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【大潮の日、瀬戸内海の真ん中でわかめをしゃぶしゃぶして食べた話】

今日はnoteに
きのことワカメのレンジ胡麻和えのレシピを追加したので
カットわかめの話を書こうかと思ったんだけれど

そういえば、
私、瀬戸内海の真ん中で、ワカメ刈りをしたことがあり
更に言うと
その、瀬戸内の真ん中で、わかめしゃぶしゃぶを食べたことがあるわ。
その事を思い出したので書かせてください。

あれは、かれこれ30年近く前

瀬戸内海でわかめを取りませんか?
と誘って下さる人がいて

いやいや、私泳げないので
ワカメ採りは無理ですと答えたら

大潮の日に行けば
干潮の時に、陸地が現れるので
そこでワカメが取れるというのです。

大潮?
干潮?
陸地?

何のことを言っているのか、さっぱりわからん。

でも、この機会を逃したら
もう、二度と瀬戸内の真ん中でわかめを取ることはできないだろう
思い切って出かけたのでした。

瀬戸内海の真ん中で
わかめを取るって、一体なんだろう?
行ってみるまで、正直何のことか、さっぱりわかりませんでした。

その日は、瀬戸内のすぐそばの民宿に宿を取り
軽く仮眠をとった後
夜中に起き出して、船に乗るんです。

まだ、あたりは真っ暗でした。

実は、その日は大潮で
満ち潮とひき潮の差が最も大きくなる日で
その干潮の時間に合わせて船が出るのです。

だから船に乗った時
普通に瀬戸内には水があり
水の上を船が進んでいくんですよ。

舟は、釣りをする人が乗るような
小さな船です。

それで、瀬戸内の真ん中あたり(?)まで来たら
しばらく停泊して

そうすると、
じわじわと陸が見えてくるの。
つまり、潮が引いていってるんです。

しかも、その日は大潮の日だから
本当に、どんどん引いていく。

といっても、その時点で、あたりはまだ真っ暗で(つまり日の出前)
舟のあかりで陸地が少しずつ見えていく感じ。

やがて、ごつごつした岩が現れると
舟は、私たち一行を降ろして、
引き上げていくんです。

ええええ~~~~~っ!!!!

それで、手にランプをもって
舟から降りてみると
ゴツゴツしたいわばみたいなのが
あたり一面に現れている!!

いやぁ~~~、海の底ってこんな風になっているのか
(まだ、夜は明けていないので、ライトの光を当てながらきょろきょろしている感じ)

…て、ここ瀬戸内の真ん中だよな~~
さっきの舟が迎えに来なかったら
どうなるんだろう…私泳げないんだけど…
等と、心配になる・・・。

ずっと遠くの方に
陸地らしき黒影は見えているけれど
真っ暗。

と、そこへ、
ワカメ刈りに誘ってくれた友人が
ナイフを渡しながら
ワカメの取り方をレクチャーしてくれる。

ワカメってね
なんか海の中でゆらゆら揺れて生えているイメージがありますが
今、干潮で、岩が完全に外に出ているので
ワカメは岩に張り付いている
それを、はがしながら根元を切っていくんです。

当たりはまだ真っ暗なので
懐中電灯で岩を照らしながら、わかめを探し
ナイフで刈っていく。

これがね、けっこう、面白いように穫れるんです。

ある程度取れたら
そこからが、今回のメインイベント!!

友人が、アウトドア用のコンロをリュックから取り出し
湯を沸かしてくれて
採れたてのわかめをしゃぶしゃぶして食べる!!

いや~~~~~、これは最高でしたね~~♪

人生の中で
後にも先にも
あんなに美味しいワカメを堪能したことはありません。

採れたてのわかめ
磯の香
ワカメの食感
最高でした!!

時々ふっと
迎えの舟はやってくるんだろうか・・・・・
という不安が、頭をかすめるのですが

その不安を上回るくらいの
ワクワク感でした。

そうして、
予定通りの時間に舟が迎えに来て
無事、岸まで帰ることができたのでした。

私は京都の生まれなので
海を水に育った事もあり
海が満ちたり、ひいたりするというのが
よくわかっていなかったのですが
あれは、本当に、神秘的な光景でした。

北九州に和布刈神社って言うのがあって
潮の満ち引きをつかさどる月の神様を祀っている所で

そこで和布刈神事というのがあって
毎年、旧暦の正月に神職がわかめを刈り取る神事が行われるんですが

そういう事も思い出したりするにつけ

潮の満ち引きと、ワカメと、月の光と
すべてが、すごく神秘的

今でも、あの時光景を思い出すたびに
何か大いなるものの力の中で
私たちは生かされているのだという事を、思う私です。

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きのことワカメのレンジ胡麻和え

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