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【豆腐って、ソウルフードだと思う】

子供の頃は
近所にあたりまえのように豆腐屋さんがありました

店の入り口には
大きなステンレスの水槽が置いてあって
その中に豆腐が入っていて
その水の中で、大きな包丁を使って豆腐を切ってくれるの
めちゃカッコいいなって思っていました

水がいつも流れていて
そして、お店の入り口の端の方に
ご自由にお持ち帰りくださいって感じで
ホカホカのおからが置いてあり
おからのいい匂いがあたり一面に漂っているの

そういえばあの頃、
うちの近所のお豆腐屋さんは
お豆腐を届けてくれたりしたものでした

毎日毎日、豆腐が届くんです。
家にいなくても
玄関の門の所に
袋に入った豆腐を引っ掛けておいてくれたりしてくれたんです
(いい時代でした)

もちろん、パック詰めの豆腐と違うので
日持ちがしないので
その日のうちに食べないといけなくて
毎日冷ややっこでした。
うちの母は料理ができないのです。

そういえば、ゆずの香りのする豆腐があって
あれ、すごく好きだったな。

そんなことを、つらつらと思い出したのには
訳があります。

ここの所
いろんなものが、ことごとく値上がりして
家庭料理研究家としては
一体何を料理したらいいのか迷う事ばかりで

何が良いのかな~~
って考えた時
今、ここに書いたようなことが思い出されたのでした

やっぱ、豆腐ていいよな~~って思ったんです。

豆腐を食べていると
優しい気持ちになるなって。

身の丈を超えたものは必要なく
あるもので、工夫して
それで、充分、心豊かに暮らせるんじゃないかって
本当に、そう思えてきます。

先日紹介した
豆腐のとろとろチーズ炒めは
レシピが、全然思うように完成できなくて
何度も何度も作って
毎日毎食、作って食べていたんだけれど

意外に、飽きなくて
繰り返し繰り返し試作しても、全然嫌じゃなかった。

これが豆腐の底力なんだろうな。
その時、そう思いました。

子供の頃
あんなに繰り返し繰り返し食べて
ちょっと嫌になった時もあったけれど
やっぱり、今、もう一度豆腐に戻って
また、繰り返し食べている

あっぱれ豆腐です。

これから、いろいろ暮らしにくい時代になるかもしれないけれど
豆腐は家庭料理を支え続けるって
今回、本当にそう思いました。

豆腐って、深いところで自分とつながっている
まさにソウルフードの一つです。

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豆腐のとろとろチーズ炒め

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