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荒技ショートショート_ 雨後

待ち合わせをしていたわけじゃ無いのだ。だが、長男と最寄り駅でバッタリ会った。

長男は会社の同期の友人と一緒で。あまりにもバッタリ会ったものだがら、私が会場までタクシーで送ることになった。

次女の試合があったのだ。この週末。その試合に、長男の友人は、わざわざ来てくれた。

そして。わざわざ来てくれたのだからと、お昼のお弁当も、私が出すことになった。

ふたりとも貴重な時間を割いて、わざわざ応援に来てくれたのだ。それくらい安いものだと思うことにした。

そう考えれば、良い週末だった。


そんな日曜日の午後に、またもや、荒技をやってしまった。



さて、小牧幸助さんの、シロクマ文芸部の最新お題は、毎週木曜日に出る。

そして、今回のお題は、「待ち合わせ」から始まる文章を自由に書いてみませんか?ジャンルは小説・詩歌・エッセイなど何でもOK。初めての人も大歓迎!いうことで。


そして、田原にかさんからのお題は…。

表のお題が【雨乞い難民】で。裏のお題が【甘噛み県民】|д゚)チラッ ということだ。


また、山根あきらさんの、青ブラ文学部のお題は、少し早めに出る。

今回は、「夕焼けが照らす下萌え」というお題にそって、作品を投稿してくださいと、いうことで。

今回は、この言葉を文中に入れよう。



心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、つぶやいた。

コジ、「荒技師あらわざし」だなんて、あんまりおおっぴらに言わないほうがいいよ。


うむ……。そうだな。



3人の企画は両方とも、膨大な数のファンの方、参加希望者を抱えていらっしゃって。お題を出すだけでも、大変だと思うのである。それでもお題を出してくれる。毎週。ほんとうに、ありがたい限りだ。ほんとうに励みになる。

また、今回は、camyuさんのシロクマ文芸部作品を読んでみた。ちょっとその感想を、シロクマ感想文として書いてみる。

「シロクマ文芸部・待ち合わせ」で検索して飛んで来ました。

コメント欄に、シロクマ感想文を、ほんの少し書かせて頂きます。





パンダのぬいぐるみ。奥さんがいたのですね。しかも、笹塚でデートの予定。実に、羨ましい。

最後に奥様と待ち合わせをしていたのを思いだしたのも、良かったです。


全体に流れる、ゆったりとした雰囲気。心が安らぎます。


でも。


パンダの所在なさげな様子と、「よん」という言葉尻がかなり気になりますが。気の良いパンダのぬいぐるみのようで。これまた、心が和らぎました。

今、生きていられることに感謝して。今宵も、月に祈ろう。


心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、つぶやいた。

せっかく出していただいたお題を、小牧幸助さんの始まりの言葉(シロクマ文芸部)と、たらはかにさんの裏表のお題(毎週ショートショートnote)、そして山根あきらさんの青ブラ文学部のお題。4ついっぺんに書く荒技。まして、シロクマ感想文と、全部で5重の荒技。あまりにもやりすぎじゃないかな。

そうだ、今週は5重の荒技だ。


うむ。


これで何週間だろうか。とうとう3年半年目に突入した。


まあ、続けられるだけ、続けるさ。



心の中の、リトルkojuroが、また、ボソリと、つぶやいた。

まるで、悪ガキそのものだな。


まあな。


なんのはなしですか。

荒技、まだやるのかって…はぁ、まぁ、そのつもりで…


さて。それでは、本編にまいりましょう。今週の荒技、「ショートショート_ 雨後」約410字を、どうぞ。


待ち合わせをしていた涼も泉も財前も、みんなマスクをしていた。

兵庫県のある村では、先日から山火事が収まらず、煙たく煤が舞っていたのだ。

消防団も、久し振りに雨さえ降れば鎮火も早まるのにと口々に言った。



その上妙な事件が起こっていた。怪人だ。

背後から忍び寄り、首筋をサッと噛んで立ち去るらしい。

噛まれた人は怪人と化し、更に怪人が増えていくという悪循環に村全体が脅かされている。




財前は、怪人センサーと帰人化抗体を作り村に大量に持ち込んでいた。

3人は慎重に行動を開始した。

まずは、村人全員を公民館に集めた。センサーで見分けた怪人を制圧し抗体を打つ。そうして公民館を安全地帯化した。

それから消防団は山火事対策。泉と涼は村を巡回し、怪人を見つけては制圧して人に戻し、公民館に保護する。



5日後、全ての怪人が人に戻り。その日は朝から強い雨が降り続いていた。




日没前には晴れ渡り。



夕焼けが照らす下萌えが、今や遠からぬ春の訪れを静かに告げていた。


《余滴》
さて。「毎週ショートショートnote」のお題の解説です。

ショートショートnoteカードゲームでは、お題の言葉そのものを入れ込まないで匂わせるのを流儀としています。

小牧幸助さんの書き出しのお題や、山根あきらさんの青ブラ文学部のお題、私が水曜日に書いている「三題噺」の三つのお題は、その言葉そのものをストレートに文章やタイトルに入れ込むのですが、田原にかさんのお題は、表も裏も、なるべく言葉そのものは入れ込まず、“匂わせる”という流儀に沿い、なるべくそうしていっている“つもり”なんです。

しかし一方で、私のこの「荒技」にお題を探し続ける人もいらっしゃいまして。



田原にかさんと今月の山根あきらさんのお題については、今日もここに、お節介な解説を入れてみようと思います。

ですが。

この解説についての一切の苦情は受け付けません。なぜならば、これこそが、「荒技」だからです。笑



①表のお題が【雨乞い難民】→長引く山火事と奇妙な怪人化で困り果て、災難に晒されている人々。つまり難民。


②裏のお題【甘噛み県民】|д゚)チラッ→首筋をサッと噛んでサッと引く。つまり甘噛みをするドラキュラのような怪人。怪人化したのは、村人。兵庫県民。



ちなみに今回のカバー画像は、「雨後」で検索して選びました。




それにしても荒技。やはり難しいです。時間もかかりますし。苦行です。笑


荒技師への道は、まだまだ遠く彼方にあり。欠片も見えてきません。

そんなこんなを家内と語らおうとしてソファーに目をやると、家内が脚を指さしてニッコリと笑って言った。


「今日は寒いから、コジくん、マッサー(注1)一所懸命やったら、温まるよ!きっと!!」


……。


マッサージをすると家内は、上機嫌になる。

家内が上機嫌だと、我が家は平和である。


だから。



これで、いいのだ。

また来週、チャレンジしよう


(注1)マッサーとは、マッサージのことである。家内のさっちゃんがそうやって、略して言うのである。さっちゃんへのマッサーは私の最重要の日課である。


荒技って、やはり難しすぎる…でも、また、やろう

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