尾括型とは?結論を最後に伝える基本的な文章の書き方
文章を読んでいて、結論がなかなか語られない場合、それは「尾括型」という文章構成で書かれている可能性があります。
Webメディアでは、結論を先に語る文章構成が多いもの。それは、情報があふれかえっているからです。
まず、先に結論を伝えないと、他の情報へと移ってしまう可能性が高くなります。
「尾括型」では結論を最後に伝えます。
逆をいえば、じっくり読んでもらい、理解を深め、共感をも得られる文章構成だということです。
この記事では、結論を最後に伝える「尾括型」について、わかりやすく簡単に意味を解説し、書き出し方や、メリット、デメリット、書き方と例文、「頭括型」「双括型」との違いをお伝えします。
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尾括型とは?簡単に特徴と意味を解説

尾括型とは、最後に結論を述べる文章構成です。
読み方は「びかつがた」といいます。
説明や理由:説明や理由を述べる。
具体例:データや事例など具体例を述べる
結論:結論や主張を述べる。
説明や理由を述べ、データや事例など具体例を提示し、結論や主張を伝える構成が尾括型の特徴です。エッセイ、体験談、小論文、物語、レポートなど、結論にたどり着いた時に感情が動く構成に向いています。
※他のシーンで使える「文章構成パターン」を、こちらの記事「文章構成のパターン!5つの基本と伝わりやすいテンプレートを例文解説」で解説していますので併せてご覧ください。
尾括型のメリット

ここでは、尾括型のメリットをお伝えします。
1. 共感を得やすくなる
尾括型では、結論を最後に伝えるため、そこまでの展開でストーリー性を持たせて感情を動かすことができ、共感を得やすくなります。
2. 印象が強く残る
尾括型では、結論を言わずにためて、話を展開していくため、最後の結論を聞いた時の印象が強く残ります。「そうだったのか」というオチが最後に来ることで記憶にも残りやすくなるのです。
3. 深く理解できるようになる
尾括型では、結論に至るまでのストーリーで、文章に対しての考察や思考が深まります。「これってそういうこと?」「この先、どうなるのかな?」と考えるのです。その結果、結論を聞いたとき、深く理解できます。
尾括型のデメリット

ここでは、尾括型のデメリットをお伝えします。
1. 媒体によっては離脱されやすい
尾括型では、Webメディアなど、結論を先に伝えないと離脱されやすい媒体では最後まで読まれない可能性が高くなります。ビジネス文書などもそうで、要点を先に伝えるべき文章にも向かないでしょう。
2. 主題があいまいになりやすい
尾括型では、結論に至るまでの背景が長くなるため、主張が弱くなってしまう場合があります。最後の結論へとうまくつなげ、結論を強調する流れが必要です。
尾括型の書き出し

尾括型は、「説明や理由→具体例→結論」という構成で、「結論」からではなく「説明や理由」から書き出します。
そのため、尾括型で書く場合「どのように書き出したらいいのかわからない」という声も多いです。
そこで、「説明や理由」の書き出しの一文を、5パターン下記に挙げますので、尾括型で書くときの参考にしてください。
AIの進化は、われわれの生活に役立つ一方で、倫理的な問題への対処が急がれます。
近年、SNSの利用がますます広がる中で、誤情報による弊害が問題視され、正確な情報を見定める方法が求められています。
子どもの自己肯定感は、家庭環境や周りの人たちの接し方により、左右されることがわかっています。
スマホを使う時間は、ますます増えていますが、実は、スマホを利用することが勉学に悪影響を与える可能性があります。
グローバル化が進む現代、異文化に理解を示す姿勢がますます求められています。
尾括型の書き方と例文

ここでは、尾括型の書き方と例文をお伝えします。
例文は「エッセイ」「作文」的な文章として書いています。
1. 説明や理由
尾括型では、まず最初に「説明や理由」を述べます。
この例文では、今の時代の問題提起と読書をする理由について述べています。
【例文】
情報を「浅く広く」取得する時代。SNSなど、短い時間で次から次へと刺激を受けて流してゆくのが当たり前になりました。
その代償として、深く思考し、自分と向き合うことはなくなってきているような気がします。
本を読むことは、そんな環境から離れて、自分と向き合う時間を与えてくれます。だから私は読書するようにしています。
2. 具体例
尾括型では、次に、データや事例など具体例を述べます。
この例文では、小説を読むことで得られた体験を語っています。
【例文】
例えば、作家の田辺聖子さんの小説を読むと、人間のありのままの姿が繊細に描かれ、懐かしさや温かさを感じます。
その世界に居ると、SNSでは感じることができない内面の高揚があるからです。
3. 結論
尾括型では、最後に「結論」を述べます。この例文では、読書から得られる価値観を主張しています。
【例文】
読書は、自分の中の感情を揺さぶり、自分自身と向き合う居場所を与えてくれるものです、1冊の小説が、人生観を変えてくれることもあります。
だから私は、読書する時間を大切にすると心に決めているのです。
尾括型と「頭括型」「双括型」の違い

ここでは、尾括型と「頭括型」「双括型」の違いをお伝えします。
頭括型
結論
説明や理由
具体例
尾括型では「結論」は最後に述べますが、頭括型では「結論」を最初に述べ、その後、結論や主張を裏付ける説明や理由を伝えます。
ニュース記事など、要件を簡潔に伝える文章としてよく使われているわかりやすい構成です。
「結論」を最後に伝える尾括型のように、じっくり読んでもらい、理解を深める構成とは違うということです。
「頭括型」につきましては、下記の記事でさらに詳しく解説していますので併せてご覧ください。
双括型
結論
説明や理由
具体例
結論
双括型は、尾括型と頭括型を組み合わせた文章構成です。
結論を最後に述べる「尾括型」、結論を最初に述べる「頭括型」、この2つを組み合わせ、結論を2度伝えます。
その結果、論理的でわかりやすい構成となり、なおかつ、結論や主張を強く印象付けて説得力を高められるのが、尾括型との違いです。
「双括型」につきましては、下記の記事でさらに詳しく解説していますので併せてご覧ください。
まとめ:尾括型で理解を深めてもらおう

この記事では、結論を最後に伝える「尾括型」について、わかりやすく簡単に意味を解説し、書き出し方や、メリット、デメリット、書き方と例文、「頭括型」「双括型」との違いをお伝えしてきました。
尾括型とは?簡単に意味を解説
尾括型のメリット
尾括型のデメリット
尾括型の書き出し
尾括型の書き方と例文
尾括型と「頭括型」「双括型」の違い
まとめ:尾括型で理解を深めてもらおう
尾括型は、結論を最後に伝える文章構成です。
Webメディアやビジネス文書には不向きな場合が多いですが、結論を最後に伝えることで、じっくり読んでもらい、理解を深め、共感をも得ていただくことができます。
活用シーンを考えて、ぜひ、尾括型を生かしてください。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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