ自然の中に“いる”だけの時間が、こんなにも沁みるんじゃないかと思うんです。


そのときわたしは、
風の音しか聞こえない世界で、ようやく「自分の呼吸」に戻れた気がしました。


それってつまり・・・
どれだけ無意識のうちに、心が疲れていたのか・・・
ということかもしれません。



きっと多くの人が、一度は感じたことがあると思います。


「自然の中って、なんか落ち着く」
「森や山に行くと、頭がスッキリする」
「空を見上げるだけで、ちょっと元気になる」・・・って。


でも、なんでなんだろう?
ただ空気がきれいだから?
リフレッシュになるから?
癒されるから?


もちろん、それもあると思う。
だけど今回、清里で過ごした時間をとおして、わたしはこう感じたんです。


自然がわたしを癒したんじゃなくて、
自然の中で“自分に戻ることができた”から癒されたんだ、って。


°⌖꙳✧˖°


いつも何かを考えて、
誰かと比べて、
「もっと頑張らなきゃ」って自分をせかして。


そんな“外向き”の自分を一度オフにして、
「ただここにいるだけの自分」に戻れたから、
心の奥からじわ〜っと安心感が広がっていった。


風に吹かれているだけで、
「あぁ、今ってちゃんと呼吸してるな」って気づけたとき、
そこは評価も、競争も、承認欲求もない世界だった。


SNSで誰かのいいねを気にしたり、
スケジュールに追われたり、
“何かにならなきゃ”って思い続ける日常から、
そっと距離を置けたからこそ・・・


自然が教えてくれたのは、
「ただ在ること」の心地よさだったのかもしれません。


そして、たぶんわたしたちはそれを無意識のうちに知っているから、
ときどき「空気のおいしいところに行きたい」と思ったり、
「自然のある場所に逃げたくなる」んじゃないかと思う。


でもそれは逃げなんかじゃなくて、
「がんばり続ける自分を、ちゃんと戻してあげたい」っていう、
心の深いところからの、静かなSOSなのかもしれません。


わたしが清里で感じた癒しの正体は、
「自然」そのものというより、
自然をとおして“自分を取り戻す感覚”だったんだと思います。


°⌖꙳✧˖°


自然の中にいると、
五感がひらいていく感覚があります。


風の音に耳を澄ませたり、
樹々の匂いを感じたり、
葉の揺れをぼんやり眺めたり。


そうやって、ただ“そこに在る”ことに意識が向きはじめると、
普段どれだけ「考えること」や「評価されること」に縛られていたかに気づきます。


でも、それって実はとても自然なことなんですよね。


だって人間も自然の一部だから。
どれだけデジタルが進化しても、
わたしたちの心はやっぱり「風のやさしさ」や「光のあたたかさ」に癒される。


そしてそれは、“がんばらなくてもいい時間”とも言えるのかもしれません。


°⌖꙳✧˖°


“ご自愛”・・・それは、わたしが日々向き合い、
実践している在り方のひとつ。


丁寧な生活をしたり、
好きな香りを身にまとったり、
おいしいものを食べたり。


それもステキなご自愛のかたちだけれど、
自然に触れて、スマホを置いて、
ただ自分の“呼吸”に気づく時間をもつことも、
とてもシンプルで、本質的なご自愛なんだと思います。


自然とつながる時間は、
「自分の内側とつながる時間」でもある。


風に吹かれるだけで、
ちゃんと“自分に戻っている”という感覚。


そこには、誰の評価も、ノルマも、
「こうあるべき」も存在しない。


あるのは、
「わたしは今ここにいて、ちゃんと生きている」
という、静かな実感だけ。


だからたぶん、
わたしたちが“自然を求める”のは、
風景が美しいからだけじゃない。


本当は、自分に還りたいから。
外の世界に広がる景色より、
自分の中にある静けさを、もう一度思い出したいから。


そんなことを感じた梅雨の晴れた日の旅でした。


°⌖꙳✧˖°


・・・ところで、あなたにとって、
「心がほどける場所」はどこですか?


最後にスマホを見ずに、
“ただ空を眺めた時間”はいつだったでしょうか?


今この瞬間、
深呼吸したい気持ちがふと湧いてきたなら、
それはきっと、心からのメッセージかもしれません。


大きなことをする必要はなくて・・・。


遠くまで出かけなくても、
自然豊かな場所じゃなくても。


ベランダに出て空を見上げるだけでもいいし、
スマホを置いて、湯船にゆっくり浸かるだけでもいい。


あなたの“心が還ってくる場所”は、
案外すぐそばにあるかもしれません。


ただ、ひとつだけ。
ほんの数分でいいから、
「何者でもない自分」に戻る時間を、意識的に持ってみてほしいなと思います。


それは、何もしない時間じゃない。
“本当の自分に還る時間”です。


「しっかりする」より、「ゆるむ」こと。
「がんばる」より、「戻ってくる」こと。

その感覚を、わたしたちは思い出す必要があるのかもしれません。


どれだけ外の世界がにぎやかでも、
どれだけSNSが騒がしくても、
自分の呼吸に、風に、心に、
そっと意識を向けてみる。


その小さな選択が、
心を守る「ご自愛」のはじまりになります。


だから今この瞬間、
画面を閉じたあと、ぜひ一度深呼吸してみてね。


ゆっくりと吸って、
やさしく吐く。


そして「今、ちゃんとここにいる自分」を、
ほんの少しだけ、感じてみてくださいね。


忙しさの中に、ほんの一息の空を見つけられますように・・・。


°⌖꙳✧˖°


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