「標準治療」=「並の治療」だと思っていませんか?
2026年3月1日に実施された第9回公認心理師国家試験、受験された皆さま本当にお疲れ様でした。
今回の「心身健康ラジオ」では、試験翌日の振り返りとして、医療現場で働くなら絶対に外せない「あの言葉」の定義について解説します。ブログ読者の皆さんも、自分が正しく理解できているかチェックしてみてくださいね。
「標準治療」=「並の治療」だと思っていませんか?
今回ピックアップするのは、午後の試験の問111です。
【問題】科学的根拠に基づき、現時点において有効性と安全性が最も優れているとされる医療または治療に該当するものを1つ選べ。
①緩和医療
②先進医療
③標準治療
④根治的治療
⑤集学的治療
この問題、実は医療現場を知らないと「言葉のイメージ」だけで間違えてしまう可能性があるんです。
正解は「標準治療」!その真の意味とは
「標準」と聞くと、松竹梅でいう「竹(普通)」や、あるいは「最低限のセット」のように感じるかもしれません。しかし、医学の世界では全く意味が異なります。
**標準治療とは、現時点で科学的に最も有効性と安全性が証明されている「最高ランクの治療」**のことです。つまり、これを選んでおけば現時点では間違いがないという「金メダル」の治療を指す言葉なのです。
他の選択肢も整理しておきましょう
心理職がチーム医療で活躍するためには、他の用語との違いもスッキリ整理しておく必要があります。
緩和医療:生命を脅かす病に直面する患者さんやそのご家族のQOL(生活の質)を向上させるため、痛みなどの苦痛を和らげることを目的とした医療です。
先進医療:まだ治療法として確立されていない、いわば「研究・実験段階」の治療です。将来の標準治療候補ではありますが、現時点で「最も優れている」とは言い切れません。
根治的治療:病気の根本的な原因を完全に取り除くことを目指す治療です。素晴らしいことですが、今回の設問にある「最も優れた」という定義とは少し文脈が異なります。
集学的治療:手術、放射線、薬物療法など、複数の治療法を組み合わせて行う戦略のことです。がん治療や痛みの領域などでよく使われる手法ですね。
医療チームの一員として
心理職が医療現場で患者さんに寄り添う際、医師が提案している「標準治療」が何を意味するのかを正しく知っておくことは、信頼関係を築く第一歩になります。今回の試験に出たということは、それだけ心理職にも医療知識が求められているという証拠かもしれません。
今夜のYouTubeライブでは、これ以外の医療系問題についても10数問ガッツリ解説していきます! エンタメ感覚で楽しく学べる時間にしたいと思うので、ぜひ遊びに来てくださいね。
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※こちらは「心身健康ラジオ」をAI文字起こし・ブログ記事化したものです
