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【ポルトガル生活】ポルト中心部で夫婦2人暮らし。生活費と部屋の中身のリアル

ポルトに引っ越して2か月が経ちました。

「旅行」ではなく「暮らし」のリズムが、少しずつ定着してきた感覚があります。

今回は、ポルト中心部で夫婦2人が暮らした11月の家計簿を公開します。
1€=165円以下で渡航したはずが、気づけば180円を突破。
そのリアルな数字を、包み隠さず書き残しておきます。

私たちがどんな経緯でポルトガルに来て、普段どんな生活をしながら何を考えているのかについては、こちらの記事にまとめています。よろしければ合わせてご覧ください。

※家計簿のレートは、目安として 1€=180円で計算しています。
※本記事のメインコンテンツはすべて無料でお読みいただけます。記事末尾には、少し踏み込んだ「部屋の詳細」や「家計管理の考え方」を有料エリア(¥300)としてご用意しました。もしご興味があれば、そちらもお付き合いいただけると嬉しいです。

この記事で分かること

  • 住んでいる部屋のスペックと選んだ理由

  • お金まわりのインフラ(Wise / Revolut / スーパーのアプリ)

  • 家賃+生活費の総額と内訳

  • レシートから見るポルトの物価



「住んでいる環境」の話

お金の話をする前に、「どういう生活レベルでその金額なのか」という前提からお話しします。ここがズレると、高いか安いかの感覚が変わってしまうので、最初に部屋の条件を書いておきます。

■ 実際に住んでいる部屋のスペック
私たちは現在、ポルトの中心部(主要な観光スポットがほぼ徒歩圏内)にあるStudioタイプの部屋に住んでいます。

  • 広さ:約75㎡ロフト付き

  • 場所:ポルト中心部

  • 設備:家具・家電・リネン類フル装備

間取りは、大きな窓が並ぶリビングダイニングに、ロフトのベッドエリアがある構造です。日本の感覚で言うと、「おしゃれなAirbnbにそのまま住み着いている」イメージが一番近いかもしれません。

■ 75㎡ロフト付き・フル装備の部屋の中身
具体的な部屋のスペックはこんな感じです。日本でよくある「家具なし物件」とは違い、スーツケースひとつで生活が始められるレベルのフル装備でした。

▼ 家具
・140m幅のマットレス×2(ダブルベッド相当)
・ソファベッド(クッション付き)
・大型ガラストップのダイニングテーブル
・白い椅子×5
・高さ調整できるカウンターチェア×2
・カーペット、デスク(PC作業・勉強用)、本棚、テレビボード など

▼ 家電
・大型冷蔵冷凍庫
・電子レンジ
・2口のIHコンロ(ガラストップ)
・洗濯乾燥機
・インターネットBox付きテレビ

▼ キッチン備品・リネン・安全用品など
・鍋、フライパン、サラダボウル
・食器(プレート、ボウル、マグなど)、カトラリー一式、ワイングラス
・まな板、水切りラック、調理道具
・掛け布団、枕、シーツ、タオル類
・アイロン、アイロン台
・消火器、救急箱、防炎ブランケットなどの安全用品
・クッション、ブランケット、観葉植物、ランプ、キャンドルなどのインテリア小物


■ この部屋を選んだ「3つの理由」
家賃はそこまで安くありませんが、それでもこの部屋を選んだのには、明確な理由がいくつかあります。

  1. 観光地ど真ん中で暮らしてみたかった
    どうせ住むなら、市場や観光地に近い環境が良いと思いました。毎日素敵な景色が見られて、少し家の周りを散歩するだけでも心が満たされる。そうした日常の充実度も含めて考えると、「観光地で暮らす」ほうがトータルコスト(精神的な満足度)で見れば、むしろ良いのではという判断でした。周囲には高級ホテルや観光客が多いゾーンでもあるので、今のところ治安面で不安を感じたこともありません。

  2. どこへでも行きやすい(空港まで約45分)
    ポルト滞在中に、他のヨーロッパ諸国へもたくさん旅行に行く予定です。そのため、空港まで電車で45分ほどで行けるアクセスの良さも、部屋選びの重要なポイントでした。駅も徒歩圏内にあります。

  3. ゲストが泊まれる広さと設備
    日本から友人や弟が遊びに来る予定があったので、「ゲストが泊まれること」も条件の1つでした。ロフトのメインベッド以外にも、壁に埋め込まれた折りたたみ式ベッドやソファベッドがあり、複数人が寝られる仕様になっています(オーナーさんからも宿泊OKの許可をいただいています)。


ポルト暮らしを支える「お金まわり」とインフラ

この章では、ポルトでのスーパー選びや決済手段、通信環境など、かなり実務寄りの話を書いています。実際にポルトガルに長期滞在したい人や、同じように暮らしてみたい人向けの内容なので、「ざっくり生活費のイメージだけ知れれば十分」という方は、この章は読み飛ばしていただいても大丈夫です。一方で、「どういう仕組みでお金を使っているのか」「どのサービスを組み合わせると暮らしやすいのか」といった部分まで知りたい方には、少し参考になるかもしれません。

ここからは、ポルトで暮らすうえで欠かせない

  • どこで買い物をしているか

  • どうやって支払っているか

  • どんな通信環境で暮らしているか
    といった、生活インフラまわりを簡単に整理しておきます。

■ スーパー・市場・アジア食材店の使い分け
普段よく使っているお店はこのあたりです。

  • Continente(コンチネンチ):日常のまとめ買いのメイン

  • Pingo Doce(ピンゴ・ドース):近所にあるものの、今のところ利用は少なめ

  • Mercado do Bolhão:野菜、果物、チーズなど「ちょっといい食材」の市場

  • Supermercado CHEN:醤油やだしなど、日本・アジア系の調味料全般

基本はContinenteで一通りそろえつつ、週末や気分転換に市場やCHENをのぞく、というリズムです。

■ Continenteアプリと10〜15%還元キャンペーン
Continente には「Cartão Continente」という公式アプリがあります。

  • ポイントカード機能

  • 決済機能(Continente Pay)
    が一体化していて、日本でいう「イオンペイ+ポイントカード」のようなイメージです。

使い方はシンプルで、

  • クレジットカードやデビットカードをアプリに登録

  • レジでバーコードをかざす

だけで、支払い、ポイント付与、クーポン適用が一度に済みます。この支払い方法は、スーパー本体だけでなく、ドラッグストアのWellsや、同じグループの店舗でも使えます。

地味に効いているのが、10〜15%還元のキャンペーンです。

  • 10%残高バック

  • 15%残高バック

のようなクーポンやキャンペーンが頻繁に配られ、上限金額が設定されていないものが多いです。自炊中心の我が家の場合、秋から年末にかけては、ほとんどの買い物が実質1割引き以上、という感覚で生活できていました。

■ Wise と Revolut の役割分担
お金まわりは Wise と Revolut を併用していますが、軸になっているのは Wise です。

  • 家賃の送金

  • レストランやカフェでのカード払い

  • 各種サブスクの決済
    など、生活の土台はほぼ Wise に寄せています。一方で、日本で発行された Wise カードは現時点では Apple Pay 非対応なので、ContinenteやWellsではCartão Continenteの支払元に Wise のデビットカードを登録し、スマホ決済する。それ以外の店舗ではWiseの物理カードで決済する。こんな感じで使い分けをしています。

また、Revolut はサブ的な位置づけで、日本発行でもApple Payに対応しており、Wiseが使えなかった場合の予備として使っています。WiseがmasterでRevolutがVISAです。

「日本のクレジットカード一本でも良いのでは?」と思われるかもしれませんが、海外生活ではWiseやRevolutを軸にした方がメリットが多いと感じています。

  • 為替手数料が明示的で、レートも総じて有利(日本のクレジットカードだと、為替レートに数パーセント上乗せ+海外事務手数料がかかることが多い)

  • ユーロ口座を持てるので、家賃などの銀行振込がスムーズ

  • アプリからすぐにカード停止や利用制限の設定ができる

といった理由から、「日常生活の決済は Wise/Revolut に寄せる、クレジットカードはサブにまわす」というスタイルにしています。

■ 現地アプリ用のApple IDとYorn(通信環境)
Continenteアプリをはじめ、現地のサービスを使ううえでは

  • ポルトガル用Apple ID(App Storeからのインストール用)

  • ポルトガルの電話番号(SMS認証用)
    の2つがほぼ必須でした。

そのため、

  • ポルトガル用のApple IDを新しく作成

  • App Storeをポルトガルのストアに切り替え

  • 現地SIM(Yorn)の番号でSMS認証という流れで環境を整えています。

通信は、Yorn(Vodafone系)のプリペイドSIMを夫婦2人分。

  • 1人あたり月9.9ユーロ

  • データ容量は約100GB

  • EUローミング対応
    という内容で、ポルト国内の生活だけでなく、近隣国への旅行でもそのまま使えています。また、スーパーのアプリなどで二段階認証でも現地番号が求められるので、「1本はポルトガルの回線を持つ」は、長期滞在だとほぼ必須だと感じました。

■ 現金は「少しだけ」持ち歩く
ポルトはカード決済がかなり普及していますが、ローカル感の強い小さな飲食店やBolhão市場内の一部の八百屋さんなど、カードが使えないお店もまだ残っています。基本的にはGoogleマップの口コミや写真で「カードが使えそうか」を事前に確認しつつ、それでも想定外の場面に備えて、少額の現金だけ、常に財布に入れておくスタンスで過ごしています。


お待たせしました。家賃&11月の生活費「総額」公開

ポルト中心部のロフト付き・75㎡の部屋、そして自炊中心の生活。
リアルな数字を公開します。

結論から言うと、11月のポルト生活費(夫婦2人分)の合計は、約1,671€(約300,800円)です。

■ 気になる「家賃」と内訳のブレイクダウン
ざっくりとした内訳は以下の通りです!

  • 家賃:1,100€(約198,000円)※WiFi込み

  • 光熱費(電気+水道):120€(約21,600円)

  • 生活費(食費・日用品など):451€(約81,200円)

合計:1,671€(約300,800円)

※これとは別に、固定費(Netflix、AIツール、日本の電話番号維持費など)で約1万円がかかっています。
※旅行費用(ドイツ旅行・ポルトガル内旅行(バルセロス)など)は、別枠の「旅行予算」から出しているので、ここには含めていません。あくまで「ポルトでの日常生活にかかるお金」だけを切り出しています。

■ 家賃1,100€は安いのか、高いのか?
この家賃について、オーナーさんと雑談していたときに、さらっと怖いことを言われました。
「次の入居者からは、家賃を1,250€に上げる予定なんだよね」
ポルトの家賃高騰は噂には聞いていましたが、こうして肌で感じると、軽く震えます。幸い、私たちが住む来年8月までは契約上1,100€で固定なので、そこだけは胸をなでおろしています。また、ここまで広くなくていい方や単身で来られる方などには、もう少し値段が抑えられる物件もあると思います!

■ 電気代についての懸念:「外より家の中が寒い」問題
11月の光熱費は約120€(約2万円)で済みましたが、ポルトの冬は少し不思議で、外はそこまで寒くないのに、家の中がとても寒いです。
これからはヒーターを稼働させる時間が増えそうなので、12月以降の電気代はもう少し上がるだろうな、と今から戦々恐々としています。

■ 生活費(451€)の中身をもう少し詳しく
家賃と光熱費を除いた「変動費」約450€。この中身をさらに分解してみると、私たちの生活スタイルが見えてきます。

・食費(自炊):約271€
全体の約6割。市場で美味しいチーズや野菜を買う楽しみも含まれています。私たち夫婦はそろって少食で、朝ごはんを食べないことも多いため、一般的なご家庭よりは食費が少し安めかもしれません。

・日用品・雑貨:約81€
IKEAでの雑貨購入や、スーパーで買うシャンプーやトイレットペーパーなどの消耗品(約20€分)もここに含めています。

・外食・カフェ:約70€
週に数回、ナタ(エッグタルト)を食べたり、近所のローカル食堂に行ったりしています。

・通信・交通費:約29€
Yorn(Vodafone系)のSIM代と、たまに乗る電車賃。実際には電車に乗ることはほとんどなく、今の家からは歩けばだいたいどこにでも行けるので、交通費がかからないのは中心部に住む大きなメリットです。

トータルで見ると、夫婦2人で「普通に食べて飲んで暮らす」だけであれば、家賃込みで月30〜31万円くらい、というのが今のところの結論です。ただ、ここに「もっと旅行に行く」「外食を増やす」「遊びの回数を増やす」などを足していくと、その分だけ素直に月の支出も積み上がっていくイメージになります。

ここまで読んでいただいて、この家賃や生活費の水準について、皆さんはどう感じましたか。「このくらいなら住んでみたい/ちょっと高く感じる」など、率直な感想をコメントで教えてください!

また、有料ゾーンでは、実際に住んでいる部屋をもとにした内装イメージ(AIによる手描き風のイラスト)も公開しています。「この家賃でどんな部屋なのか、もう少し具体的に見てみたい」という方は、そちらものぞいていただけたらうれしいです。


【番外編】11月のレシートから見る「ポルトの物価」実例

「食費271€」のイメージが湧きやすいように、実際に11月に買ったものの値段をレシートから抜き出してみました。(※Continenteでの価格。すべて税込み(IVA)表記です)

▼ 安くて助かるもの

  • パスタ(500g):1.04€(約187円)

  • お米(1kg):1.59€(約286円)

  • 塩(1kg):0.29€(約52円)

  • 水(7リットル):1.99€(約358円)

  • エッグタルト(4個入り):1.76€(1個あたり約79円。スーパーのものでも十分美味しいです)

▼ 野菜類

  • 玉ねぎ(甘玉ねぎ700g):約1.95€(約351円)

  • にんじん(1kg):1.05€(約189円)

  • じゃがいも(2kg):2.49€(約448円)

  • パックサラダ(ルッコラなど):0.95〜1.39€(約171〜250円)

▼ 日用品・お肉など

  • シャンプー(350ml):3.99€(約718円)

  • 歯磨き粉:1.98€(約356円)

  • 牛ステーキ肉(Entrecote):6.38€(約1,148円)

  • 豚ひき肉(480g):2.99€(約538円)

■ 豆知識:レシートで見るポルトガルの税金(IVA)
レシートをよく見ると、商品によって税率(IVA)が3段階に分かれているのが分かります。
・6%(生活必需品):お米、パスタ、野菜、お肉、魚の缶詰など
・13%(中間税率):ワイン、一部の加工食品など
・23%(標準税率):お菓子(ナタ含む)、チップス、日用品(シャンプーやトイレットペーパーなど)
生活に必要なものは税率が低く、嗜好品や日用雑貨は高い。このメリハリが効いているおかげで、自炊メインの生活は意外と安く抑えられているのかもしれません。

元々は1€=165円以下で試算していたので、今の円安レートだと、日本円換算したときのインパクトがどうしても大きくなってしまいますね……。


【結論】月いくらあれば「幸せに暮らせる」と感じるか

最後に、今のところの結論を書いておきます。

月35万円。

この数字を「高い」と感じるか「安い」と感じるかは、何と比べるかで変わります。

東京の都心で夫婦2人がフル装備の75㎡に暮らすことを考えれば、決して高くはない。でも「海外でのんびり暮らす」というイメージだけで来ると、為替の壁は想像以上です。

正直に言えば、生活の安心度は、まだ日本の方が上だと感じています。
でもそれは、この暮らしに意味がないということではなくて。

安心を手放してでも得たかったものがある。
その答えは、この1年をかけて、少しずつ見つけていくものなのだと思います。


ポルト暮らしで役立っているサービス(おまけ)

最後に、ポルトでの暮らしで実際に使っているサービスをまとめておきます。どれも「絶対にこれを使うべき」というものではなく、自分たちの暮らしに合ったものを少しずつ見つけていった結果です。
※いずれも、登録や利用でお互いに少しお得になるタイプのリンクです。


実際の部屋の様子、もっと具体的に気になりますか?

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
この先は、「純粋にもっと覗いてみたい方」と「ポルト生活を少し応援してもいいかなと思ってくださる方」向けの、おまけ&投げ銭エリア(有料)です。

有料パートでは、例えばこんな内容を書いています。

  • 実際に住んでいる部屋をもとにした内装イメージ(AIによる手描き風のイラスト)と、実際の日常風景(写真)

  • 日本で住んでいた家との比較(コストと満足度)

  • 「家計管理」について

  • お金の減りを緩やかにするためにしていること

いただいたサポートは、資格試験の受験料や勉強の参考書代などに充てて、これからの学びと発信を続けていくために大切に使わせていただきます。

それでは、我が家の「中身」へようこそ。

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