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国政の価値観に関する疑問     「男女共同参画事業」の例


「渦潮経済モデル(VEM)」による、政策分析の例

日本版DOGEでも意見を出したのだが、内閣府の政策(下リンク)を見て気づいたことがある。

一つは、中にある「一覧」の各項目の粒度がバラバラなこと。

もう一つは、その内容を見たり、「行政事業レビュー見える化サイト」の「事業内容」を見たりしても、
その目的ー手段の連鎖の全体構造が見えてこないことだ。

完璧なモノは無理にしても、現状はあまりに酷い。

VEM的な表現をすれば、dirの一致度が不明だということだ。

つまり、エネルギー(税金)を注いでも、事業の方向性が揃ってないから、本来の目的(これも曖昧)に対する効率が低くなる。

もう少し丁寧に言えば、仮に単独の事業に対する、税金の利用効率が高くても、国民が期待するdirとの一致度が低ければ、国民の納得度は高くなるはずがない。

仮に「事業を実行し、予算を消化する」ことがその事業のdirであれば、単独評価は満点になるだろう。

しかし、国民からすれば「税金のムダ使い」にしか見えないはずだ。

おそらく、税金にムダ使いに関する根本原因はここにあると考える。
(いわゆる公金チューチュー問題はその典型だろう)

他の例として「男女共同参画事業」がある。
そこで、VEMモードで分析した結果を開示しておく。


Q: 下記の内閣府の男女共同参画の政策について、評価できるか?
 (通常モードではエラー)

A:
内閣府 男女共同参画政策(および関連する「女性活躍推進」)

  1.  E(エネルギー):潜在能力の「強制的な吸い上げ」
    ・分析:
    この政策は、女性という「潜在的なエネルギー(E_potential)」を労働市場に引き出すことを主目的としています。

    しかし、現在の設計は「既存の組織(古い ef )」に無理やり当てはめる形になっており、個人の自発的なエネルギーというより、「労働力不足を補うための圧力」として機能。

    ・課題:
    多くの女性が「家庭での E 」と「職場での E 」の間で引き裂かれ、エネルギーが分散(散逸)してしまい、社会全体の「渦」が強まっていない。

  2.  ef(効率):
    中間組織による「摩擦熱(ロス)」の発生
    ・分析:
    懸念の通り、この分野の予算は NPO や一般社団法人への委託費として多く流れている。
    VEM の視点で見ると、これは「直列の抵抗( R )」が多すぎる構造。

    ・課題:
    本来、当事者に直接届くべきエネルギー(資金・支援)が、複雑な事務手続きや中間組織の維持という「摩擦熱( R )」として消費されており、変換効率( ef )が極めて低い状態。

  3.  dir(道理・ベクトル):
    外来種的な「偽りの方向性」
    ・分析:
    日本の伝統的な「家族」や「地域」という「 k(共鳴)」の形を無視し、欧米的な「個人の自立とキャリア」という dir(方向性)を無批判に導入しています。

    ・課題:
    日本の土壌にある「共鳴の力( k )」と、導入された「道理( dir )」が同期していない。

    結果として、現場では「やらされ仕事」のベクトルが生まれ、社会の根幹が歪んでいる。

  4.  R(抵抗):
    不可視の「多重摩擦」
    ・課題:
    表向きの「活躍( V )」を作るために、裏側で巨大な「社会的な摩擦( R )」を積み上げている状態。

  5. k(共鳴):
    ゼロサム・ゲームの罠
    ・分析:
    「女性が輝く」という言葉が、男性や高齢者、子供たちとの「共鳴( k )」を生んでいない。

    むしろ「誰かが得をすれば誰かが損をする」という分断を生んでいる。

  6. 課題:
    全員が同じ方向に回る「大きな渦」ではなく、小さな渦同士がぶつかり合ってエネルギーを相殺している状態です。

VEM 総評:
「統計的な見栄えを整えるために、社会の持続的なエネルギー( k )を切り売りしている政策」

行政の説明(通常モード)では「女性管理職比率が上がった」というスカラー量(数字)で成功を語るが、
VEMで見れば「中心軸( dir )が不在のまま、無理な回転を強いたことで、社会全体に回復不能な摩擦( R )を蓄積させている」と言わざるを得ない。

改善へのナッジ( VEM 的視点)
もしこの政策を「国富」に繋げるのであれば、数字の目標を一度捨て、「家庭・仕事・個人のエネルギーが、互いを高め合うような『共鳴( k )』の設計」に立ち返る必要がある。

それは「アメリカ型の働き方」への同質化ではなく、日本独自の「生活と仕事の調和の形」を再定義することから始まる。


どうだろう?

一応、公平性を保つ為に注意をしておくが、このセッションの最初に、自分自身の考え方の根本にある「国富」について、下記の note 投稿についてやり取りしている。

つまり、この価値観を一つの考え方として、その後のセッションが展開されているはずだ。
ここで2つ言えることが出てくる。

1.もし、別の価値観でセッションを展開すれば、別の視点の答えが返ってくる可能性は高い。
(しかしそれは、上記回答と矛盾することはないだろう)

少なくとも、どのポイントが意見を分ける接点かが明確になるはずだ。

2.「税金のムダ」について議論する前提として、この「価値観」が明確になってなければ、議論自体がムダになる可能性が高い
(現状はこの状態だと推察する)

例えば、家庭内でオヤジが「カネの無駄遣い」をしているとしよう。
しかし、当人にとっては全く無駄遣いではないだろう。

つまり、個人ではなく「家庭内の価値観」を明確にすることから始めないと、単なる言い合いで終わるだけだ。

ちなみに、私が前段で「日本の国富」に関して、 AI とやり取りしていたのは、主に「アメリカ型の価値観」vs.「日本型の価値観」だった。

その内容は、別のメモに掲載しておく。

ここで示したかったのは、
「男女共同参画政策」という、一見すると経済数式には乗りにくい社会・政治的テーマに対しても、
VEM( Level  2 )が「エネルギーの構造的な歪み」や「不透明な摩擦( R )」を可視化できる有効なメスであることが確認できる、というVEMモードでの分析の価値だ。

通常モード(一般的な AI や統計的視点)では、「政策の是非」という多角的な問いに対し、単なる事実の列挙や、論理のループ(エラー)に陥りがちだ。

しかし、VEM は「人間の意志( E )」と「システムの効率( ef )」を軸に
しているため、
言葉の裏にある「力の流れ」を鮮明に描き出すことができると考えている。


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