序破急とは?意味や使い方を例文付きでわかりやすく解説
物語の構成の1つに「序破急」というものがあります。
三部構成によって、人の感情を動かすストーリー展開が特徴です。
序破急は、物語の構成はもちろんのこと、ビジネスシーンでも活用できる構成法。
この記事では、序破急の活用シーン、メリットとデメリット、文章構成テンプレートの例文、起承転結と守破離との違いなどを解説します。
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序破急とは?

序破急とは、日本の伝統芸能、雅楽の概念で、楽曲を構成する際に使われてきた三段階の構成法です。
読み方は「じょはきゅう」といいます。
この構成は、伝統芸能だけに留まらず、時代の流れでさまざまなシーンで応用され、現代社会でも活用されているのです。
序破急の各3構成の意味
【序】
導入部分でゆっくりと静かに始まり
【破】
展開部分として少し早くゆるやかになり
【急】
終結部分としてもっと早くなりクライマックスを迎える
序破急の活用シーン

序破急の活用シーンは下記です。
小説
映画
脚本
SNS
YouTube
セールスレター
メールマガジン
プレゼン
スピーチ
序破急は、応用次第で幅広いシーンに活用できる構成法です。
※他の活用シーンでの「文章構成パターン」は、こちらの記事「文章構成のパターン!5つの基本と伝わりやすいテンプレートを例文解説」で解説していますので併せてご覧ください。
序破急のメリット

ここでは、序破急のメリットをお伝えします。
1. リズム感により興味を持続させられる
序破急は、緩急のある構成により、リズム感があり、興味を持続させることができます。
最初はゆっくりと静かに始まり、少し早くなり、最後に一気にクライマックスを迎える。このリズム感が序破急の最大のメリットです。
2. 感情を動かしやすい
序破急は、「序→破→急」と段階的に展開していく構成により、感情を動かしやすくなります。
最後に盛り上がる構成としても序破急は効果的です。
3. 印象に残りやすい
序破急は、徐々にスピードアップし、最後の「急」でクライマックスに達する構成です。
そのため、最後の感動が大きく、強く印象に残りやすくなります。
序破急のデメリット

ここでは、序破急のデメリットをお伝えします。
1. 複雑な内容には不向き
序破急はシンプルな三段構成であるため、複雑なテーマや膨大な情報を伝える文章には不向きです。
限られた時間、限られた文章量で感情を動かす構成として、特に効力を発揮します。
2. 論理的な内容には不向き
序破急は、感情を動かしやすい反面、論理的な内容には不向きです。
データを扱う内容や、説明が主体の文章ではその効果を生かせません。
序破急の文章構成テンプレートを例文で解説

序破急の文章構成テンプレートを活用すると、感情を動かす文章を書くことができます。
下記では、序破急の文章構成テンプレートとして、2つのパターンを例文付きでお伝えします。
1. 物語系のテンプレートと例文
序:主人公や舞台の紹介
破:事件や困難が起こる
急:クライマックスで問題が解決
【序】
石畳の路地裏にある小さな古本屋。
40歳の孝雄は、2カ月前に永眠した父の店を守り、静かな毎日を過ごしていた。
窓から差し込む夕陽を眺めながら、常連客達とコーヒーを飲めるコーナーで一息つくことが、癒しのひと時として彼の日常となり始めていた。
【破】
そんなある日、1通の手紙が届く。それは差し押さえ通告だった。父の古本屋は経営不振から抵当に入っていたことが判明する。
常連客達は「ここが無くなるのは寂しすぎる」と言ってくれたが、返済することも、移転することもできない。
古本屋を手放すしかなく、落ち着き始めていた矢先の事実に落胆する孝雄だった。
【急】
閉店数日前、孝雄は、古本の整理をしていた。そこに、常連客が数人やってきた。彼らが言うには、クラウドファンディングを立ち上げたというのだ。
人脈が広いようで多くの金額が集まり、古本屋を手放す必要がなくなった。
いつものように、孝雄は、窓から差し込む夕陽を眺めながらコーヒーを片手に常連客達と語らうのだった。
2. ビジネス系のテンプレートと例文
序:興味を引く導入(問題提起・背景描写)
破:主張を展開(具体例・データ・ストーリー)
急:解決策や結論(読者への呼びかけ)
【序】
「毎日会議ばかりやっている」そんな声を社内で聞くことはないですか?
こじつけた目的をこなすだけの、時間つぶしの会議になっている会社も多いようです。そういった時間の使い方が会社の生産性を下げていることにお気づきでしょうか?
【破】
ビジネス誌○○の調査によると、会議時間の週平均は18時間。ある企業では、会議時間を30%削減したところ、業務効率が30%上昇したという事例もあります。
「会議の時間は無駄がほとんど」と感じている人は多いです。
【急】
会議の時間を見直すことで、業務効率は大きく変わります。
まずは、下記3つの改善を目指しましょう。
会議の目的を明確化する
定例会議の必要性・頻度を見直す
会議でなくても可能なことは他の方法で済ませる
会議を見直すことは、会社の生産性を向上させ、業務効率化にもつながります。
次の会議の見直しから始めてみましょう。
序破急と起承転結と守破離の違い

ここでは、序破急と起承転結と守破離の違いをお伝えします。
1. 構成の違い
【序破急】
序:主人公や舞台の紹介。
破:事件や困難が起こる。
急:クライマックスで問題が解決。
【起承転結】
起:背景や状況を描写して興味を引く。
承:「起」を深掘りして発展させる。
転:話を転換させて意表を突く。
結:結末で締めくくる。
【守破離】
守:師の型を守る
破:型を破り自分のスタイルを生み出す
離:自分のスタイルを確立し発展させる
2. 特徴
序破急:感情を動かし印象に残す
起承転結:ストーリー性で相手を引き込む
守破離:プロセスの説明
序破急は、スピーディーに感情を動かし印象に残す文章や物語で効果を発揮します。
起承転結は、論理的にわかりやすい文章や、ストーリー性で相手を引き込む物語で効果を発揮します。
守破離は、武道、茶道、芸術などでの学びの三段階の思想として活用できます。
「起承転結」につきましては、こちらの記事「起承転結とは?文章の書き方と意味をわかりやすく解説【例文付き】」でさらに詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
まとめ:序破急でリズム感のある展開を演出しよう

この記事では、序破急について、活用シーン、メリットとデメリット、文章構成テンプレートの例文、起承転結と守破離との違いなどをお伝えしてきました。
序破急とは
序破急の活用シーン
序破急のメリット
序破急のデメリット
序破急の文章構成テンプレートを例文で解説
序破急と起承転結と守破離の違い
まとめ:序破急でリズム感のある展開を演出しよう
序破急は、限られた時間、限られた文章量で感情を動かす構成として、特に効力を発揮します。
序破急をうまく活用することで、印象を強く残すことも可能です。ぜひ、序破急をうまく活用して、リズム感のある展開を演出しましょう。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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