荒技ショートショート_ 茜空
自由帳は自由に何にでも使って良いはずなので、絵を描いたりしていたような気がする。
雨の日などは五目並べをしたりした。さらに高学年になるにつれて、ボールペンで罫線を書いて。将棋盤にして、遊んでいる友人もいた。
私は、何をしていたろうか。
絵を描くというよりも、落書きをしていたような気もするが。
どちらかというと休み時間も放課後も、グラウンドで相撲か野球、サッカーなどをしていたような気もする。
自由帳は自由だったが。
自由帳には収まらないほど自由奔放に遊んでいたような気がするが。
ほとんど、自由帳に何を書いたかの記憶が無い。
そんな日曜日の夕方に、またもや、荒技をやってしまった。
さて、小牧幸助さんの、シロクマ文芸部の最新お題は、毎週木曜日に出る。
「自由帳」からはじめるnoteを自由に書いてみませんか?
ジャンルは小説・詩歌・エッセイなど何でもOK。はじめてnoteを書く人も自己紹介の代わりとしてお気軽に!と、いうことで。
そして、田原にかさんからのお題は…。
お題が【作家ワールドカップ】ということで。
また、山根あきらさんの、青ブラ文学部のお題は…。
今回のお題は今回のお題は、「黙っているのは嘘つきと同じよ」です❗とのことで。
今回は、これをある人物の言葉として使ってみよう。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
コジ、「荒技師」だなんて、あんまりおおっぴらに言わないほうがいいよ。
うむ……。そうだな。
3人の企画は両方とも、膨大な数のファンの方、参加希望者を抱えていらっしゃって。お題を出すだけでも、大変だと思うのである。それでもお題を出してくれる。毎週。ほんとうに、ありがたい限りだ。ほんとうに励みになる。
また、今回は、たまごまるさんのシロクマ文芸部作品を読んでみた。ちょっとその感想を、シロクマ感想文として書いてみる。
お久し振りです。「シロクマ文芸部・自由帳」で検索して飛んで来ました。
コメント欄に、シロクマ感想文を、ほんの少し書かせて頂きます。
もう一歩のところで…。
なんだか、はめられたような感じですね。
世界一のアイドル。
崖っぷちから、さて、這い上がれるのかどうか。
自由帳さえ見に帰らなかったら。歩夢の誘いを素直に受けていたら…。
でも。
それじゃあ、世界一のアイドルを目指していたことは、思い出せていないのでしょうね。
運命的な過去の決意に辿り着いたことが寧ろ足かせになってしまったとは…。知ってしまったからこそ、まさに、崖っぷちですね。
人生崖っぷち。
すべてはこれからですよ。
今、生きていられることに感謝して。今宵も、月に祈ろう。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
せっかく出していただいたお題を、小牧幸助さんの始まりの言葉(シロクマ文芸部)と、たらはかにさんの表のお題(毎週ショートショートnote)、そして山根あきらさんの青ブラ文学部ののお題。3ついっぺんに書く荒技。まして、シロクマ感想文と、全部で4重の荒技。あまりにもやりすぎじゃないかな。
そうだ、今週は4重の荒技だ。
うむ。
これで何週間だろうか。とうとう3年8ヶ月に突入した。
まあ、続けられるだけ、続けるさ。
心の中の、リトルkojuroが、また、ボソリと、呟いた。
まるで、悪ガキそのものだな。
まあな。
なんのはなしですか。

さて。それでは、本編にまいりましょう。今週の荒技、「ショートショート_ 茜空」約410字を、どうぞ。

自由帳を引っ張り出し、寝転んで眺めていた泉は、ふと涼と自分との違いに思い至った。
涼の表の顔は、売れっ子の漫画家である。いくつも賞をとり連載を複数抱えている。さらに、エージェントとして日夜巨悪と戦っている。
スーパーマンだ。
学生時代、涼と同じ文芸部で。いくつかの文学賞の一次選考は通ったものの何ら受賞してはいない。
密かにnoteに投稿し。創作大賞にもエントリーする。
カクヨム、TALESなどの企画にも投稿し続けているが、何の手応えも無い。
巨悪と戦う相棒同士が、違いすぎる。
寧ろ英語の方が堪能なのだから、日本から出て海外の文学賞にエントリーしてみようかなどと調べてみたりする。
世界で評価されるような場であれば、ひょっとしたら…などと夢想するのである。
だが涼には、そんなことは今まで一度も吐露できていない。
起き上がりカーテンを開けると、台風一過の濃い茜空が目に染みた。
「黙っているのは嘘つきと同じよ」と、つい、自分に語りかけた。

《余滴》
さて。今週の荒技の解説です。特に、「毎週ショートショートnote」のお題の。
ショートショートnoteカードゲームでは、お題の言葉そのものを入れ込まないで匂わせるのを流儀としています。
私としては。
小牧幸助さんの書き出しのお題や、山根あきらさんの青ブラ文学部のお題、私が水曜日に書いている「三題噺」の三つのお題は、その言葉そのものをストレートに文章やタイトルに入れ込むのですが、田原にかさんのお題は、なるべく言葉そのものは入れ込まず、“匂わせる”という流儀に沿い、なるべくそうしていっている“つもり”なんです。
しかし一方で、私のこの「荒技」にお題を探し続ける人もいらっしゃいまして。
田原にかさんのお題については、お節介な解説を入れてみようと思います。
ですが。
この解説についての一切の苦情は受け付けません。なぜならば、これこそが、「荒技」だからです。笑
◆お題【作家ワールドカップ】の匂わせ度について→
今回は珍しく泉が主人公です。もう記憶の彼方に飛んでしまっていますが、涼は漫画家として成功し多くの賞を受賞しています。一方の泉は、小説を書き続けているものの、文学賞の一次選考を通る程度でまだ何も手にしていません。
隙間時間を使い、noteや創作大賞、カクヨムやTALESなどへ挑戦し続けていますが、確かな手応えも結果も、まだ得られていない。
「作家ワールドカップ」というお題を見た時、真っ先に思い浮かんだのは、世界を舞台に挑戦するという発想でした。海外の文学賞に挑戦したらどうだろう。世界なら評価されるかもしれない。
そんな、誰にも言えない小さな夢を、泉の胸の内として描いてみました。
また今回は、今上映中の映画『スーパーガール』への、私なりの小さなオマージュも込めています。
涼は私の中ではスーパーマンのような存在です。そして泉は、その隣で共に戦い続ける立派な相棒的存在。
泉は強い自分を持っています。いつか壁を破り、自分自身の空へ飛び立とうとする「スーパーガール」として描いてみたつもりです。その希望を、最後に台風一過の濃い茜空にしました。
解説はここまでです。
何ですと?
そんなことまで考えて書いていたのかって?
もちろんです。
……半分くらいは、後からのコジつけです。コジだけに。笑
ちなみに今回のカバー画像は、「茜空」で検索して選びました。
それにしても荒技。やはり難しいです。時間もかかりますし。苦行です。笑
荒技師への道は、まだまだ遠く彼方にあり。欠片も見えてきません。
そんなこんなを家内と語らおうとしてソファーに目をやると、家内が脚を指さしてニッコリと笑っていた。
「コジくん、noteなんてやらないで、マッサー(注1)してね!」
「…」
マッサージをすると、家内は上機嫌である。
家内が上機嫌だと、我が家は平和である。
だから。
これで、いいのだ。

(注1)マッサーとは、マッサージのことである。家内のさっちゃんがそうやって、略して言うのである。さっちゃんへのマッサーは私の最重要の日課である。

