SDS法とは?例文でPREP法・DESC法との違いやメリット・デメリットを解説
文章を書いたり人に話したりするとき。
文章量や時間が限られていて困る場面があるのではないでしょうか。
「書ける文章量が限られている」
「話す時間が限られている」
こんなとき、適した文章構成があれば書きやすくなると思いませんか?
範囲を考えて書くとうまく書けないものです。しかし、範囲が限られているからこそ役立つ文章構成があります。
それが「SDS法」です。
特に、限られた文章量や時間の中で、簡潔にわかりやすく伝えるシーンで、SDS法は効力を発揮します。
この記事では、SDS法について解説します。
「簡潔に要点を伝えたい」
「わかりやすく伝えたい」
という悩みがある場合は、SDS法を活用して、目的に合った文章を構成してみてください。
■凪花~Nagihana~人を動かすWeb文章術
Webメディア運営歴・記事執筆歴10年以上。SEO上位表示(ビッグキーワード1位など)や記事添削累計1,000件以上の指導経験をもとに、読者ファーストを大切にした文章術を発信しています。
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SDS法とは

SDS法とは、「要点→詳細→要点」の順で伝える構成のことで、読み方は「エスディーエスほう」といいます。
Summary(要点)
Details(詳細)
Summary(要点)
「Summary」「Details」「Summary」、それぞれの頭文字だけをとって、SDS法と名付けられました。
たくさんの情報が渦巻く多様化する現代社会で、要点がすぐにわからないことはストレスです。
SDS法では、要点を簡潔に述べてから、その詳細を伝えます。
要点がすぐにわかるため、すんなりと、その後の詳細を理解できるのです。そして、最後に再度要点を延べることで、しっかりと記憶に残します。
SDS法の活用シーン

SDS法は、簡潔でわかりやすい構成が適しているシーンで活用できます。
簡単なプレゼン
文書やメールでの報告や連絡
自己PRや自己紹介
SNSでの投稿
発表やスピーチ
比較的、短めの文章に適していて、ニュース速報などにもよく見られる構成がSDS法です。
プレゼンは、ガッツリと提案するプレゼンではなく、時間や文章量が限られた簡単なシーンに適しています。
SDS法のメリット

SDS法のメリットを3つお伝えします。
1. 簡潔に素早く要点が伝わる
SDS法では、簡潔に素早く要点が伝わります。
要点を先に簡潔に伝え、その後に詳細を述べるため、文章量や時間が限られた中で伝える場面で効果的です。SDS法では、前置きの長い構成と比べて的確に素早く内容を伝えられるからです。
「一体なんの話?」というストレスなく、素早く理解できます。
SDS法は、特に、ビジネスシーンでの報告、連絡、会議や簡単なプレゼン、就活での自己PRや自己紹介などで効果的です。文章量や時間が限られた中で簡潔に素早く要点が伝わるからです。
2. 相手にわかりやすく伝わる
SDS法は、「要点→詳細→要点」という簡潔な構造です。相手は頭の中で情報整理をしやすく、話の流れを見失いにくくなるため、わかりやすく伝わります。
「わかりやすく伝わる」ことは、特にビジネスシーンなどでは必要不可欠。
「要点を早く言ってくれないか」「何が言いたいのかわからない」というような場面を防ぐためにも、SDS法は効果的だといえるでしょう。
3. 記憶に残りやすい
SDS法では、最初と最後に要点を2回繰り返します。要点を繰り返すことで記憶に残りやすくなり、印象付けができるのです。
SDS法のデメリット

SDS法のデメリットを3つお伝えします。
1. 主張を伝えたいシーンでは不向き
SDS法は、簡潔にわかりやすく要点を伝えることには向いていますが、意見や主張を強く伝えたいシーンでは不向きです。
冒頭から強い主張を、熱意を込めて語っても、「要点→詳細→要点」というSDS法の簡潔な構造の中で、その訴えは響きません。
意見や主張を強く伝えたい、説得力を持たせたい、という場合、SDS法は使わないほうがいいでしょう。
2. 感情的アプローチに不向き
SDS法は、感情に訴えるアプローチや、共感を持たせた文章には不向きです。簡潔な構造の中で、いくら感情に訴えかけても伝わりません。
感情に訴えかけたい、共感を得たい、という場合、SDS法は使わないほうがいいでしょう。
3. 具体的な詳細を伝えるには不向き
SDS法は、具体的な詳細を深掘りして伝えることに向いていない簡潔な構成です。
細かな補足情報を加えたいときも、盛り込むには構成が簡潔すぎるのです。SDS法は情報量の多い文章ではなく、要点を簡潔に伝える文章に向いています。
具体的な詳細を伝えたい場合、SDS法は使わないほうがいいでしょう。
SDS法・PREP法・DESC法の違い

SDS法は、要点を簡潔に述べてから、その詳細を伝える構成です。
SDS法とよく比較される文章構成として、「PREP法」と「DESC法」があります。
ここでは、この3つの文章構成の違いをお伝えします。
1. SDS法とPREP法の違い
「PREP法」は、「結論→理由→具体例→結論」の順で伝える論理的な構成です。
論理が一貫し、伝えるべきことがわかりやすく理解されると同時に、説得力も生まれます。
読み方は「プレップほう」です。
Point(結論)
Reason(理由)
Example(具体例)
Point(結論)
「Point」「Reason」「Example」「Point」、それぞれの頭文字をとってPREP法と名付けられています。
結論を先に伝え、結論に対する理由を述べ、その理由の裏付けになる具体例を語り、最後にもう一度結論を述べる。論理的でわかりやすい文章でありながら説得力も持ち合わせる文章構成がPREP法です。
PREP法の簡単な例文は下記です。
Point(結論):リモートワークは継続するべきです。
Reason(理由):なぜなら、業務効率とスタッフの満足度が向上しているからです。
Example(具体例):先日の調査では90%のスタッフが、集中力が増すと答えていました。
Point(結論):そのため、リモートワークの継続を強く提案します。
PREP法は、わかりやすく論理的でありながら説得力をも生み出す必要があるシーンに向いています。
一方、SDS法は、限られた文章量や時間の中で、簡潔にわかりやすく伝えるシーンに向いています。
「PREP法」につきましては、下記の記事でさらに詳しく解説していますので併せてご覧ください。
2. SDS法とDESC法の違い
DESC法は、「描写する→説明する→提案する→選択する」の順で伝える、相手を尊重しながら主張して納得させる構成です。
読み方は「デスクほう」といいます。
Describe(描写する)
Explain(説明する)
Specify(提案する)
Choose(選択する)
「Describe」「Explain」「Specify」「Choose」、それぞれの頭文字をとってDESC法と名付けられています。
DESC法は、まず、客観的な事実を描写します。そして、事実に対する自分の主観的な意見を述べるのです。その後、解決策や行動を提案して選択肢を伝えます。これにより、相手を尊重しながら納得させることができるのです。
DESC法の簡単な例文は下記です。
Describe(描写する):プロジェクトの進行が遅れています。
Explain(説明する):タスクの情報共有不足が原因だと思います。
Specify(提案する):再発を防ぐため、チームでのタスク情報共有についてミーティングしませんか。
Choose(選択する):時間の都合もおありでしょうから、リモート会議でも構いません。
DESC法は、相手を尊重しながら主張して納得させる構成です。
一方、SDS法は、限られた文章量や時間の中で、簡潔にわかりやすく伝える構成です。
※他の「文章構成パターン」を、こちらの記事「文章構成のパターン!5つの基本と伝わりやすいテンプレートを例文解説」で解説していますので併せてご覧ください。
SDS法のテンプレートに沿った5つの例文

ここでは、SDS法のテンプレートに沿った例文を5つお伝えします。
1. 自己紹介
【Summary(要点)】
私は○○○○と申します。システムエンジニアとして8年間の経験を積み、特に、Webアプリケーション開発に携わってきました。
【Details(詳細)】
Java、PHPで正確なプログラミングが行えます。RubyやPythonを使ったAPI開発も担当してきました。
チームプロジェクトでは、メンバーの適性を考慮し、効率の良いチームを作り上げ、プロジェクト成功に貢献してきました。今後も、対応範囲を広げるために、スキルを伸ばしていきたいと考えています。
【Summary(要点)】
システムエンジニアとしての8年間の経験と、Webアプリケーション開発経験を生かし、ユーザーにとって利便性の高いサービスを作り上げていきたいと考えています。
2. 自己PR
【Summary(要点)】
私は、チームワークによる効率を重視することで、最善の結果を引き出すことに自信を持っています。
【Details(詳細)】
前職では、プロジェクトの進行が遅れた際、スタッフ同士のタスク管理が的確に行われているかを精査し、個別にミーティングを行いました。各部門の情報共有を正常化し、その結果、進行の遅れは取り戻せて、プロジェクト成功へとつながりました。
【Summary(要点)】
チームワークによる効率を重視することで、各個人の力も向上させる仕事のあり方を、今後も大切にしていきたいと考えています。
3. 簡単なプレゼン
【Summary(要点)】
本日は、企業認知度とブランドイメージ向上を目指すプロジェクトについて提案いたします。
【Details(詳細)】
このプロジェクトでは、TikTokとInstagram、YouTubeによって、インフルエンサーマーケティングと同時に、企業認知度とブランドイメージ向上を目指します。
ハッシュタグチャレンジを活用し、ユーザーに投降を促すことで、UGCを促進。ユーザーエンゲージメントを高め、ルールを明確にすることで参加を促すのです。その結果、商品購入へとつなげます。
【Summary(要点)】
このプロジェクトにより、売り上げだけではなく、企業認知度とブランドイメージ向上が期待できます。今後の、企業成長に大きく貢献できると確信しております。
4. スピーチ
【Summary(要点)】
本日は、会社の節目となるイベントへの参加ありがとうございます。
【Details(詳細)】
私たちの会社が、ここまで成長できたのは、今、ここにいるスタッフ全員のおかげです。個々の力と努力はもちろんのこと、素晴らしいチームワークによって、効率的に仕事をこなしてきたことが大きな要因だったと思います。
本日は、ここにいるスタッフ全員に心から感謝し、この場を設けましたので、楽しんでいってください。
【Summary(要点)】
改めまして、イベントへの参加に感謝です。今後とも、スタッフ全員とともに、会社がより一層成長していけるよう、引き続きよろしくお願いいたします。
5. メールでの報告
【Summary(要点)】
本日、社内業務システムに一時的な障害が発生しましたが、すでに復旧し正常稼働しております。
【Details(詳細)】
本日、午後2時30分頃、社内業務システムの不具合を発見し、原因を調査いたしました。
不正アクセスによる影響で、一時的に障害が発生しましたが、午後4時10分頃、正常な状態に戻りました。業務への支障は○○部にでており、現在のところ、そのほかでの支障は確認されておりません。
【Summary(要点)】
一時的に発生した障害は、現在、正常稼働しておりますが、今後、このような障害発生を防ぐため、セキュリティ対策の一層強化に努めます。
まとめ:SDS法を活用してみよう

この記事では、SDS法についてお伝えしてきました。
SDS法とは
SDS法の活用シーン
SDS法のメリット
SDS法のデメリット
SDS法・PREP法・DESC法の違い
SDS法のテンプレートに沿った5つの例文
まとめ:SDS法を活用してみよう
必要なシーンで、SDS法を効果的に使ってみてください。
特に、限られた文章量や時間の中で、簡潔にわかりやすく伝えるシーンで、SDS法が効力を発揮するのではないでしょうか。
「簡潔に要点を伝えたい」「わかりやすく伝えたい」という悩みがある場合、SDS法を活用してみてください。
きっと、「わかりやすい」「簡潔でいいね」と相手に思われ、もう、限られた文章量や時間の中で、どう伝えればいいのかと悩む必要はなくなるでしょう。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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