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【読んでも成功できません!】「響く」って、なんなのだろう

※この文章は「表」です。裏では、このテーマの楽屋裏や本音をお話ししています。

私は趣味で金管楽器のチューバを吹いています。金管楽器の音の響きは、とても豊かに聞こえますよね。プロや上手な人の音色を聞くたびに「あんな豊かな音を出したいな」と思って練習するのですが、どうしたら「豊かな音」が出るのでしょうか。

金管楽器は唇の振動をマウスピースを介して楽器本体に伝え、楽器を共鳴させることで音を出します。唇から出される振動は一つの周波数だけでなく、倍音と呼ばれるたくさんの周波数を含んでいます。楽器の管や筐体は、その振動の中から自分が共鳴しやすい周波数を選び、音を響かせてくれるのです。

すべての周波数に共鳴するわけではありませんし、場合によってはほとんど響かない音もあります。だから、同じ唇の振動を与えても、楽器ごとに音色は少しずつ違いますし、同じ楽器でも一本一本に個性があるのです。また、同じ音を出そうとしても、吹く人の口や唇の形、さらには歯並びによって発せられる振動が微妙に変わってくるため、楽器が鳴らす音の豊かさもそれぞれ異なるのです。

これって、私たちが誰かに情報を伝える時と同じではないかと思いました。文章や写真、音楽、日常の出来事。発信される情報は、いくつもの要素という「周波数」を含んでいます。そして、情報受け取る人もまた、それぞれ共鳴しやすい周波数を持っています。だから、よく響く人もいれば、少ししか響かない人、まったく響かない人もいるのは自然なことです。

ですから私は、誰にでも大いに共感してもらおうと思って情報を発信しません。私という「口」と「唇」の形に合った自然な振動を発していきたいと思います。もちろんいっぱい響いてもらえれば嬉しいですが、全く響かずそっとページを閉じていただいても構いません。そういうこともあるでしょう。ただ、たとえほんの一ヘルツ分でも何かが響いてくれたら、それだけで心が温かくなります。

楽器の音が共鳴によって豊かさを生むように、私の言葉や文章も、どなたかの心にそっと響きますように。響きが集まって心温まるハーモニーが生まれますように。

――ここまで書いたら、誰かがクスクス笑ってる。一体誰?


👉 『響くって、なんなのだろう』の裏話はこちら


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