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『リーダーシップに出会う瞬間 成人発達理論による自己成長のプロセス』有冬典子 著 加藤洋平 監修・解説 感想

あたたかいクライアントさんと出会うを実験中のなほです。

毎日楽しいが向こうからやって来るし、もっと楽しいを私にさせちゃう。

楽しくすぐに幸せになっていいよって私が私をぎゅってする。

リーダーシップに興味があったのではなく、成人発達理論を学ぶにあたって推薦されていたので、本書を手に取りました。

ストーリー仕立てになっているので、面白く読めます。
小説を読む人はサクサク読めると思います!

▼成人発達理論基礎講座DAY1の学びは以下のnoteから

結果、この本はビジネスでリーダーシップをどう考えるか、自分らしいリーダーシップとは?を学びたい人だけでなく、自分の人生の舵取りを自分でしていきたいと願うすべての人に読んでもらいたい推し本になりました。

私がコーチングを通して伝えたいことが、自分の人生は自分で選べるよ、自分の足で歩けるようになって欲しいであり、今の私が体現したい生き方も周りではなく自分を優先して好奇心の呼ぶ方へ生きていくだからです!!

タイトルを変えて、もっと広い読者に読んで欲しい。
リーダーシップに限らない素晴らしい学びの宝庫でした!!

『リーダーシップに出会う瞬間 成人発達理論による自己成長のプロセス』
有冬典子 著 加藤洋平 監修•解説
日本能率協会マネジメントセンター 2019年 ¥1570

初日の授業を受けてから読んでいるのですが、おそらく授業でこんな概念なんだ~を教えてもらっているからより深く学びとることが出来たと思います。

そもそも「成人発達理論基礎講座」を受講しているのも、コーチングに活かしたい、看護に活かしたいなので、コーチとして学べることは何かを持ちながら読み進めていました。

ですが、その枠を越えて、私がどう生きるか?を問われ続けている、今の私の置かれている状況を考える、そんな風になりました。

心に響きまくり~!!

成人発達理論における学びではなくて、私の「今」という人生において心に響いたことについて書きます。

リーダーシップとは、影響力でありすべての人が発揮している。
すべての挑戦において、扉の前で悩まなくていい。自己犠牲は自分だけの問題ではなかった。
他者の評価に依存せず、自分らしく生きるとは同時に責任を自分で引き受けること。
周りの反応は、評価じゃなくてただのフィードバック。


リーダーシップとは影響力

分かりやすい~。

「何をするかではなく、どうあるか、ということかしら。リーダーシップとは、Doingではなく、Being、ただそこに居るだけで発してしまう、その人の存在感とか、その人に宿る雰囲気というか、つまり、在り方なのだと私は思っています」

p29

リーダーシップの概念がガラリと変わりました。

リーダーじゃなくてもリーダーシップはすべての人が発揮している。
私の人生のリーダーであり、どんな私で在るか、それによって影響力があり、みんな互いに影響し合っている。

だからこそ、そこに自覚的になり、在り方を考えていく、磨いていくことが大事。

コーチとしてもスキルではなくBeingの方が大事だよって思うけれど、まさに~って感じました。

まるっとコーチングと共通すると思ったのは

「リーダーシップとはその人の在り方や言動が発する影響力である」
「その在り方を磨くために大事なことは、自分の影響力の起点を自覚すること」

p72

自己の器やビジョンを自覚することだ、これはコーチングと共有できる考え方だと感じました。

扉の前で悩まない

『扉の前で悩まない』、だ。人は次の扉を開こうとするとき、ドアノブに手をかけもせず、この鍵がかかっていたらどうしようとか、扉の向こうに怖いものがいたらどうしよう、なんて、あれこれ思い悩んでいたりする、と。悩むなら、開いてから悩みましょうって

p45,46

本書は、上司から将来を見据えて役職についてみないかという打診をされた女性が、それを引き受けるかどうかに悩みながら、成長していく姿が描かれています。

この「扉の前で悩まない」も、新しいステージに挑戦するかどうかの時の心構えとして先輩の女性がよく口にする言葉として紹介されていました。

もちろん、新しいチャレンジをする時にもこれは言えると思いますが、私は人とのコミュニケーションにおいて、自分から自己開示するについて最近学びがあったので、それと結びついて印象に残りました。

信頼関係を築く時に、自分から自己開示を心掛けている。

けれど、「扉の前で悩んでいる」ことも同時にあって、人に受け容れてもらえなかったらどうしよう、怖いと感じている私は、まさに扉の前で悩んでいる。と感じました。

とにかく、実行する前から悩まない、あきらめないこと

p46

未来の起きてもいない悪い方向の想像が足かせになり、行動出来ないことってあると思います。
人間の本能だからある程度は仕方ないけれど、扉をまず開けてみる。は心に置いておきたいです。

自己犠牲の廃棄ガス

これ、めちゃくちゃ目を開かされました。

私は看護師をしていたこともあり、職業構造的にも自己犠牲になりがちで、患者さんや周りのスタッフの意向を汲む、仕事に限らず親の期待にこたえる、世間で良しとされる価値観が優先で、自己犠牲的に生きてきた自覚があります。

けれど、それが周囲に迷惑をかけているという感覚はまったくありませんでした。

自分が生きづらさやしんどさを抱えることはあっても、それが周りにマイナスの影響を与えているなんてこれっぽちも考えていなかったのです。
以下、長くなりますが引用します。

「わかったわ。自己犠牲の根っこは保身ね。私は人から嫌われたり、孤立したりすることが怖いのよ。だから、自己犠牲的に我慢し、相手の気持ちを損ねることがないよう気を遣ってしまっているの」と、私は素直に認めた。
「でも、自己犠牲が保身だとして、それはそんなに罪なことかしら。自分が損をするだけで、誰にも迷惑をかけていないのだから、自分勝手ではない気がするのだけれど」
「本当に自己犠牲によって、誰にも迷惑をかけていないと思う?」
「だって、私が我慢しているだけだもの。周りには迷惑をかけていないことにならない?」
「じゃあさ、自己犠牲的になって溜まったストレスを君はどう処理しているの?必ずどこかで排気ガスとしてまき散らすことになっていないかい?」
「排気ガス……?」
「そう。ストレスは排気ガスを生む。周りにまき散らす排気ガスだ。その排気ガスは3種類あるんだ。まず、自分より弱い者や親しい者への八つ当たりとして出る。また、他人にそれができない人は、別なところで罪なことをしている。例えば、過剰に食べすぎたり、必要のないものを買い込んだり……つまり、社会の資源の無駄遣いとして出ている。そして、最後に……、これが一番よくない排気ガスなのだけど、自分の体や心を壊してしまうことだよ」

p116,117

これだけ端的に分かりやすく自己犠牲の弊害を説明してもらったことはありません。

さらに、続いて主人公は、「親しい者への不誠実さ」も排気ガスだと気づいたと語っています。
甘えられる相手にだからこそ、小さな嘘をついていた主人公はすぐに夫に謝ります。

自己犠牲的に生きてきた結果、自分の体や心を壊してしまう。

これが体験として分かっているからこそ、私は自分の人生は自分で舵取り出来る、誰かではなく、まず自分を大事に出来るようになって欲しいと願っています。

発達段階でみると、他者依存段階が、いわゆる自己犠牲的なふるまい、八方美人的なふるまいであり、そこから自己主導段階へ移行していく時の揺れがこのエピソードです。

自分に照らしてみると、もう人の期待にこたえる私ではなくて、私が思うように生きていきたいんだ、と思ってそちらに舵を切った私に重なるように思いました。

ただ、行ったり来たりは起きるので、自己主導段階へ移行しても、環境や感情などいろんな要因によって容易に自分は移り変わり、前の発達段階に戻ることは起きます。
「含んで越える」という言葉で説明されています。前の発達段階の特徴は内包され、失われるのではない。

自分らしく生きるとは責任を引き受けること

私は、今のマイコーチとのセッション(コーチと2人で対話する時間をこう呼びます)でこれに気づきました。

私らしく生きるとは、今のところ好奇心が呼ぶ方へ生きていくこと。けれど、これは同時に私が私の人生だけに責任を持つことでもある。

責任は持ちたくない、楽しいだけで駆け出したいって無意識に思っていて、そこに責任という重心を得ました。

自己犠牲的に生きていたので、持たなくて良い責任まで引き受けていることもありました。

また他者の期待にこたえることは、「自分で責任を持たなくて良い」とも言い換えられます。

あなたの期待にそって行動したのだから、責任の半分は私にはない。そう考えられるのです。

けれど、はっきりと「自分に正直に生きるって、実は責任が伴う生き方だからね。願いを行動に移すときに躊躇してしまう理由は、その結果に対する責任をとるのがこわいからよ(p202)」と書かれていて、そうなんだよ~って激しくうなずきました。

私が私の人生に責任を100持つこと。

すべてただのフィードバック

「それはすべてただのフィードバックよ。傷つく必要はない。逆にありがたく参考にさせてもらって、さらに自分の願いを研ぎ澄ませばいいだけ。そうやって、何度も自分のコアな願いを磨きあげるの」

p209

主人公が、自分の意見を言って反発や無反応が起きたらどうしたらいい?を尋ねた時の、先輩の言葉です。

私は最近このメッセージによく出会います。

評価ではなく記録。
相性が合わないだけ。

傷つくって思っていたけれど、1つのサンプルが得られただけで、失敗という評価もない。

自分の願いを起点にしようということが本書では何度も語られていて、どんな自分でありたいか、そこを意識して自覚することが大事です。

分かりやすく言うと、自分の価値観や、目指したい目標のようなもの、何を大事に生きていきたいか。

コーチングとも親和性が高いと感じました。

私は、自分の願いを研ぎ澄ますがしっくり来ていて、私自身の価値をつるぎのイメージで描いているので剣がちゃんと鞘から抜ける、刃を研ぎ澄ませようって思っているので、再認識させてもらいました。

まとめ

まさかの成人発達理論における学びの視点ではなく、私の「今」の人生における大事なことの視点で感想を書きました。

もちろん、主人公の新たな役職に挑戦するのか、周りのいろんなタイプの上司や同期との関わりなどから、成人発達理論についてもしっかり学べます!

だけど、冒頭に書いたように自分の人生をどう生きるのか、自分の人生の舵を自分で握る、取り戻したい人にも読んで欲しいです。

私を生きて、初めて誰かと生きられるのよ。

この言葉もさらっと書かれていたのですが、そっかーって痛い所ではないけれど、良い所をついてくるな~って感じました。

まず、私を生きるがあって、次にともに生きるがある。

めちゃくちゃ推し本になりました。
線を引きながら、書き込みながら、ドックイヤーしながら読んでいるのですが、まだまだ心に響いた部分があります。

私の発達段階や、状態によって響くことが違ったり、読み取れること主人公への共感の仕方も変化すると思いました。

悩んだ時に読み返したいです。

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最後までご覧頂きありがとうございました。

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