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前日まで楽しみだったのに、朝になると全部重くなる理由を内向型の私が考えてみた。

ある日突然、無気力で何もできなくなったことがある。

朝起きて、「今日もやろう」と思えない。昨日まであんなに動けていたのに、今日はベッドから出るのも重い。 

そういう日が来るたびに、「また自分は意志が弱い」と思っていた。
でも、本当にそうだったのだろうか。

この記事は、習慣化に何度も失敗してきた私が、「なぜ続かないのか」をようやく言語化できたときの話だ。


「頑張れる日」を基準にすると壊れる

元気な日に立てた予定は、別人格レベルで重い。

これ、共感してもらえるだろうか。

調子がいい日は「よし、やれる」という感覚がある。そのままスマホのメモを開いて、明日からのルーティンを書き始める。朝6時起き、30分の読書、1時間の勉強、運動、夜は日記。書いているときはリアルに実現可能な気がしている。

でも翌日、少し疲れが残っていると、そのメモを見て「無理だ」と感じる。

問題は、高気力のときに設計した理想が、低気力の日には"他人のタスク"になってしまうことだ。

こうしてゼロか100かの思考が強化されていく。「全部できないなら、今日はもういい」という結論に至るまでが、恐ろしく速い。


私は「毎日できる人」になれなかった

習慣化の本を何冊も読んだ。
「小さく始める」「トリガーを設定する」「習慣をスタックする」。
全部試した。
 3日、1週間、うまくいく。
 
そしてある日崩れる。
再起動する。
また崩れる。
このループを何年も繰り返してきた。

「毎日コツコツ」が正論すぎてつらかった。

「自分はなぜこんなにも意志が弱いのか」
そう思い続けた時期が、かなり長かった。

でも今は違う考え方をしている。
私の意志は弱くなかった。前提が、そもそも私に合っていなかった


気力を「波」として見るようにした

あるとき、自分のエネルギーを天気のように捉えてみた。

晴れの日もあれば、曇りの日もあれば、嵐の日もある。天気を意志力でコントロールしようとする人はいない。でも私は毎日「晴れを維持しなければ」と思い込んでいた。

気力には波がある。
これを受け入れたとき、発想が逆転した。

「どんな日でも崩れない設計」を作るのが先だ、と。

高気力の日に合わせた設計ではなく、低気力の日でも最低限維持できる設計を土台に置く。元気な日は、そこに乗せていく。


気力別に「行動メニュー」を分けてみた

具体的に、こんなふうに整理している。


🌤 高気力の日(調子がいい、やる気がある)

  • 新しいことに着手する

  • 複数タスクを一気に進める

  • 運動、勉強、発信を重ねてもOK

  • 先の予定やアイデアを出す


☁ 普通の日(特別悪くもないが、元気でもない)

  • 決まったことをこなす

  • 新しいことは始めない

  • 維持タスクを丁寧にやる

  • 夜は早めに切り上げる


🌧 低気力の日(しんどい、動きたくない、全部重い)

これが一番大事なリスト。

  • 歯磨きだけでOK

  • シャワーは浴びなくてもいい日もある

  • ごはんはコンビニで栄養が取れればOK

  • 仕事の返信は必須のものだけ

  • SNSは見ない、投稿しない

  • 5分だけ片付け、それ以上はやらない

「こんな日があっていいのか」と思うかもしれない。でも低気力の日を想定した逃げ道を最初から設計しておくことで、崩れたとき「全部終わった」と思わなくて済む。


 「今日はどのモードか」の判定

朝、または昼過ぎにこれをやってみると自分の状態がわかりやすくなった。

こんな状態のとき、低気力モードに切り替える:

  • 人と話すだけで疲れる

  • メッセージの返信が重い

  • 何かを決めるのがしんどい

  • 音が普段より気になる

  • 「やらなきゃ」と思うほど体が動かない

これが2〜3個重なっているなら、今日は低気力の日だ。そういうときに高気力の日のメニューをこなそうとすると、翌日以降がもっとしんどくなる。

「今日は低気力モード」と認定することが、次の日の回復を早める。


自分を責める回数が減った理由

「甘やかしているのでは」と思う気持ち、よくわかる。

でも、気合いで無理して潰れてしまうほうが、結果的に長期間動けなくなる。3日休んで回復するか、1週間無理して2週間寝込むか。どちらが合理的か、と考えた。

それに気づいてから、「休む」が戦略になった

サボりや怠慢ではなく、次の稼働に向けた準備。そう思えるようになったとき、罪悪感がかなり薄れた。罪悪感が薄れると、「また始めよう」と思えるまでの時間が短くなった。


続いたのは「理想」より「再開しやすさ」だった

完璧に毎日こなすことより*「途切れても戻ってこれる仕組み」のほうがずっと価値があった。

1日できなかった日があっても、「明日また低気力メニューからやればいい」と思えるなら、実質続いている。

これに気づいてから、「毎日続けること」への執着が少し消えた。続けることが目的じゃない。生活が崩れないことが目的だった。


今も波はある。でも前より壊れにくい

今も波はある。何日か低気力が続くことがあるし、高気力が長続きするときもある。それは変わらない。

でも以前と違うのは、崩れたあとの「また終わった感」がなくなったことだ。

低気力の日があって当然、という前提で生活を設計しているから、崩れた感覚がない。「今日は低気力メニューの日だっただけ」で終わる。

波をなくすことは、たぶんできない。

でも、波がある前提で設計すると、少し生きやすくなった。同じタイプの人にとって、何か参考になるところがあれば嬉しい。


今日から使える「最低ライン設計」のステップ

STEP 1:低気力の日を想定した「最低ラインリスト」を作る
「これだけやれたらOK」の一覧を紙やメモに書いておく。

STEP 2:気力の状態を朝に判定する習慣をつける
「今日は高・普通・低のどのモード?」と問いかける。

STEP 3:低気力の日はリストに従うだけにする
頑張らない。決めたことだけやる。それで今日は終わり。

STEP 4:元気な日は、低気力メニューに「少し足す」だけ
積み上げではなく、「最低ラインに乗せる」感覚。

また人と会う予定は

・連続で入れないこと
・できるだけ直前に入れること 

にも気をつけた。


一見、遠回りにも思えるが、わたしたちには、「毎日できる人を目指す」より、「戻ってこれる仕組みを持つ」ほうが、結果として得られるものが大きいのかもしれないと思っている。


このnoteでは、内向型・繊細な気質を持つ人が消耗しすぎずに生き延びるための情報を、当事者目線で発信しています。 社労士(有資格者)・キャリアコンサルタントとしての知見も交えながら書いています。    

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