🌹キャンドルライトの夕べ──50代の卒恋(人生最後の恋)が灯す大人のデート
卒恋の夜、キャンドルライトに心ほどけて
「卒恋」——それは私が名づけた、人生最後の恋愛のこと。
人生最後の恋愛を終えたら、私はもう恋を卒業します!ということ。もう誰の事も愛さない。
50代の私は今、その卒恋の真っただ中にいる。
6年を越えて続く私たちの関係は、ドキドキする情熱よりも信頼と安らぎに満ちている。
最初の3年は、私の発達障害の特性も含め、彼がそれを受け止められるのか——お互いに慎重に歩み寄った。
そして今では、海外旅行の「卒業イベント」も共に終え、心地よい距離感で寄り添う日々が続いている。
老後資金はほぼゼロ。
彼はいまだ子供の教育費に追われていて、将来は質素な暮らしかもしれない。けれど、
老後の物質は慎ましくても、心の豊かさは減らないどころか、増えている。
その秘訣は——「現役で一番若い今」を全力で愉しむこと。

先日、彼に誘われてキャンドルライトのクラシックコンサートへ出かけた。初めて訪れた三越劇場。扉を開けた瞬間、薄暗い空間にゆらめく炎が、まるで時を巻き戻すように私を包み込む。大好きなバロック音楽に、クラシカルなキャンドルの灯りがよく似合う。
弦の音が金色の灯りの粒と混ざり合い、天井の装飾までもやさしく震わせていた。
その瞬間、私の心はキラキラと輝き、50代の恋はこんなにもロマンチックなのだと、胸の奥でそっと笑った。
愛する人と、自分が夢見た時間を過ごす。
——これが私の理想。
そして、その卒恋の相手は偶然ではなく、必然のタイミングで現れたと信じている。

出会いは、引き寄せ合うもの。
ただし、自分がその準備を整えていなければ、チャンスは素通りしてしまう。
「今の自分にちょうど良い」時期に、神様は引き合わせてくれる——それが、私の卒恋から得た確信だ。
50代を過ぎて気づいたのは、どんなことも自分の「好き」が現実を引き寄せているということ。
だからこそ、思考は大切だ。
たとえ、しんどい日があっても、前を向いていたい。疲れたら立ち止まってもいいし、横になって休めばいい。けれど、前を向くことだけは忘れてはならない。
人を恨んだり、妬んだりしてもいけない。
思考は現実を呼び寄せる——ダークな念は、不幸さえ引き寄せてしまう。
遥か昔、ある作家がこう言った。
「未来をつくるのは、今日の思考である。」
──ラルフ・ウォルドー・エマーソン
だから私は、卒恋の灯りを胸に、今日も明るい方を向いて歩いていく。
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