【油揚げも時代とともに変化しています・・・家庭料理研究家の苦悩】

HPのごたごたで
サーバに保存されていたレシピが全部消え
それをもう一度一つ一つnoteに移しています。
これ最初はどうなる事かと思ったのですが
いざやってみると、やってよかったと思う事が結構ありまして
その一つが
もう一度、レシピを振り返ることができるという事です。
ここでnoteに移しているレシピと言うのは
Youtubeで公開した料理のレシピです。
私は2021年2月から始めたので
約5年分のレシピがあります。
正直、忘れているレシピもあるし
その時は、めちゃめちゃ作っていたのに
しばらく作っていないレシピもあります。
そういうのを
一つ一つ思い出し
もう一度作ってみて
それからnoteに公開しているのですが
その一連の作業が
私にとっては、とってもありがたいことだと思っています。
その時の事をいろいろ思い出し
新しい発見もさせてもらい
また、家庭料理研究家としての深い所を見つめ直す作業にもなっています。
今日、公開した油揚げのレンジ甘辛煮
これは、我が家の定番レシピで
夏になると、そうめんの時に繰り返し作っているレシピです。
これを初めて発表したのは
家庭の医学という番組で
カルシウムと亜鉛を美味しく摂れるレシピとして
紹介したものでした。
かれこれ20年くらい前になるでしょうか。
油揚げってね
意外に優秀でして
加えて、値段が安いから
気軽にちょこちょこ食べられるのがいいんですよね。
そんな油揚げのレンジ甘辛煮
noteにレシピを公開するのに
久しぶりに作ってみたら
(去年のそうめんの時期以来です)
あれ?こんなに味が濃かったっけ?って思ったんです。
もともと、ちょっと濃いめの味付けにしていたのは確かです
というのも、
地域によって油揚げの大きさや、分厚さってまちまちだから
大きめの油揚げを使っても、味がボケないように
このレシピに関しては、
ちょっと濃いめの味に合わせました
濃い味に合わせておいて、
お好みで加減してもらいやすい様にしておいたのでした。
ところが、つい先日作ってみたら
なんか、すごく味が濃い気がして
なんで?って思ったんです。
あれ?レシピ、間違っている?
そう思って、古い手帳を調べてみたら
(作った料理は、ほとんどすべて記録に残しています)
去年の夏は、このレシピで作っていて
特に、味が濃すぎるとかも、書いていないから
大丈夫だったんだと思うんです。
じゃあ、なんで、今年はこんなに味が濃いって思うんだろう
なんでかな~~って考えていくうちに
あっ!と思いました。
それですぐに
あちこちのスーパーで、油揚げを買ってきて
いろんなメーカーの油揚げで作ってみたんです。
その結果わかったことは
まず、油揚げの重量が少なくなっている事
そして、油揚げの分厚さとか、豆腐の部分の質感とかも
昔とは違ってきている事に気づきました。
こういうご時世に
油揚げって、ほとんど値段が変わっていない食品ですから
中身が変化したとしても
それは当然だと思います。
っていうか、多少油揚げが薄くなろうと
小さくなろうと
普段の料理だと、そんなに関係ないですしね。
でも、油揚げのレンジ甘辛煮は
材料が油揚げだけで
最初からすべての調味料を入れてレンジ加熱するだけなので
油揚げの大きさによって、確実に出来上がりの味が変わってきます
油揚げが、小さく薄くなったことで
出来上がりの味が濃くなったのでした。
う~~~~ん、こういう場合、どうすればいいんだろう‥。
レシピに表記する
調味料を半分に書き換えようかとも思ったのですが
(半分にしても十分美味しい)
でも、そう言う単純な話ではないし
そうすると、また変なことになりかねません。
それで
一応、補足説明を入れつつ
今、これを書いているというわけです。
こういうのって
小さなことですが
家庭料理研究家にとっては、とても大事なことで
普段の暮らしの中で
知らず知らずのうちに、順応している様な事なんだけど。
昔書いたレシピが、
いつの間にかどんどん古くなっている、と言う事なんです。
野菜がどんどん改良されて
いろんなものの製造方法も変わります
その変化に、上手く順応していける家庭料理を紹介したい
そう思ってはいますが
食材も、調味料も、料理法も変化していくので
やっぱり、古くなっていく事は避けられません。
だから
私のレシピがずーっと変わらず存在し続けるというよりは
それぞれの家庭の味に、
上手くなじんでいけるようなレシピを考えたいと思っています
柔軟で、軽やかな、家庭料理。
時代が変わっても、
食材が変わっても
変わらないものがあることを伝えていきたい
油揚げの甘辛煮を作りながら
そんなことを想ったのでした。
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