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荒技ショートショート_ 虹

雨宿りをした覚え。結構前まで遡る。

最近の天気予報は当たるし。毎朝天気予報は見る。そして傘は、折りたたみ傘を毎日必ず持って出る。

何年か前に、街中で営業中にゲリラ豪雨に遭遇した。

その時、ビルの中に入って雨宿りをした。



なかなか止まなくて。

結局は雨の中を客先に行くと、こう言われた。

「コジさんが来る日は、だいたい雨だよ。誰も来ない。だからすぐに名前も覚えたし。仲良くなった」



狙っていたわけではないが。知らず知らずの間に、“雨男”として知れ渡っていた。

あの頃は、雨に助けられた。


営業は、雨宿りしてでも行くべし。



そんな日曜日の夕方に、またもや、荒技をやってしまった。


さて、小牧幸助さんの、シロクマ文芸部の最新お題は、毎週木曜日に出る。

そして、今回のお題は、「雨宿り」からはじめるnoteを自由に書いてみませんか?

ジャンルは小説・詩歌・エッセイなど何でもOK。はじめてnoteを書く人も自己紹介の代わりとしてお気軽に!ということで。

そして、田原にかさんからのお題は…。

お題が【梅雨占い】ということで。


また、山根あきらさんの、青ブラ文学部のお題は…。


今回は表のお題が「森の静寂に蝶の夢」で。裏のお題が「モダンレトロ」、と  のことで。


今回は、これを文中で使ってみよう。



心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、つぶやいた。

コジ、「荒技師あらわざし」だなんて、あんまりおおっぴらに言わないほうがいいよ。


うむ……。そうだな。



3人の企画は両方とも、膨大な数のファンの方、参加希望者を抱えていらっしゃって。お題を出すだけでも、大変だと思うのである。それでもお題を出してくれる。毎週。ほんとうに、ありがたい限りだ。ほんとうに励みになる。

また、今回は、雨乃ジャックさんのシロクマ文芸部作品を読んでみた。ちょっとその感想を、シロクマ感想文として書いてみる。

「シロクマ文芸部・雨宿り」で検索して飛んで来ました。

コメント欄に、シロクマ感想文を、ほんの少し書かせて頂きます。




昔々、学生時代。誰も出ない6限の終わりに。夕暮れ道を歩いていて、猫にすり寄られたことがありました。

きっとお腹が空いていたかどうかと思いますが。何人かの友人も居た中で私を選んで寄ってきた猫。邪険にしてしまい、可哀想なことをしましたが。

あの白い猫を思い出しました。


フランス映画好きはわかりますが、スナック菓子に似たキャットフード好きは、ちょっと変わっているけれど。

きっと色黒なのでしょうね。

新入社員のノアル君、頑張ってほしいものです。

今、生きていられることに感謝して。今宵も、月に祈ろう。


心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、つぶやいた。

せっかく出していただいたお題を、小牧幸助さんの始まりの言葉(シロクマ文芸部)と、たらはかにさんの表のお題(毎週ショートショートnote)、そして山根あきらさんの青ブラ文学部の裏表のお題。4ついっぺんに書く荒技。まして、シロクマ感想文と、全部で5重の荒技。あまりにもやりすぎじゃないかな。

そうだ、今週は5重の荒技だ。


うむ。


これで何週間だろうか。とうとう3年8ヶ月に突入した。


まあ、続けられるだけ、続けるさ。



心の中の、リトルkojuroが、また、ボソリと、つぶやいた。

まるで、悪ガキそのものだな。


まあな。


なんのはなしですか。

荒技…はぁ、まぁ、来週もやらせてもらおうと…はぁ…


さて。それでは、本編にまいりましょう。今週の荒技、「ショートショート_ 極秘」約410字を、どうぞ。


雨宿りをしつつ考えた。

ゲリラ豪雨がこれほど頻繁に降るのだ。地球環境は、空気の流れも海流も、人類に大きく変えられてきているのだろうと。



45億年の地球の歴史の中で比較的温暖で気候が安定しているのは、ここ約1万年の完新世間氷期かんしんせいかんぴょうきくらいだ。

むしろ地球の歴史を振り返ると、圧倒的に寒冷な氷期ひょうきが長く約90%だと言われている。




「我々はたまたま束の間の温暖な時代に生まれ謳歌しているに過ぎないのに…」




財前の専攻は地球物理ではないが。

平和を守るという観点では、地球規模の環境保全も最重要のテーマであり。研究所でも継続的な探求を怠らない。



財前の開発する数多の装置は最新鋭だが。巨悪を一掃するにはなかなか至らない。

方や日々の生活にまつわる地道な環境保全は、言わばモダンレトロである。




財前は独り言ちた。


「森の静寂の蝶の夢だな」





バタフライエフェクトは、決して絵空事ではないと信じている。






気付くと雨は上がり。

空に虹が架かっていた。




「明日はきっと、晴れる」



《余滴》
さて。今週の荒技の解説です。特に、「毎週ショートショートnote」のお題の。

ショートショートnoteカードゲームでは、お題の言葉そのものを入れ込まないで匂わせるのを流儀としています。

私としては。

小牧幸助さんの書き出しのお題や、山根あきらさんの青ブラ文学部のお題、私が水曜日に書いている「三題噺」の三つのお題は、その言葉そのものをストレートに文章やタイトルに入れ込むのですが、田原にかさんのお題は、なるべく言葉そのものは入れ込まず、“匂わせる”という流儀に沿い、なるべくそうしていっている“つもり”なんです。

しかし一方で、私のこの「荒技」にお題を探し続ける人もいらっしゃいまして。



田原にかさんのお題については、お節介な解説を入れてみようと思います。

ですが。

この解説についての一切の苦情は受け付けません。なぜならば、これこそが、「荒技」だからです。笑



◆お題【梅雨占い】の匂わせ度について→
   財前は、地球の平和とは決して悪と戦うことだけだとは思っていない人物です。例えば人類が駆使する化学も科学も物理学も。地球にとっては大きな傷になることすらある。その危険性を常に観察し、未来を占うことを怠りません。涼も泉も、財前のような科学者ではありませんが、同志です。
  一人一人の力は弱くとも。それが必ず未来を創ることに繋がると信じています。
  雨のあがった梅雨空を見上げ、財前は来るべき未来を占ったのです。虹を見つけ、そして、心新たに希望を胸にして研究所へと足を向かわせるのでした。



◆山根あきらさんの表のお題= 「森の静寂に蝶の夢」について。
  研究所は、それぞれの研究者が黙々とタスクを乗り越えていくという意味では静寂の森です。しかし、バタフライエフェクトを起こそうと奮闘する同志達の思いは、きっと世界に夜明けをもたらすだろうと財前達は信じているのです。

◆ 山根あきらさんの裏のお題= 「モダンレトロ」について。
   環境破壊という言葉ほど、モダンレトロな言葉は無いのだと私は感じています。子供の頃は、人類は生きているだけで地球環境を汚し破壊しているのではなかろうかと思ったりしたほどです。
   しかしそれは極端な思想で。希望を持って生きることに徹すれば、人類も捨てたものではなかろうと思ったりしています。一縷の望みであろうが、蝶の夢であろうが、信じて前に進む。そこにこそ、未来への虹の架け橋が架かるのだろうと思うのです。



解説はここまでです。


何ですと?わからない?理解できない?しっくり来ない?

当然です。全部“荒技”ですから。笑



ちなみに今回のカバー画像は、「虹」で検索して選びました。





それにしても荒技。やはり難しいです。時間もかかりますし。苦行です。笑


荒技師への道は、まだまだ遠く彼方にあり。欠片も見えてきません。

そんなこんなを家内と語らおうとしてソファーに目をやると、家内が脚を指さしてニッコリと笑っていた。

「コジくん、昼間、サッカー観て楽しんでたよね?夜はマッサー(注1)やって、癒してね。私を」

「…」


マッサージをすると、家内は上機嫌である。


家内が上機嫌だと、我が家は平和である。


だから。



これで、いいのだ。

また来週、荒技チャレンジだな…


(注1)マッサーとは、マッサージのことである。家内のさっちゃんがそうやって、略して言うのである。さっちゃんへのマッサーは私の最重要の日課である。


荒技チャレンジって、いつまでやっても上達しないって、話

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