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文章の書き方!例文で学ぶ「わかりやすい文章のコツ」基本と構成の実践ガイド

「わかりやすい文章を書くって、意外と難しい」と感じたことはないですか?

各種Webメディアやビジネス文書など、仕事やプライベートでも、文章でつまづく瞬間って誰にでもありますよね。

しかし「文才のない私が書いて理解できるのかな?」「わかりやすい文章なんて絶対に書けない!」と思い込んでいるなら、それはちょっとした誤解といえるでしょう。

もちろん、淡々と書き続けているだけではなにも変わらず、現状が続くだけです。

私もその経験があります。10年以上、Webメディアでのライティングに関わってきましたが「どうすればわかりやすく伝わるんだろう?」と悩み続けました。

試行錯誤を繰り返してきたことを、今でもよく覚えています。

その経験の中で、文才は、わかりやすく書くうえで必須ではなく、文章力は書き方のコツを身につけるだけで高められると気づいたんです。

文才は小説など一部の創作物では必要かもしれません。

しかし、そのほかの多くの場合、書き方の基本と構成のコツを身につけることで文章力はグッと高まります。わかりやすく書くことができるようになるんです。

この記事では、わかりやすい文章の書き方の基本と構成のコツを例文つきで実践的に解説します。

文才がなくても、今、文章力がなくても大丈夫です。身につけることで「理解しやすく」「読みやすく」なります。

あなた自身が、最後まで読んでもらえた喜びを感じられるような文章になるでしょう。


■凪花~Nagihana~人を動かすWeb文章術

Webメディア運営歴・記事執筆歴10年以上。SEO上位表示(ビッグキーワード1位など)や記事添削累計1,000件以上の指導経験をもとに、読者ファーストを大切にした文章術を発信しています。

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記事添削+全体診断

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わかりやすい文章とは

【わかりやすい文章とは】

「わかりやすい文章」とは、読者が理解しやすく読みやすい文章のことです。

伝えるべき意図が正確に理解できるように伝わり、読者にストレスを与えないことが、わかりやすい文章の定義ともいえます。

書き手の自己満足ではなく、読者が「伝えるべき意図を理解できるか」「ストレスを感じないか」「スムーズに読み進められるか」という視点を持つことが重要です。

「自分で読み返して理解できた」というような勘違いをしてはいけません。

自分が書いたのですから理解できて当然です。なんの前置きもなしに初めて読む人とはそもそもの理解度が違いますからね。

私もはじめのころは、よりよい文章のために、満足のいくまで書いては読み返しを繰り返していた時期がありました。しかし、それは自己満足に過ぎません。

※「文章を書くのがつらい」「うまく書けない」「書けても伝わらない」そんな苦しみと向き合い続けて得た気づきはこちら【凪花~Nagihana~プロフィール】で詳しく綴っています。

自分の目線でしか見ていないと、読者の目線がおろそかになります。

書き手はきちんと伝えているつもりでも、読者から見れば「わかりづらい」「読みにくい」と感じられてしまうんです。

たとえば、Webメディアなどでは読者の集中力は長く続きません。

ページを開いたとき「読みにくい」と感じたらすぐに離脱され、読み進めても「わかりづらい」と感じたら途中で離脱されてしまいます。

書き手が自分の記事を読み返すときは、しっかりと読み込むのでその視点が欠けがちです。読者も自分と同じ感覚で読んでいるという視点で書くべきではありません。

  • 理解しやすいか?

  • 読みやすいか?

この2つの視点を、自分目線ではなく読者目線で持つことで、一気にわかりやすくなります。逆にこの2つが欠けていると、いくら内容が素晴らしくても伝わらなくなってしまうんです。

わかりやすい文章には、意図的な工夫や構成、表現、基本ルールがあります。それは文才やセンスではなく「技術」です。

つまり、後天的に身につけることができるものなんです。

では、具体的にどうすればいいのか?

下記、わかりやすい文章の書き方における2つの視点について細分化し、例文をつけて解説していきます。

  • 理解しやすくなる文章の書き方6つのコツ

  • 読みやすくなる文章の書き方6つのコツ

実践的テクニックとして、書き方の基本と構成、表現のコツを一緒に身につけていきましょう。

理解しやすくなる!文章の書き方6つのコツ

【理解しやすくなる!文章の書き方6つのコツ】

わかりやすい文章にするには、書き方を工夫する必要があります。

論理がわかりづらかったり、要点があいまいだったり、難しい表現方法では理解してもらうことができません。

ここでは「理解しやすくなる」ことにフォーカスした6つの書き方のコツをお伝えします。

下記6つのコツを実践することで、伝えるべき意図が正確に理解できる、わかりやすい文章に変化させましょう。

1. 一文一義を徹底する

【解説】

「一文一義(いちぶんいちぎ)」とは、1つの文に1つの内容だけを込める文章の書き方の原則です。

1つの文に複数の内容を詰め込むと、読者は混乱し、理解しづらくなります。特に読みにくければすぐに離脱されやすいWebメディアでは、明快で簡潔な内容であることが不可欠です。

長い文や複雑な構文は読者の離脱を招きます。

一文一義を徹底し、最後まで読んでもらえる内容にしましょう。


【例文】

■悪い例

Web記事では、興味を引くタイトルをつけることが重要で、本文では結論から最初に書き、理由や具体例を加えることでわかりやすいWeb記事になります。

■良い例

Web記事では、興味を引くタイトルをつけることが重要です。本文では最初に結論を書きましょう。次に、その理由と具体例を加えることでわかりやすいWeb記事になります。


【実践法】

一文に入れる情報は一つに絞る

一文で「主張」「補足」「例え」などを混在させると意味がぼやけてわかりづらくなります。文を切り、複数の情報を詰め込み過ぎないようにしましょう。

内容を読み返し、情報が混在していないかをチェックし、必要があれば分ける習慣をつけてください。

■接続詞を多用していないかチェックする

「また」「そして」「さらに」などの接続詞が頻繁に使われている文は、一文に複数の意味を詰め込みがちです。

接続詞でつなぐ前に「この文は分割できないか」「もっと短くできないか」を考えましょう。接続詞を多用していたら一文一義が守れているかチェックしてください。

■一文一義にする練習をする

自分の文を読み返し、2つ以上の主張が混在していないか確認してください。

長い一文は2~3文に分けることで格段に読みやすくなります。毎回のチェックを習慣化しましょう。

※一文一義につきましては、こちらの記事「その一文、詰め込みすぎでは?『一文一義』で変わる文章力アップの基本」でさらに詳しく解説しておりますのでご覧ください。

2. あいまいな表現を使わない

【解説】

「あいまいな表現」を避けることは重要です。

「いろいろ」「それなり」「思います」「多分」「なんとなく」「ある程度」「まあまあ」「そこそこ」などの曖昧な表現は、読者の解釈に委ねる部分が大きく、意図が正確に伝わらないことがあります。

特にWebメディアやビジネス文書では、内容を正確に把握できるよう、可能な限り具体的に表現しましょう。

あいまいな表現を避けることで、信頼性や説得力も格段に向上するはずです。


【例文】

■悪い例

いろいろな施策を行った結果、それなりの効果があったと思います。

■良い例

3つの施策を行った結果、クリック率が30%向上する効果がありました。


【実践法】

■感覚ではなく「数字と事実」で表現する

「思います」「多い気がする」などの主観的表現は避け、具体的な数値や事実、実績を使いましょう。

たとえば、前述の良い例「クリック率が30%向上」など、根拠のあるデータを入れると信頼度がグッと上がります。数値がない場合は別の具体的表現に置き換えてください。

具体的に示すことで文章の信頼性と説得力が一気に高まります。

■抽象的な表現を「具体的な表現」に言い換える

「いろいろ」「なんとなく」「それなり」「まあまあ」「そこそこ」「かなり」など、ぼやけて伝わる表現を避け「何を」「どのように」「どれくらい」なのかを明確に示しましょう。

曖昧な表現は読み手に意図しない解釈をさせてしまいます。曖昧な表現がないかをチェックし、具体的に言い換える作業を行ってください。

■「それ」「これ」などの指示語は明確に置き換える

「それ」「これ」「あれ」などの指示語は、何を示しているのかが不明確になりがちです。特に長文では、前後の文脈との対応関係があいまいになり、誤読を招きます。

指示語は可能な限り避け、対象を具体的な名詞に置き換える習慣を身につけましょう。

※あいまいな表現につきましては、こちらの記事「『その書き方、ちょっとあいまいかも?』伝わる文章に変わるシンプルなコツ3選」で、さらに詳しく解説していますので併せてご覧ください。

3. 「たとえば」で具体例を添える

【解説】

わかりやすい文章の書き方を語るうえで欠かせないのが「たとえば」で具体例を添えることです。

「この表現ではわかりづらいかも?」「意味が理解できないかも?」と感じたら「たとえば」「一例として」「具体例として」「例を挙げれば」などを使って具体例を挙げられないかを検討してください。

具体例はリアリティを与えるため、頭の中でイメージしやすく、読者の理解を一気に深めます。

読者は自分の状況に当てはめて考えやすくなり、納得感が高まるでしょう。


【例文】

■悪い例

Web記事の書き方のコツを身につければ、誰でもわかりやすい記事を書くことができます。

■良い例

Web記事の書き方のコツを身につければ、誰でもわかりやすい記事を書くことができます。

たとえば、料理のコツを教えてもらえば誰でも美味しく作れるのと同じです。素材(言葉)の選び方、火加減(文章のリズム)、調理の順序(構成)などを少し意識するだけで、グッと美味しくなります。


【実践法】

■ピンとこない説明のあとに具体例を使う

読者がピンとこない可能性がありそうな説明のあとに「たとえば」で具体例を入れると理解が深まります。

入れるタイミングは説明の直後です。

あまり間を空けると説明が頭から離れてしまいますからね。「説明→具体例」の流れを意識して、読者の理解を促進しましょう。

■複雑な内容ほど具体例でイメージさせる

抽象度の高い内容や専門用語をそのまま説明しても読者には伝わりにくいものです。

「頭ではわかるけど、実際どういうこと?」と感じさせてしまいます。そんなときこそ「たとえば~」を使って具体例を示しましょう。

「ああ、それってこういうことか」と腑に落ちる瞬間を具体例で表現してください。

■具体例は簡潔にまとめる

具体例が長文になると逆にわかりづらくなります。ポイントを絞って可能な範囲、簡潔にしましょう。

長文になりすぎると逆に話の焦点がぼやけ、読者の理解が散漫になります。具体例はあくまで「補足」ですので、文章の主役にならないように注意してください。

4. 「つまり(要するに)など」で要点をまとめる

【解説】

「つまり」「要するに」を使うと要点がまとまり、読者の理解度が高まります。

たとえば、読んでいて情報が多くなってくると「で、結局どういうこと?」と思うことがないでしょうか。

そんなとき効力を発揮するのが「つまり」「要するに」を含めた下記のような接続詞です。

「つまり」「要するに」「要点は」「まとめると」「結論としては」「すなわち」「結局」「結論をいえば」「言い換えると」「まとめるなら」「まとめれば」「一言でいえば」「言ってみれば」「いわば」など。

前の内容を簡潔に整理して理解を促すため、わかりやすい文章にできるはずです。


【例文】

■悪い例

読書は知識を蓄えるだけでなく、集中力や語彙力を高めたり、心を落ち着けてリラックスできる効果がある素晴らしい習慣です。

■良い例

読書は知識を蓄えるだけでなく、集中力や語彙力を高めたり、心を落ち着けてリラックスできる効果があります。つまり、読書は「知性」と「心」の両方を育ててくれる素晴らしい習慣です。


【実践法】

■要点は「段落の最後」でしっかりまとめる

段落の最後や話の流れの区切りとなる場所で「つまり」「要するに」「このように」などを使いましょう。

読者は段落の最後に注目しますので「つまり~」「要するに」「このように」のように要点を置くことで理解を補強できます。

■「繰り返す」のではなく言い換えて「要約」する

前の内容を、単に繰り返すのではなく、意味を圧縮、整理して言い換えたり要約したりしてください。

情報の重複を避けるため、言葉を変えたり、内容を整理して短くまとめ直すのがコツです。「要するにこういうこと」という一文に圧縮するイメージでしっかりまとめましょう。

■主張は短く言い切る

伝えるべきことを印象づけたいとき「つまり~です」と短く結論づけることで、記憶に残るフレーズになります。

まわりくどい説明は不要です。

「つまり~です」というように短く言い切り、印象に残る表現でまとめてください。

5. 結論は最初に書く

【解説】

結論を最初に書くことで理解しやすくなり、それがわかりやすい文章につながります。

結論がなく「いったいなにを伝えたいんだろう?」と思いながら読み進める文章はストレスになり、離脱を誘うだけです。特にWebメディアでは、クリック1つでたくさんの情報を探せます。

ストレスを感じてまで、その情報に固執しなければならない理由がありません。

そのため、結論を最初に書くほうが読まれやすいんです。

結論を最初に書く場合「PREP法」が効力を発揮します。PREP法とは「結論→理由→具体例→結論」の順番で伝える構成です。

結論を最初に伝えることで、最後まで読まれる可能性が高まります。


【例文】

■悪い例

わかりやすい文章を書くために構成は大きくかかわってきます。

先日、取引先が運営しているWebメディアでは、滞在率が130%向上しました。結論を述べてから理由や具体例を示したんです。

これをPREP法といって、わかりやすい文章を書くことができます。

■良い例

(結論)PREP法を使えば、わかりやすい文章を書くことができます。

(理由)なぜなら、結論を述べてから理由や具体例を示すため、論理的に理解しやすくなるからです。

(具体例)たとえば、取引先が運営しているWebメディアでは、結論を先に伝える構成にしたことで滞在率が130%向上しました。

(結論)あなたも、わかりやすい文章を書くことができるPREP法を使いましょう。


【実践法】

■まずは結論を1文で書く

書き始める前に「伝えたいこと」を明確にしてください。

最初の1文で主張、結論を伝えることで、読者は話の軸を把握して内容をすぐ理解できます。

たとえば、前述の良い例「PREP法を使えば、わかりやすい文章を書くことができます」のように、伝えたい結論だけを最初に書くのがポイントです。

■結論の理由を添える

次に結論に対して「なぜそういえるのか?」という根拠を述べることで納得感が高まります。

たとえば、「なぜなら、結論を述べてから理由や具体例を示すため、論理的に理解しやすくなるからです」のように、シンプルな一文で構いません。

最初の結論に対する理由を添えましょう。

■具体例で補強する

次に理由の裏付けとして具体例を示します。

抽象的な理由だけではなく、事例、実体験、実績、日常的な例え話などでイメージを補強して信頼性を高めてください。

たとえば「取引先が運営しているWebメディアでは、結論を先に伝える構成にしたことで滞在率が130%向上しました」のように、できる限り抽象的にしないことが大切です。

■結論を最後に再び伝える

最後に、最初に伝えた結論を再び伝え、印象づけて記憶に残すことで理解が定着しやすくなります。

たとえば「あなたも、わかりやすい文章を書くことができるPREP法を使いましょう」のように、結論を最後に再び締めくくりましょう。

結論を先に書く構成として、一般記事やビジネス文書では、論理的に要点を伝えるPREP法が定番です。PREP法の具体的な構成や例文につきましては「結論を最初に伝えるPREP法の構成と例文」で詳しく解説しています。

一方、セールスライティングで読者を納得させて行動を促す場面では、CREMAの法則を使うことで成果につながりやすくなるでしょう。CREMAの法則の具体的な構成や例文につきましては「結論から始まるセールス構成CREMAの法則の5ステップと例文」で詳しく解説しています。

結論を最初に書く構成を理解したうえで、わかりやすい文章の書き方を実践してみてください。

6. 専門用語は必要最小限にする

【解説】

専門用語を必要最小限に留めないと読者の理解を妨げます。

その分野の専門知識を持っている層の場合は別ですが、一般層の場合は理解されないまま、離脱される可能性が高まるでしょう。

使う必要がある場合は、誰でもわかるように言い換えたり、わかりやすい補足説明を加えてください。読者に合わせて表現を調整することが、わかりやすい文章の書き方の基本です。


【例文】

■悪い例

与信枠の縮小に伴い、BtoBのリスケ調整が必要です。

■良い例

取引先に認めている後払いの上限額縮小に伴い、企業間の支払いスケジュールの調整が必要です。


【実践法】

■専門用語を日常的な言葉に言い換える

専門用語を見つけたら「これって一般層にも通じる?」と自分に問いかけてください。業界内では当たり前の言葉でも、初心者や一般読者には伝わりません。

たとえば前述の悪い例「与信枠」なら「取引先に認めている後払いの上限額」、「BtoBのリスケ調整」なら「企業間の支払いスケジュールの調整」など。

専門用語はできるだけ避けて日常的な言葉や比喩で言い換えましょう。

専門用語を使う必要がある場合は説明を添える

専門用語を省くのが難しい場合、最初に登場するタイミングで補足説明をつけます。

「与信枠(取引先に認めている後払いの上限額)」のように、カッコで補足を書くか「~とは~のこと」のように簡潔に説明を添えてください。

読者にわからないまま読み進めさせないことを徹底しましょう。

■読者層に合わせて専門用語の選定を調整する

「誰に対してなのか」を明確にし、読者層に合わせた言葉で書くようにしてください。

たとえば「初心者」「一般層」「専門家」などを意識して「どのレベルであれば伝わるか」を常に考えることが大切です。

書きながら「この言葉はすぐ理解できる?」と自分に問いかけましょう。

読みやすくなる!文章の書き方6つのコツ

【読みやすくなる!文章の書き方6つのコツ】

わかりやすい文章かどうかは細かな工夫で大きく変わります。読者が違和感を感じたり、視覚的にも読みづらければスムーズに読み進められません。

ここでは「読みやすくなる」ことにフォーカスした6つの書き方のコツをお伝えします。

1. くどい言い回しを避ける

【解説】

「くどい言い回し」は、できるだけ避けることが大切です。

同じ内容をなんども繰り返したり、まわりくどい表現を使ったりすると、無駄に長くなり集中力が削がれてしまいます。

特にWebメディアやビジネス文書では、シンプルに要点がわかる内容であることが不可欠です。

くどい言い回しを避けることでテンポが良くなり、読者にストレスを与えずに読み進めてもらうことができるでしょう。

【例文】

■悪い例

来月から始まる非常に重要なプロジェクトの開始にあたり、事前に前もってプロジェクトの概要についてご説明させていただきたいと思います。

■良い例

来月から始まる重要なプロジェクトの概要を前もってご説明します。

【実践法】

■無駄な修飾語を取り除く

過剰な形容詞や副詞を取り除くことで、文章がシンプルで力強くなります。

たとえば前述の悪い例「非常に重要な」のように修飾語を重ねて過剰に使いすぎるとクリアに伝わりません。

必要な情報を伝えるためにくどい言い回しは避けましょう。

■似た意味の言葉を重ねない

似通った言葉が並んでいたら、どちらかを削るクセをつけてください。

前述の悪い例「重要なプロジェクトの~プロジェクトの概要についてご説明」のように重複する言葉や、「事前に前もって」のように同じ意味をあらわす言葉を繰り返すとくどい印象を与えます。

良い例「重要なプロジェクトの概要を前もってご説明します」のように1つに絞ったり、言い換えたり簡潔にまとめましょう。

■丁寧過ぎる敬語に注意する

敬語が必要な場面を除き「させていただきます」「ご確認のほどお願い申し上げます」などの表現を多用すると、くどく感じてしまう場合があります。

たとえば、前述の悪い例「ご説明させていただきたいと思います」は「ご説明します」で十分です。

読者のストレスになったり、主張がぼやけてしまう場合もありますので、使わなくてもいい場面では簡潔に言い換えましょう。

※くどい言い回しにつきましては、こちらの記事「まわりくどくないですか?『くどい文章』を一瞬でスッキリさせる3つのコツ」で、さらに解説していますので併せてご覧ください。

2. 書き出しを重苦しくしない

【解説】

書き出しは、読者が読み進めるかどうかを決める重要な場所です。

特にWebメディアでは、最初の数行で「読みにくそう」「説明文みたい」と感じさせてしまうと、その先を読み進めてもらえません。

読者は素早く情報を得たいため、ストレスを感じるような書き出しだとすぐに離脱されます。

心理的ハードルを下げる意味でも、書き出しでは「長い一文」「堅い語調」「前置き」を避けることを意識しましょう。

【例文】

■悪い例

本記事では、Web記事の書き出しが軽くなる具体的なコツや注意点に関して、複数の視点から丁寧に解説するとともに、読者に負担をかけない効果的な表現方法を詳しくご紹介します。

■良い例

Web記事の書き出しが「重くて読みにくい!」と感じることはありませんか?

そんなお悩みを解決するため、この記事では書き出しが軽くなるコツや注意点を具体的に紹介します。

【実践法】

■前置き調の書き出しは避ける

前述の悪い例「本記事では~」というような、お知らせや前置き調の書き出しは、堅く重苦しい印象を与えます。読者は読み進める前から身構えてしまうかもしれません。

読者の興味関心に寄り添う形で自然に書き出すのが効果的です。

■書き出しに「息継ぎ」をつくる

書き出しの一文が長く、改行もなく詰まりすぎていると読む気を失わせてしまいます。特に画面が狭いスマホではびっしり文字が並んで見えてしまうんです。

書き出しは短く、句読点や改行でテンポよく読み進められるリズムを意識しましょう。

■「構えてしまう語彙」を避ける

「本記事」「本稿」「当該記事」「言及する」「従来より」「論じる」など、堅苦しい語彙を使うと、読者に心理的な距離を感じさせてしまう場合があります。

特に書き出しでは堅苦しい語彙や専門用語を使わず、柔らかい表現で自然に読み進められる空気を作りましょう。

※「書き出し」につきましては、こちらの記事【保存版】読まれる「note・ブログ」の設計図(※無料→約7,000文字 | 有料→約43,000文字)の無料部分でも、別の視点で解説しています。

3. 段落や改行をうまく使い読みやすくする

【解説】

わかりやすい文章の書き方を語るうえで「段落」や「改行」の使い方は重要な要素です。

たとえば、段落が詰まり過ぎていたりすると、いくら素晴らしい内容でも「読む気がしない」と感じさせてしまいます。

特にスマホの場合、パソコンよりも横幅が狭いため、段落の行数が増えてしまうんです。

詰まった文の固まりは、読もうとする気持ちを阻害します。改行で視覚的な余白を作る、段落にリズムをつける、意味ごとに段落をわけるといった工夫で格段にわかりやすくなるでしょう。

【例文】

■悪い例

Web記事を書くとき、読みやすさを意識しないと読者は離脱します。たとえば、段落をわけずに詰め込み過ぎると読みづらくなり、読み進めようという気になりません。特に画面が狭いスマホでは、文字の固まりで埋め尽くされてしまいます。結果として内容が頭に入らず、途中で離脱される可能性が高まるんです。いくら素晴らしい内容のWeb記事でも、読み進められなければ意味がありません。読みやすさはWeb記事の書き方において大切な要素だといえるでしょう。

■良い例

Web記事を書くとき、読みやすさを意識しないと読者は離脱します。

たとえば、段落をわけずに詰め込み過ぎると読みづらくなり、読み進めようという気になりません。特に画面が狭いスマホでは、文字の固まりで埋め尽くされてしまいます。

結果として内容が頭に入らず、途中で離脱される可能性が高まるんです。

いくら素晴らしい内容のWeb記事でも、読み進められなければ意味がありません。読みやすさはWeb記事の書き方において大切な要素だといえるでしょう。

【実践法】

■一文一段落を恐れずに使う

一文を一段落にすることに、抵抗感があるという人は多いようです。しかし、特にスマホで読む場合、文字が詰まり過ぎていると読む気を阻害されます。

一文を独立した段落にすれば読みやすくなり、全体のリズムも良くなります。

■同じような行数になる段落を連続させ過ぎない

たとえば、1段落「3行・3行・3行・3行」のように、同じ行数の段落が連続すれば単調に見えてしまいます。

「3行・1行・4行・2行」のように、違う行数を意識して組み合わせましょう。

目的がある場合や、状況的なことによって変わりますが、基本、同一行数が3回以上続かないことを目安にしてください。

視覚的なリズム感が生まれ、読みやすさが向上します。ただし、閲覧媒体の種類によって1行の文字数に違いが生じますので、何行になるかも変わってくることに注意が必要です。

たとえば「スマホで1行20文字前後」のように自分の中で想定して、1段落何行になるかの目安としましょう。

■構成要素ごとに段落を分ける

1つの段落に複数の話題を詰め込むと、読者は内容を把握しづらくなりかねません。構成要素ごとに段落を分けることで文章の流れが自然になり、読みやすさが向上します。

ただし、前述した「同じような行数になる段落を連続させ過ぎない」とも両立させて、リズムを損なわないようにする意識が必要です。

しかし、両方の原則を完璧に両立させるのは現実的ではありません。

バランスを取りながら、無理のない範囲で優先順位をつけて調整し、柔軟に対応していきましょう。

4. 漢字・ひらがな・カタカナのバランスをとる

【解説】

漢字、ひらがな、カタカナの使い分けは、読みやすさに深く影響する大切な要素の1つです。

特に漢字が多いと、イメージが堅くなり読者にストレスを与えてしまいます。逆に、ひらがなやカタカナが多すぎても、柔らかく軽くなりすぎて内容が伝わりづらくなりかねません。

漢字は視覚的に文章を引き締め、ひらがなは柔らかくし、カタカナは軽快さやカジュアルさを演出してリズム感を生みだします。

漢字・ひらがな・カタカナのバランスを適切にとることが、わかりやすさにつながるでしょう。

【例文】

■悪い例

先程、「鞄」を百貨店で購入しました。「綺麗」な色が「幾つか」あり、選ぶのに時間が「掛かり」ました。「何処に」置くべきか迷いましたが、「既に」収める場所は決めています。

■良い例

先ほど、「カバン」を百貨店で購入しました。「キレイ」な色が「いくつか」あり、選ぶのに時間が「かかり」ました。「どこに」置くべきか迷いましたが、「すでに」収める場所は決めています。

【実践法】

■ひらがなで柔らかさと読みやすさをだす

ひらがなを使うことで柔らかさをだすことができます。漢字にできるものをすべて漢字で書いてしまうと、視覚的に重苦しく堅苦しい印象を与えかねません。

すべてではありませんが、接続詞や副詞、日常的な形容詞や動詞などは、ひらがなにすることで全体が滑らかに流れます。

■カタカナでアクセントをつける

外来語や流行語、強調したい言葉にはカタカナを使うことも検討しましょう。

カタカナは視覚的に目立つため入れ過ぎは禁物ですが、うまく使えばリズムや変化を生みだします。

カタカナによって軽快さやカジュアルさを演出できるので効果的に使いましょう。

■漢字・ひらがな・カタカナをバランスよく使う

漢字ばかりだとイメージが堅くなり、逆にひらがなばかりだと柔らかすぎて深みがなくなります。

偏りすぎず自然に組み合わせることで、読みやすく理解しやすくなるはずです。そこに、カタカナをアクセントで少し加えると、バランスの取れた文章になります。

5. 文体は全体で統一する

【解説】

文体の統一は文章作成の基本的なルールです。

文体とは「です・ます調」「だ・である調」といった語尾の形式、丁寧さや口調の一貫性などのスタイルを指します。

途中で文体を変えるべきではありません。

読者は違和感を覚えたり、内容の信頼性に疑問を持つ可能性があるからです。

たとえば、最初は丁寧な語り口だったのに突然フランクになったら「この人、誰に向けて書いているんだろう?」「急に人格が変わった?」と、読者を戸惑わせてしまいます。

「どの文体で書くのか」を最初に決めてから書き始め、文体を統一するようにしましょう。

【例文】

悪い例

今回はWeb記事の書き方についてご紹介します。まず大切なのは構成だ。これは読者の理解を助ける。わかりやすいWeb記事って、読んでいて気持ちがいいですよね。

■良い例

今回はWeb記事の書き方についてご紹介します。まず大切なのは構成です。これは読者の理解を助けます。わかりやすいWeb記事は、読んでいて気持ちがいいものです。

【実践法】

■最初に「文体ルール」を決めておく

書き始める前に「です・ます調」か「だ・である調」かを明確に決めておきましょう。これが文体のブレを防ぐ基本です。

ルールを決めておくことで統一感を保て、文体が途中でブレるのを防ぐことができます。

■書きながらの「語尾チェック」を習慣づける

構成を考えながら書くと、無意識に文末が変わってしまうことがあります。

段落を1つ書いたら「~です」で終えているか?「~だ」になっていないか?をチェックする習慣をつけましょう。

■最後に一括して「調整するクセ」をつける

本文をすべて書き終えたら、文末だけに注目してざっと読み返してください。

「語尾だけ確認する」と決めると統一ミスに気づきやすくなります。もちろん、チェックツールなどを使うのもありです。誤りがあれば最終調整しましょう。

6. 同一語尾の繰り返し使用を控える

【解説】

同一語尾が繰り返された文章は、単調で機械的な印象を与えてしまいます。

「~です。~です。~です。」「~ます。~ます。~ます。」というように連続すると、文章にリズムがなくなるためです。

語尾を意識的に変えることで、自然な読み心地を作ることができます。

リズムや緩急は重要な要素です。構成がどれだけしっかりしていても、語尾のバリエーションが乏しいと印象が平坦になり、伝わりにくくなります。

「語尾は見えないリズム」として丁寧に扱っていきましょう。

【例文】

■悪い例

このビジネス講座はわかりやすいです。構成もとてもシンプルです。ポイントが明確に整理され解説も丁寧です。ビジネス文書の書き方を学ぶのに最適です。

■良い例

このビジネス講座はわかりやすいです。構成もとてもシンプルで、ポイントが明確に整理されています。丁寧な解説もあり、ビジネス文書の書き方を学ぶには最適だといえるでしょう。

【実践法】

■文章を2文以上書いたら語尾を確認する

文章を2文以上書いたら、同じ語尾が連続していないか確認しましょう。「~です。~です。」「~ます。~ます。」のように連続していたら、1つだけ語尾を変えてみることで印象がガラッと変わります。

語尾だけを変えにくい場合でも、前述した「悪い例・良い例」のように文章自体を調整する工夫をしてください。

最低限、同じ語尾を3回以上続けないことが、読みやすい文章の基本です。

■語尾表現にバリエーションをつける

語尾は「~です。」「~ます。」だけではなくいろんなバリエーションをつけましょう。

たとえば「~でしょう。」「~しましょう。」「~でした。」「~ました。」「~ください。」「~かもしれません。」「~ですよね。」「~ますよね。」「~してくださいね」「~そうです。」「体言止め」などです。

■音読してリズムの悪さを感じとる

完成した文章は音読してください。

声に出すことで「語尾のくどさ」「リズムの悪さ」を自然に感じ取れるようになります。

手間にはなりますが、慣れないうちは語尾のみに集中して音読することです。耳で違和感を覚えたら、語尾を変えて調整しましょう。

※「同一語尾の繰り返し」につきましては、こちらの記事「文末表現で文章の印象は変わる|語尾の使い方を例文で解説【種類一覧つき】」の中でも解説していますので、あわせてご覧ください。

まとめ:わかりやすい文章で最後まで読んでもらおう

【まとめ:わかりやすい文章で最後まで読んでもらおう】

この記事では、わかりやすい文章の書き方について、基本と構成のコツを例文つきで実践的に解説してきました。

  • 意図を正確に理解できるように伝え、ストレスを与えないわかりやすい文章を書く

  • 理解しやすくなる文章の書き方6つのコツを押さえて理解度を高める

  • 読みやすくなる文章の書き方6つのコツを押さえて最後まで読み進めてもらう

これらを実践して身につけることで、わかりやすい文章を書く力が格段にアップします。

「理解しづらいのでは?」「読みづらいのでは?」という不安を解消することができるようになり、自信をもって文章を書くことができるはずです。

文才がなくても、今、文章力がなくても大丈夫。

わかりやすい文章の書き方を身につけることで「すごく理解しやすい」「とても読みやすい」という声が増え、読者との信頼関係も深まり、あなたの言葉はさらに多くの人に届くはずです。

「最後までじっくり読んでもらえた!」という喜びを、実感できるほどの文章力を手に入れることができるでしょう。

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