今日の音楽: 3月16日、2025年@東京都現代美術館「音を視る 時を聴く」坂本龍一
東京都現代美術館
「音を視る 時を聴く」
坂本龍一
肌寒い雨が降りしきる昨日、東京都現代美術館に行って来ました。先日、坂本龍一教授の記事を書いた直後に偶然、図書館で目にした雑誌「男の隠れ家」の2025年2月号の表紙に教授が写っていて、手に取って眺めてみると3月末まで「坂本龍一と音のある空間」に関する展示会があることを知ったからです。展示は、「没入型・体感型サウンド・インスタレーション作品」で構成されているとのこと。
因みに先日、ビールのテレビコマーシャルに触発されて書いた教授の作品に関する記事がこちら。
その後に、木場にある東京都現代美術館の近くに行く用事があって、立ち寄ろうかと思ったのですが、人気のため事前にチケット購入が必要且つ、その日は完売と分かって、チケットを予め購入して仕切り直して出向いたのが昨日でした。訪問してみると、当日券の取り扱いがありましたが、枚数に限りがあるのと購入するための列が出来ていました。
事前にチケットを購入したとしても、時間帯次第では入館まで数十分は待たねばならないと聞いて調べてみると、同美術館のXアカウントに、ご丁寧に一日複数回、待ち時間の状況が掲載されていました。傾向としては、10時の開館直後は週末で30〜50分待ちで、13時30分過ぎが一番待ち時間が少ない模様。
そこで、12時半過ぎに訪れてみたら、悪天候のせいか日曜日にも関わらず待ち時間は数分で拍子抜けするほど待たずに入館できました。展示には撮影可能と不可能なセクションがあって、撮影可能な場所でも写真と動画の場合は60秒以内というルールがあります。展示作品は音と映像の組み合わせで聴覚と視覚に同時に訴えかける作品と、教授の手書きの日記や過去の雑誌のインタビュー記事等のアーカイブで構成されていました。展示室は、展示内容にスポットライトを当てるために大半が、照明の無い暗室での鑑賞です。

それに同期するアンビエントな音


ただならぬ水準でデジタルの生々しい破裂音が発される
一目惚れならぬ一耳惚れして調べたら、ムジーク(独)の
レコーディングスタジオ用モニタースピーカーRL906でした
教授ご愛用の同軸スピーカーで価格はペア825,000円!

『わたしが知らない坂本龍一。』
「坂本龍一の音楽機材。」の
坂本龍一の音楽スタジオ機材より

上方に向かう光は弾かれるピアノの各鍵盤から放出


教授のタッチやペダルの強弱がピアノの動きからリアルに見えるからこの角度がおすすめ
流れていた曲は「シェルタリングスカイ」だった


その動画の一部はこちらをどうぞ。
こちらが撮影した映像です pic.twitter.com/r0VoHB4545
— Nabe (@NabeJazzX) March 23, 2025
鑑賞する側の視点に立った展示会の紹介映像は、こちらをどうぞ。
展示物から教授の世界観が理解できたかというと心許ないのは否めませんが、視聴して印象に残ったのは「静と動」、「光と闇」のコントラストと、「現実と仮想」、「アナログとデジタル」という「自然と人工物」の融合でした。音楽的には「アコースティックとエレクトリック」の調和と言えるかもしれません。聴こえるものから視界をイメージするとか、視るものから音を想像する、というものでは無くて、視るものと聴くものが一体の視聴覚作品となって目と耳を潤す・刺激するという性質もので、他では味わえない感覚に触れられます。展示物の詳細はこちらをご覧ください。
https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/RS_Handout_JP.pdf
滞在時間は約一時間半でしたが、浸りたい方は数時間は楽しめると思います。開催は今月30日までです。
今日も素敵な一日をお過ごしください。
あ〜、ムジークの同軸スピーカーが気になってしょうがない。
