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内向型の私が「一人が好きなのに、一人で生きる未来が怖い」と思うときの対処法

一人でいるとき、ほっとする。
誰とも話さない休日のほうが、きちんと休めた気がする。

一人カフェ、一人映画、一人で歩く夜道。
それでいい、むしろ自由で心地良い、と思っている。

でも夜や明け方に目が覚めた時、ふと頭をよぎることがある。

「もし身寄りがなくなったら。」
「重い病気になったとき、誰に連絡すればいい?」「このまま深い関係を作れなかったら、老後どうなるんだろう。」

一人でいる今日は怖くない。
でも、一人で生き続ける未来が怖い。

一人の時間を愛している人でも、「完全な孤立」は望んでいない人がほとんどだと思う。
「一人でいること」と「一人で生きること」は、まったく別の話だから。


 「一人が好き」と「孤独が怖い」は矛盾していない

内向型の人が一人時間を好む理由は、人と関わりたくないからではないと思う。

社会的なやりとりに使うエネルギーのコストが高めで、一人でいることでそれを回復しているからだ。

大事なのは、「一人でいることは好き」だけど、「誰にも必要とされない状態」は怖い、という感覚が普通に共存し得る、ということだ。

むしろ内向型の人は、少ない人間関係の中にいるからこそ、その一つひとつの関係をとても大切にしていることが多い。軽い関係を量産するより、深くつながれる人が数人いることを望む。

でも、その「数人」すら、維持できているかどうか、ときどき不安になる。


 「怖い」の正体を、もう少し具体的にしてみる

「孤独が怖い」という言葉は、実は複数の不安が混ざっている。

少し解像度を上げてみると、以下のような形になることが多い。

  • 緊急連絡先になってくれる人がいない

  • 体調を崩したとき、助けを求められる人がいない

  • ただ話を聞いてくれる相手がいない

  • お金の心配や将来の不安を相談できる人がいない

  • 「自分のことを知っている人」が社会上に誰もいない感覚

一言で「孤独が怖い」と言っていても、実際には何が不安なのかによって、必要な対策がまったく違う

漠然とした恐怖は大きく感じるけれど、名前をつけた不安は対策できる。


あなたは今、どれが怖いですか?

すべてが怖い、という人もいれば、実は「雑談相手の喪失」が一番しんどい、という人もいるかもしれない。


 「一人暮らし=不幸」ではない。でも「孤独感」は別の話。

一人で生きることへの不安には、ときどき「独身や一人暮らしは不幸になる」という思い込みが混ざっている。

この点について、もう少し調べたところ、一人暮らしそのものよりも、「自分は孤独だ」という主観的な感覚や、「頼れる人が誰もいない」という知覚のほうが、メンタルの不調と関連しやすいとされているらしい。

つまり、一緒に住んでいても孤独な人はいるし、一人暮らしでも孤独感が低い人もいる。

「独身か既婚か」「一人暮らしかどうか」より、「何かあったとき、誰かを思い浮かべられるかどうか」のほうが、心理的な安心感に直結するらしい。

(とは言いつつ、個人的には、結婚すると常に話し相手がいることで、反芻思考に陥りにくいというメリットはあると考える。)

これは希望のある話だと思う。

「結婚しなければ詰む」という論理は、少なくとも科学的には根拠が薄いのではないだろうか。


内向型が気づかないうちに陥りやすいこと

内向型の人は、人との関わりを意識的に減らすことで暮らしをうまく回している。それ自体は自然なことだと思う。

でも、気をつけないと、必要なつながりまで削ってしまうことがある。

こんな経験、ありませんか?

  • 「久しぶりに連絡するのは気まずいな」と思って、そのまま連絡しなくなった

  • 「迷惑をかけたくない」と思って、助けを求める前に一人でどうにかしようとした

  • 「断られたら申し訳ない」と思って、誘うのをやめた

  • 体調が悪いとき、「大したことない」と自分に言い聞かせて誰にも言わなかった

どれも、相手への配慮から来ている。だから余計に気づきにくい。

でも積み重なると、「誰かに頼る」という行為そのものが、できなくなっていくかもしれない。


必要なのは「友達100人」ではない

「孤独対策」と聞くと、「もっと社交的にならなければ」「友達をたくさん作らなければ」と感じるかもしれない。

でも、内向型の人にとって、それは現実的でも、幸せでもないことが多い。

研究知見を参考にすると、孤独感に対して重要なのは人間関係のよりも機能だとされている。

具体的には、こんな3つの軸で考えると整理しやすい。

◆情緒的支援:本音を話せる人
感情的につながれる相手。深い内容を話せなくてもいい。「この人には正直に言える」という感覚を持てる人が1人でもいれば、それはとても大きい。

◆実務的支援:緊急時に連絡できる人
体調不良、トラブル、引っ越し。「何かあったときにLINEできる」相手。友人でも、家族でも、信頼できる知人でもいい。

◆所属感:定期的に顔を出せる場所
毎週会う必要はない。月1回でも、「ここに来れば誰かがいる」という場所がある感覚は、孤独感の緩衝材になりやすい。

3種類すべてを満たす「完璧な友人」を探す必要はない。それぞれ別の人・別の場所で補い合えばいい。

「困ったときに思い浮かぶ人が数人いる」——それで、十分かもしれない。


今日から始められること


次は、具体的な話をする。

🍀︎不安に名前をつける

「孤独が怖い」を、もう少し細かく言葉にしてみる。

怖いのは緊急時の対応?お金の相談ができないこと?ただ話せる人がいないこと?


🍀︎3人書いてみる

情緒的支援、実務的支援、所属感——それぞれ、今の自分の周りで誰かを当てはめてみる。

誰も思い浮かばなかった軸が、本当に手薄なところだ。


🍀︎今週、1つだけ動く

  • 久しぶりの人に一言LINEする

  • 気になっていたコミュニティに登録してみる

  • 「行きつけ」にしたい場所に、もう一度足を運ぶ

  • 緊急連絡先として思い浮かぶ人の連絡先を、ちゃんと残しておく


おわりに

内向型の人は、「人との距離をどう取るか」については、かなり丁寧に考えていると思う。

しかし「どんなつながりなら、無理なく続けられるか」を教わる機会は、意外と少なかったりする。

一人でいることが好きだからこそ、少ないつながりを丁寧に持つ。

漠然とした恐怖は大きく感じる。
でも、言葉にした不安は、対策できる。


内向型・繊細な気質を持つ人が消耗しすぎずに生き延びるための情報を、当事者目線で発信しています。社労士(有資格者)・キャリアコンサルタントとしての知見も交えながら書いています。
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