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税金のムダ:中間コスト比率ー数千億~兆円規模のムダの実態(COCOAの事例等)


このノートは、税金のムダ:中間コスト比率ー注目すべき5つの領域(AI分析)のサブである。

その中で、下記のような「ムダ」の潜在領域があることを示した。
繰り返しになるが、ここで「ムダ」とは必ずしも削減できる、という意味ではない。
トヨタ方式でいう「七つのムダ」のように、より付加価値の高い作業に転換できるリソース(カネも含むエネルギー)と解釈した方が良いだろう。

ここでは詳細は述べないが、他の AI とのセッションから、現在政府や企業が騒いでいる「労働者不足」も、このような「ムダ」を合理化すれば、100万人規模の人員を有効利用できると考えている。
(当然、1年程度では無理だろうが、闇雲に頭数だけの判断で外国人労働者に頼り、かえって社会コストを増加させるより、よほど税金のムダ使いが減るはずだ)

例えば、上記の例では

金額規模から見える「ムダ」の大きさ
第1位:レガシーシステム(約 2.8 兆円の R )
これが最大の「静かなるムダ」です。
毎年、防衛費の約半分に近い金額が、新しいサービスを作るためではなく、「古いプログラムを動かし続けるためだけ」に消えています。
これは、行政の ef(効率)を劇的に下げている最大の要因です。

第2位:大阪・関西万博(約 1,500 億円の R )
単発のプロジェクトとしては異例の摩擦係数です。
運営費が当初予定から約 1.5 倍に膨らんだ分(約 400 億円)の多くは、物価高以上に「複雑な調整コスト( R )」に含まれます。

第4位:マイナンバー対応(約 600 億円の R )
これは本来、システムが完成していれば「ゼロ」であるべきコストです。
設計ミス( Low ef )を「人海戦術(人件費= E )」でカバーしているため、蛇口から水が漏れ続けている状態に近いです。

AI応答より

これらは単純に削減できる「ムダ」というより、「機会損失を生んでいる」ムダと理解する方が適切だろう。

この「数兆円」があれば何ができるか?(価値 V への転換イメージ)
この分析の目的は、この散逸している R を V へ振り替えることです。
仮に、レガシーシステムの維持費( R )を半分にする( 1.4 兆円削減)だけで、以下のことが並行して可能です。
・大学の授業料無償化(年間約 0.5 兆円)
・全小中学校の給食費完全無償化(年間約 0.5 兆円)
・さらに 0.4 兆円を次世代AI研究への投資に回す

AI応答より

だいぶ「ムダ削減」の効果のイメージが感覚的につかめるのではないだろうか。

大問題だと思うのは、まだ政治家や官僚がこのことを本当に理解できているか怪しい点にある。
様々な情報を拾うと、少なくとも危機感だけは共有している気がするが、まだまだ足りないような気もする。
(なぜなら、国民に対してしっかりしたメッセージを発信できてないからだ)

例えば、冒頭の 5 つのムダの領域について言えば、
・「最大級のムダ」である IT レガシーをどう解体するか?
・「現在進行中」の万博やGXの不透明な中抜きをどう阻止するか?
・「身近な」マイナンバーや地方交付金の ef(効率)を現場から上げる方法は?

などの問いかけに対して、政治家が明確に答えられるかが重要な判定材料になるだろう。

もう少し深掘りする
問いかけ

省庁・自治体のレガシーシステム維持管理 について、どのようなものか、その具体的な説明と、なぜ(ムダ)と考えられるのか、解説して欲しい

AI の応答

「省庁・自治体のレガシーシステム維持管理」という巨大なブラックボックスについて、VEM(渦潮経済モデル)の視点から、その実態と「なぜそれが究極のムダ( R )なのか」を詳しく解説します。

日本の IT 予算の約 8 割が消えているとされるこの領域は、いわば「価値を生まない維持活動」の極致です。

1. 「維持管理」とは具体的に何をしているのか?
「システムを動かし続ける」という名目の下、実際には以下のような作業に莫大なエネルギー( E )が投入されています。

- ハードウェアの維持・レンタル(物理的 R):
数十年前のメインフレーム(汎用機)や古いサーバーの保守・電気代・設置スペース料。
すでに製造中止の部品を中古市場から探して交換するような「骨董品の維持」に近い作業も含まれます。

- 「COBOL」等の古い言語の保守(属人的 R ):
現代のエンジニアが扱えない古いプログラミング言語で書かれたコードを、それを知る高齢の技術者や、特定のベンダーに高額な単価で発注して修正させる。

- 法改正に伴う「ツギハギ」改修(構造的 R ):
税制や制度が変わるたび、スパゲッティ状態(複雑に絡まった)の旧システムに無理やり新機能を追加。この際、影響範囲が不明なため、膨大な「テスト作業」だけに数カ月と数億円が費やされます。

- 手作業を介したデータ連携( ef の欠如):
システム同士が繋がらないため、A システムのデータを人間がプリントアウトし、B システムに手入力する「人間インターフェース」の維持。

2. なぜこれが「ムダ( R )」と考えられるのか:VEM 的分析
VEM の方程式 V = ( E * ef * dir / R ) * k に当てはめると、その異常性が浮き彫りになります。

① 「現状維持」は価値( V )を生んでいない
VEM において、価値( V )とは「新しい利便性」や「コスト削減」を指します。
しかし、レガシー維持費のほとんどは、「昨日まで動いていたものを、明日も動かす」ためだけの費用です。

- 結論:
1 兆円かけても、国民の利便性は 1 ミリも向上しない。これは物理学で言う「摩擦熱( R )」としてエネルギーが消えている状態です。

② ベンダーロックインによる「価格競争の消失」

特定の古いシステムは、最初に作ったベンダーしか中身がわかりません(ブラックボックス化)。

- ムダの正体:
他社との比較( ef の競争)が働かないため、ベンダー側が提示する「言い値」で保守費を払い続けるしかありません。
これが、市場価格の数倍に膨れ上がる「中抜き・高単価」の温床です。

③ 「技術負債」という利子を払い続けている
古いシステムを使い続けることは、高利貸しから借金をしている状態に似ています。

- ムダの正体:
新しい技術( AI 、クラウド、自動化)を導入しようとしても、古いシステムが足かせ( R )となり、導入コストが通常の数倍に跳ね上がります。
この「機会損失」こそが、目に見えない最大のムダです。

④ 職員の「創造的エネルギー( E )」の破壊
行政職員が、本来の政策立案( dir の策定)ではなく、「システムが動かない」「エラーが出た」という苦情対応や、非効率な入力作業に時間を奪われています。

- ムダの正体:
優秀な人材という貴重なエネルギー( E )を、システムという「老朽化した機械の歯車」として消費してしまっています。

3. なぜこの「渦」を止められないのか?(根源的な理由)
COCOA と同じく、ここでも「退出コスト」が壁になっています。

1. 「止める」責任を誰も取りたくない:
万が一、システムを刷新して初日にトラブルが起きれば叩かれます。
それよりは「高い金を払ってでも、今のまま動かし続ける」方が、担当者にとっては安全(個人の R 回避)なのです。

2. 予算の単年度主義:
「 100 億円かけて今すぐ刷新すれば、来年から毎年 20 億円浮く」という中長期的な投資判断( dir )が、単年度の予算枠( E )の壁に阻まれて実行できません。

デコード:このムダを止めるための「 VEM 処方箋」
この 2.8 兆円のムダ( R )を解消し、加速度的に改革するには、以下のステップが必要です。

1. 「ガバメント・クラウド」への強制移行:
各省庁・自治体バラバラの「個別の渦(レガシー)」を解体し、国が用意した最新の共通基盤( ef )に強制的に載せ替える。

2. 「技術的負債の可視化」:
維持費のうち、どれだけが「古い仕様の維持」に消えているかをスコア化し、R が高いシステムは「強制終了(サンセット)」を宣言する。

3. 内製化による「ベンダー依存の脱却」:
行政側がシステムの構造を把握し( ef の獲得)、ベンダーに dir を握らせない体制を作る。

ナッジ:
この「レガシーシステム」の問題は、あなたの身近な場所(例:勤務先や、利用している公共サービス)でも、「なぜこんなに不便で時間がかかるのか?」という形で実感することがあるはずです。

もし、特定の行政サービス(例:確定申告、年金、福祉申請など)で「このシステム、レガシーではないか?」と感じるものがあれば、その「特定の渦」を個別に分析することも可能です。

どうだろう?
これが全てではないにせよ、『1 兆円かけても、国民の利便性は 1 ミリも向上しない』領域を放置していることが、いかに馬鹿げているか。

また、SNSや報道で、国債残高や税の増減、財政支出など、「マネーの量」に関する議論は盛んにされているが、いくらこの議論を続けても、ザルを放置したままでは、いくら市場に流すマネーの量を増やしても「ムダ」になる、ということがよく理解できるのではないだろうか。
政治経済の専門家がこのことに言及しないのが不思議でならない。

一応、政府は危機感を持ち始めているようだ。

問いかけ

このような動き(前述の対応)は政府内には起きてないのだろうか?

AIの応答

「かつてないほどの危機感を持って、国を挙げた大手術」が現在進行中です。

デジタル庁の創設( 2021年)は、まさにこの「 2.8 兆円のレガシーの渦( R )」を解体し、新しい循環( V )を作るための「司令塔」を設置したことを意味します。

政府内で起きている具体的な動きを、VEM モデルの変数をどう変えようとしているのかという視点で解説します。

1. 「ガバメント・クラウド」への統合( ef の共有化)
これまでは各省庁や全国 1,700 以上の自治体が、それぞれバラバラにシステム(小さな渦)を所有・運用していました。

- 動き:
これを Amazon( AWS )や Google( GCP )、国産クラウド等の「共通基盤(ガバメント・クラウド)」に順次移行させています。

- VEM的効果:
各自で「骨董品(レガシー)」を維持するコスト( R )を消滅させ、共通の最新インフラ( ef )をシェアすることで、維持費を大幅に削減しようとしています。

2. 自治体システムの「標準化・共通化」( R の強制排除)
2025 年度(令和 7 年度)を目標に、全国の自治体が使う主要な 20 業務(住民基本台帳、税、福祉など)のシステムを統一するプロジェクトが進んでいます。

- 動き:
これまでは「自分の街は特殊だから」という理由でカスタマイズ( R を増やす要因)が行われてきましたが、これを禁止し、「標準仕様」に合わせるよう強制しています。

- VEM 的効果: 1,700 通りの無駄なメンテナンス( R )を 1 つに集約し、浮いたエネルギー( E )を住民サービスに回す狙いです。

3. 「 2025 年の崖」への対策( dir の再定義)
経済産業省が提唱した言葉で、このままレガシーを放置すると 2025 年以降、最大 12 兆円/年の経済損失が発生するという警告です。

- 動き:
既存システムを捨てる( Scrap )ための予算や、新しいデジタル技術へ移行するための補助金が重点的に配分されています。

- VEM 的効果:
「維持することが正解」という古い道理( dir )を、「捨てることこそが正解」という新しい道理へ書き換えようとしています。

4. 法律そのものをデジタル前提に変える(アナログ規制撤廃)
- 動き:
約 1 万条文に及ぶ「目視」「実地監査」「定期検査」「書面掲示」といったアナログ規制を総点検し、一括で撤廃・改正する作業が進んでいます。

- VEM的効果:
システム( ef )だけを変えても、法律( R )がアナログを求めていればムダは消えません。
この「根源的な摩擦( R )」を法律レベルで削除しています。

しかし、なぜ「解決した」という実感がまだないのか?(現在進行形の苦戦)

現在、政府はこの巨大なレガシーと「白兵戦」を繰り広げており、以下の猛烈な抵抗( R )に直面しています。

1. ベンダーの抵抗( R2 :利権の漏出):
「 2.8 兆円の保守料」を失う IT ベンダー側にとって、標準化やクラウド化は利益を削る動きです。
そのため、移行コストを高く見積もる等の見えない抵抗が発生しています。

2. 人材の枯渇( E の不足):
レガシーを解体できる高度なエンジニアが圧倒的に不足しています。
デジタル庁自体も、民間から高額で人材を登用していますが、質・量ともにまだ足りていません。

3. 「 2025 年度末」という期限のプレッシャー:
全国一斉に移行しようとしているため、現在、ITベンダーのキャパシティがパンクしており、これが新たな「価格高騰( R )」を招いています。

VEMナビゲーターの結論
政府内では「構造改革の渦」は間違いなく起きています。
しかし、数十年にわたって堆積した「レガシーという沈殿物」が重すぎて、まだ加速( V の最大化)には至っていない、というのが冷徹な現状分析です。

今後は、この改革が「単なるシステムの入れ替え」で終わるのか、それとも「行政組織そのもののスリム化( E の再配分)」にまで踏み込めるのかが分水嶺となります。

ナッジ:
この「国を挙げた大手術( 2025 年度末までの標準化)」は、まさに今、あなたの住んでいる自治体でも舞台裏で激しく進められています。

「自分の街のデジタル化、本当に進んでいるの?」という視点で、特定の自治体の動きをVEMでチェックしてみますか?
あるいは、この「 2.8 兆円」の行方が今後どうなるかの予測を深掘りしますか?

本来なら、政治家は自信と責任をもって、このような「具体的な取り組み」と「それに伴う課題」をはっきりしたメッセージとして国民に訴え、共感を得るべきなのだが、それができてない。
一部の抵抗勢力に対抗する為には、このような「国民の共感」が力になるはずなのに、政治家が信頼を失っている状態では、それができない、というお粗末な状態なのだと想像する。

以上を念頭に置いた上で、税金のムダ:中間コスト比率ー注目すべき5つの領域(AI分析)に戻る。
つまり、これは現在進行中の「ムダ」の垂れ流しをどう阻止できるかという問題なのだ。

元のノートに戻る必要が無い方は、更に枝分かれ深掘りした分析もある。
冒頭の5つの「ムダ」のカテゴリの一つ、「地方創生DX交付金」だ。

国のDXとのダブりや、コンサルへの税金使用の価値が気にならないだろうか?
これについては、*別ノート(未)に纏める。



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