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起承転結とは?文章の書き方と意味をわかりやすく解説【例文付き】

文章で読み手を引き込むには、話の流れが大きく影響します。

「文章に引き込むことができない」
「感動させることができない」

そんな風に、悩みを持っている執筆者は多いです。

しかし、ただ単に、引き込むための言葉や、感動させるための言葉を使っても、読み手を魅了できません。

読み手を引き込む文章構成が必要なのです。

それが「起承転結」という四段構成。「起承転結」に沿って書くことで、読み手を文章に引き込むことができます。

この記事では、起承転結について、その書き方と意味をわかりやすく解説します。

作文、小説、ビジネスにおける使い方まで、例文付きでお伝えしますので、ぜひ「起承転結」を身に付けて「読み手を引き込む文章」を活用してください。


■凪花~Nagihana~人を動かすWeb文章術

Webメディア運営歴・記事執筆歴10年以上。SEO上位表示(ビッグキーワード1位など)や記事添削累計1,000件以上の指導経験をもとに、読者ファーストを大切にした文章術を発信しています。

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起承転結とは

【起承転結とは】

起承転結とは、四段構成からなる文章構成で、中国の「絶句」という、短い漢詩が由来だと言われています。

「起句」「承句」「転句」「結句」で構成され「起承転結」として日本にも伝わりました。

読み方は「きしょうてんけつ」と呼びます。

英語では「introduction, development, turn, and conclusion」と表現。それぞれの段階をそのまま英語にしたものです。

起承転結は、小説や作文、エッセイなど、物語やストーリー性がある文章に適しています。

ビジネスシーンにおいても、ストーリー性を生かせる場面では、相手を引き込み、興味を持ってもらうことができるでしょう。

起承転結のそれぞれの意味をわかりやすく解説

【起承転結のそれぞれの意味をわかりやすく解説】

起承転結は、「起」「承」「転」「結」の四段構成です。

ここでは、「物語」のパターンを例に挙げて、起承転結のそれぞれの意味をわかりやすく解説します。

1. 起

「起」は、文章のはじまりです。背景や状況を描写し、今後の展開を予感させることで興味を引きます。

話が始まるきっかけを作り、文章に引き込む部分です。


【例】彼女は自分の部屋で目覚めた。ふと窓の外を見ると、いつもと同じ風景、しかし、何かが違う!という不安がよぎった。


こんな風に、「どんな状況?」「どうなるの?」という何かの始まりを予感させ、想像力を膨らませることが大切です。

2. 承

「承」は、「起」での話を展開させます。深掘りして発展させるのです。

具体的に描写して、話を進行させる部分です。


【例】彼女は、自分の部屋ではない!と直感的に悟った。しかし、机の周りやクローゼットを調べても自分のものしか出てこない。一体なにが違うのだろうと深く思い悩んでいると足音が近づいてきた。


具体的に話は進行するが、「どういうこと?」「この後、どうなるの?」と気になり始める描写も必要です。

3. 転

「転」は、状況が変化する転換点です。予想外の出来事や変化など、流れが変わります。

話が大きく動く本題となる部分です。


【例】突然、扉が開き、彼女の前に、母親が現れた。母は言った。「この薬を飲めば現実に戻れるから」と。彼女は仮想現実の世界で脳にダメージを受け、薬を飲むことで現実に戻れる状態にあるとのこと。
そうしないと仮想現実の世界から抜け出せないという。果たして彼女は薬を飲むのか飲まないのか。


話を大きく転換させることで、読み手を引き込む変化を与えることが大切です。

4. 結

「結」は、話の締めくくりです。結論や結末を語ります。

ここまでの話のオチとなる部分です。


【例】彼女は薬を飲んだ。気が付くとそこは自分の部屋。「助かったんだ」と彼女は思った。しかし、果たしてこれが現実なのか仮想空間なのか、彼女自身、確信を持てないまま生きていくしかなかった。


最後の「結」で話が収束します。ここまでの流れのオチを付けて締めくくることで起承転結をつなげるのです。

物語は文章構成のストーリーで決まる

【物語は文章構成のストーリーで決まる】

物語の面白さは文章構成に大きく左右されます。

ストーリーの流れがしっかりと構築されていれば、物語に深みがでて、読み手を引き込むことができるのです。

起承転結では、読み手を飽きさせずに話を展開させ、結論、結末へと結びつけていくため、興味が失われないまま話に引き込まれます。

これは、面白い描写だけで成し得るものではなく、文章構成があってこそです。

もちろん、物語がうまく構成されていなければ面白くはなりません。しかし、しっかりと起承転結に沿って書かれていれば、読み手を引き込む面白い文章になるはずです。

起承転結の文章構成テンプレート

【起承転結の文章構成テンプレート】

起承転結の文章構成テンプレートを活用すると、文章を書き進めることがスムーズになります。

下記では、起承転結の文章構成テンプレートとして、2つのパターンをお伝えします。

1. 物語系のパターン

  • 起:背景や状況を描写して興味を引く。

  • 承:「起」を深掘りして発展させる。

  • 転:話を転換させて意表を突く。

  • 結:結末で締めくくる。

2. ビジネス系のパターン

  • 起:主題の提示や問題提起。

  • 承:詳細情報の提示。

  • 転:新たな視点での考え・意見の提示や話の転換。

  • 結:問題の解決策や論理的な結論。

※関連記事:文章構成のパターン!5つの基本と伝わりやすいテンプレートを例文解説

起承転結の書き方

【起承転結の書き方】

起承転結で文章を書く際、構成をしっかりと意識した書き方で執筆しないと、読み手を引き込む文章にはなりません。

ここでは、起承転結の書き方として、具体的はステップを解説します。

1. 起

何について書くのか、何を伝えたいのかを明確にし、主題や背景を提示します。主題にまつわる出来事、気付き、問題提起などで読み手の興味を引いてください。

2. 承

「起」の話の詳細情報を深掘りして述べます。具体例や事実、体験、背景の詳しい情報などがあれば活用してください。

3. 転

新たな視点や予想外の事実を述べます。気付きや問題提起などで展開を切り替えてください。

4. 結

結末や結論、自分の意見などをまとめて締めくくります。余韻を残した納得感を与えられればより良いです。

起承転結の例文

【起承転結の例文】

ここでは、起承転結の例文をお伝えします。

1. 作文

【起】
私は幼い頃から、すっと故郷が好きではなかった。田んぼしかなく、遊ぶ場所もなく、都会にあこがれを持ち続けていた。

【承】
買い物さえも親と一緒に車に乗せていってもらう田舎暮らし。YouTubeやSNSの中でだけ見られる都会に憧れ、やっと大学進学。生活費は自分でやりくりする条件で、都会での生活が始まった。

【転】
しかし、毎日バイトに明け暮れ、都会の人たちにもなじめない生活の中で、夜空を見上げたとき、ふと涙がこぼれてきた。故郷では満天の星が癒やしてくれたけど、都会ではそんなものは見えるはずもなく。夜空の美しさ、人のやさしさを思い出さずにはいられなかったのだ。

【結】
ずっと好きではなかった故郷は、私にとって大切な場所だった。離れたからこそ知ることができた自分の居場所。今は、いつか故郷に戻って満天の星を見上げる日を心待ちに、都会で頑張って行こうと思っている。


2. 小説

【起】
大学生の美緒は、ある日、赤ん坊のころに失踪した母の形見の腕時計を手に取った。そのとき、突然、腕時計は光を放ち、気が付くと30年前の世界で、目の前に若き日の母がいた。

【承】
美緒は母に身を寄せることになるが、真実は告げないままでいた。元の時代に戻る手がかりもなく、この世界に次第に溶け込んでいく美緒。しかし、自分がこの世界に居ることが、どんな影響を与えているのか気になり始めていた。

【転】
状況を調べていく中で、腕時計が未来へ戻るカギであることを知るが、同時に美緒は驚きの事実を知ることとなる。母が失踪したのは、自分が過去にやってきたことが引き金となっていた。元の時代に帰るには母が失踪しなければならない。つまり、母の失踪を止めようと警告してはならないのだ。美緒は究極の選択を強いられる。

【結】
美緒は腕時計を使って元の世界に帰ろうと決断する。理由は言わず、涙を流しながら母と別れを告げる美緒。元の世界で母は失踪しており、美緒の心の中には、母と過ごしたわずかな時間だけが刻まれていた。腕時計は時を止め、二度と光を放つことはなかった。

起承転結は「小論文」「レポート」には向かない

【起承転結は「小論文」「レポート」には向かない】

起承転結は「小論文」や「レポート」のような文章には向きません。

「小論文」や「レポート」は、論理的な筋道で展開させる構成が必要で、ストーリー性は必要ないからです。

起承転結は、感情を動かす文章に向いています。

「小論文」や「レポート」の場合、基本となる構成「三段構成」が適していると言えるでしょう。

※関連記事:三段構成とは?わかりやすく伝える基本的な書き方と例文

起承転結のビジネスにおける使い方【例文付き】

起承転結のビジネスにおける使い方【例文付き】

ビジネスシーンでも、起承転結は活用できます。

結論を急ぐビジネスシーンで起承転結は使いづらいですが、読む体制、聞く体制が整っているシーンでは、使い方次第で効果的に作用します。

特に、プレゼンでは、興味を持たせて相手を引き込めるので、うまく使えば、起承転結の効力を発揮するでしょう。

下記に、プレゼンでの起承転結の例文を示しますので、使い方の参考にしてください。


1. 起

生産性向上、業務効率化のために導入したツール、それが逆に「非効率化」だと感じたことはありませんか?

2. 承

今、総務部では、3つの業務支援ツールを導入しています。個々のツールは便利なはずなのですが、慣れるまでの習得時間、それぞれのツールでの重複入力など、週平均5時間の無駄な時間が発生している事実が判明しました。

3. 転

つまり、「業務効率化」の導入が「業務非効率」を生み出していたのです。そこで提案したいのがツールをすべてを一元統合できる「○○」です。「○○」では、1つのツールですべて管理できます。

4. 結

必要なのは多くの機能ではなく、1つの優秀な機能です。生産性向上、業務効率化のため、「○○」の導入検討を推奨します。


起承転結をうまく活用しよう

【まとめ:起承転結をうまく活用しよう】

この記事では、起承転結について、その書き方と意味、作文、小説、ビジネスにおける使い方まで、例文付きでお伝えしてきました。

  • 起承転結とは

  • 起承転結のそれぞれの意味をわかりやすく解説

  • 物語は文章構成のストーリーで決まる

  • 起承転結の文章構成テンプレート

  • 起承転結の書き方

  • 起承転結の例文

  • 起承転結は「小論文」「レポート」には向かない

  • 起承転結のビジネスにおける使い方【例文付き】

  • まとめ:起承転結をうまく活用しよう

起承転結は、物語やストーリー性がある文章で大いに活用できます。

ビジネスでも、ストーリー性を生かせる場面では、相手を引き込み、興味を持ってもらうことができるのです。

起承転結をうまく活用することで、「文章に引き込むことができない」「感動させることができない」という悩みから解き放たれるでしょう。

ぜひ、起承転結をうまく活用して、読み手を魅了してください。

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