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内向型が会社でじわじわ削られる理由を整理してみた。

帰り道、何もする気になれない。
ごはんも作れない。
お風呂にも入れない。

せいぜいスマホで流れてくるショート動画をぼーっと眺めるくらい。

「今日、何かしたっけ」って考えると、別に残業したわけでも、難しい仕事があったわけでも、嫌なことがあったわけでも、ない。

でも、空っぽになっている。


これが毎週続いてて、「自分、弱いのかな」って思っていた。

社会人なんだから当たり前?
慣れの問題?
それとも、この仕事が向いてないだけ?

ずっと答えが出なかった。


人間関係は悪くない、でも削られる

職場は、みんないい人で、普通に話せる。
嫌いな同僚も、ひどい上司も、特にいない。
すごく恵まれていると思う。

なのに、出社するだけで消耗する。

この「なのに」が、ずっと自分でも謎だった。

うまく説明できなくて、結局「自分がおかしいんだろうな」で片付けていた。


「いつ話しかけられるかわからない状態」がしんどい

おしゃべりは好きだし、気が合う同僚とであれば、一緒にランチするのも悪くない。

しんどいのは、「次、いつ来るかわからない」という状態のほう。

職場の会話って、ノーアポで来ることが多い。

集中しているときに「ちょっといいですか」。
作業していたときにいきなりお客さんから電話。
ようやく流れに乗れたときに「そういえば」。
考えをまとめてた瞬間に「あれってどうなりました?」。

そのたびに、思考を全部畳んで、表情を作って、会話モードに切り替えて、ちゃんと反応して、また作業に戻る。

地味にすごいコストがかかっている。
「愛想」「反応」「空気読み」がぜんぶ同時に走っている。
1回2回なら全然いい。でも1日中それが続くと、仕事より「切り替え」のほうで削られていく。


昼休みも同じで。

本当はひとりでぼーっとしたいのに、輪から外れると「馴染んでない人」になりそうで、なんとなく笑いながら座っていることもある。

回復するはずの時間が、消耗の続きになっている。


電話が鳴るだけで、心拍数が上がる

着信音が鳴った瞬間、ドキッとすることもある。

嫌いな人からではなくても、ただ鳴っただけで、なぜか身構える。
電話って、相手のタイミングで、相手のペースで、今すぐ答えろという要求だから。

メールなら読むタイミングを選べる。
チャットなら少し考えてから返せる。
でも電話は、今この瞬間に切り替えないといけない。

しかも終わった後、「あれ、どこまでやってたっけ」って再起動に時間がかかる。

「鳴るかもしれない」という待機状態だけで、じわじわ削られていく。


オープンスペースで、脳がずっと"待機"してる

後ろを人が通る。
視界の端に動きがある。
誰かが立ち上がった気配がする。

そのたびに脳が「何か対応が必要か?」ってチェックを走らせている。

ほとんどは何でもない。
でもそのチェックをずっとしてしまう。

静かなカフェのほうが集中できる感覚がある人も多いと思う。知ってる人がいないから、気を張らなくていい。
その安心感だけで、脳のリソースの食い方がぜんぜん違うと思う。

トイレに逃げ込んでほっとするのも、同じ理由。
個室で誰の気配もない状態が、1日の中でやっと「何も反応しなくていい時間」になっている。


在宅だと余力が残る、あの感覚

コロナ禍にはリモートワークだった人もいるでしょう。
夜に料理できた。本が読めた。趣味のことまでできた日もあった。

出社の日とは、明らかに違った。

あれから数年経って、「原則出社」に戻った会社が増えてきた。

在宅を続けられてる会社は、希少になりつつある。

在宅のときは、仕事量は同じだったのに、余力が全然違った。
常時応答モードじゃなくてよかったから。
人の気配に反応し続けなくてよかったから。

じゃあ、どうするか

環境を丸ごと変えるのは、すぐにはできない。でも、小さく動線を変えることはできる。

今日からできること

  • 昼休みは席を外す(回復タイムを死守する)

  • 集中したい作業を、朝一番か電話の少ない時間帯に寄せる

  • イヤホンや耳栓で、気配のノイズを物理的に減らす

  • チャットで済む連絡は、チャットで完結してもらう

どれも「自分を変える」話ではなく、消耗しにくい動線を作るという話。


中長期で考えたいのは、「この環境が自分に合っているのか」という視点だ。
しんどかった職場には、こういう特徴があった。

  • オープンスペースで常時見られている

  • 電話文化が強くてチャット禁止

  • 雑談しないと「やる気がない」と思われる

  • 昼休みの過ごし方に同調圧力がある

マシだった環境には、こういう特徴があった。

  • 非同期コミュニケーション(チャット・メール)が主流

  • 成果で評価されるから、プロセスを常時監視されない

  • 集中を邪魔されにくい時間や席がある

転職面接の際には、たとえば「社内でのやりとりはチャットとメール、どちらが中心ですか?」と聞く形でもいい。


合わない環境でずっと消耗してると、「自分の能力が低いんだ」って思ってしまうこともある。

でも実際は、ずっとノイズの中で過ごしてきただけかもしれない。

怠けてたんじゃない。
弱かったんじゃない。
脳のリソースが、別のところに持っていかれていた。

まず、生き延びよう。


このnoteでは、内向型・繊細な気質を持つ人が消耗しすぎずに生き延びるための情報を、当事者目線で発信しています。 社労士(有資格者)・キャリアコンサルタントとしての知見も交えながら書いています。    

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