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【子供の料理教室で子供たちが教えてくれたこと】人参の甘みと苦み

30年以上前に
自宅で子供の料理教室をやっていたことがあります。

土曜日の午後
幼稚園と小学生の子どもたちが10人以上うちに来てました。

料理教室と言っても普通の料理教室とは全く違っていて
火も包丁も使わない料理教室なのです。

火も包丁も使わない?
それで料理ができるのか、という話ですが
料理を教える教室とは違うのです。

当時は
2歳くらいから包丁を持たせて料理を作らせるのが
ちょっとしたブームでもあり
テレビでも、そう言う番組が放映されていました

でも私は
そういうのに疑問を持っていて
2歳で包丁が使えるとか
他の子よりも上手にじゃが芋の皮がむけるとか
一人でハンバーグをこねられるとか
楽しみながらやるのは良いけど

他の子より早くできるとか
上手にできるとか
そういう風に、誰かと比較するのは違うと思ったんです。

っていうか、正直に白状すると
私も息子に料理を教えたことがありました
2歳くらいの時、後ろから羽交い絞めにして包丁を持たせたりもしました

ところが、息子はピーラーが使えなかったんです
いくら教えても、上手く皮がむけない。

その時は、ピーラーが使えない事がものすごく重大な事のように思えて
なんで、うちの子はピーラーが上手に使えないんだろう
って真剣に悩んだりしたましたが
よくよく考えてみたら、
そんなこと全然たいしたことじゃないのにです。

でもある時その事に気付き
そんなことで一喜一憂するのって、おかしいって思ったのです。

料理は
上手くできるとか、早くできるとか
そういう事とは関係ない
もっと大事なことがある
もっとワクワクすることがある

そんなことに気づき
子供達と一緒にやったのは
料理とは言えない、料理以前のこと
包丁の使い方や、料理の手順を覚えるのではない
子供の料理教室を始めたのでした。

例えばどんなことかと言うと
野菜を生でかじってみたり、
生と茹でたのと焼いたのとで味がどんな風に変わるか比べてみたり

ステック野菜に
いろんなものをつけて食べ比べ
どれが好きかとか、どれが合うか実験してみたり

みんなでおにぎりの具を研究してみたりとか

同じものを食べても、自分と他の人の感じ方が違う不思議
新しい味に出会うわくわく
誰かと、美味しさを分け合う楽しさ
そういうものを子供たちに知ってほしいと思ったのでした。

その料理教室で
ある時、野菜をいろんな加熱方法で調理して
それを食べ比べてみようというのをやったことがあるのです。

にんじん、カボチャ、さつま芋、じゃが芋などを
生、ゆでる、焼く、レンジ加熱するなどして
食べ比べてみたのです。

細かいことは忘れてしまったんですが
レンジ加熱した人参が、不人気だったという事だけは
強く印象に残りました。

かぼちゃとさつま芋もレンジ加熱したものは不人気でしたが
レンジ加熱した人参が不人気だったのが
正直、想定外だったこともあって
ものすごく印象に残りました

たしかに、レンジ加熱すると
微かに人参臭が強くなり
嫌なエグミのようなものも感じます

でも、大人は、まあそういうもんだろう
って思ってやり過ごしてしまいがちですが
子供たちの舌は
それを敏感にとらえたようです。

あれから30年以上たつので
電子レンジの性能もよくなっているし
レンジ加熱の方法も工夫すれば
美味しく加熱できるのかもしれませんが

私は、この時のインパクトが強くて
私は今でも人参はレンジ加熱しません。

反対に、だからこそ
余熱調理で火を通した人参の美味しさは
自信をもってお伝えしています。

その時の料理教室では、余熱調理は試せませんでしたが
その後、別の子供料理教室では何度も作り
子供たちにすごく人気でした

なので、余熱調理した人参は
茹でるよりも、炒めただけよりも
確実に美味しいと思っています。

たかが人参の加熱です。

でも、子供たちの舌は確実に反応しています。
大人の舌でも、是非是非試してみて下さい。

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やわらか人参サラダ

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