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アンケート「教えて! あなたが応援してきたトップスター・トップ娘役のこと」、回答を拝見させていただいて

宝塚歌劇の歴史を彩ってきた歴代トップスター・トップ娘役についての書籍の執筆にあたってアンケートを実施し、9月20日から10月31日までの約40日間で、553件もの回答をいただきました。
応援してきたトップスター・トップ娘役のお名前を一人挙げていただき、その方の代表作、それ以外に好きだった役や場面、その方の魅力などをコメントしていただくアンケートです。
お忙しい中、ご協力いただいた皆さまに心より御礼申し上げます。

募集期間中は回答をいただくたびに、ほぼリアルタイムで読ませていただいておりました。それは私にとっても至福の時でしたので、その中で感じたこと、気付いたことなどを書き留めておきたいと思います。

◆唯一無二の人、私の人生を変えた人
フリーコメント欄でとても目についたのが「唯一無二」という言葉でした。「私にとって唯一無二の人」…そんなふうに語ってくださる方が多かったように思います。また、そのトップさんとの出会いが自分の人生を変えた瞬間、ご自身にとってのとても大切な思い出について綴ってくださった方もたくさんいらっしゃって、こちらも襟を正すような気持ちで読ませていただいてました。
スターさんの発する魅力が、ファンの方お一人お一人の人生と深く結び付くことが、「唯一無二」と言えるかけがえのない感覚を生み出していくのではないかと思います。

ちなみに「私のエリザベートは○○さんです」と書いてくださったトップ娘役のファンの方が3人ほどいらっしゃいました(「○○さん」は3人とも違う娘役さんでした)。エリザベートという役は、それだけ特別な役なのだということを改めて感じたのでした。

◆役者としてリスペクト
「その方の魅力は、どんなところでしたか?」という質問に対して「役に対して真摯に向き合う姿勢」や「役の掘り下げ方」を挙げてくださった方がとても多かったです。このことは、タカラヅカのスターの魅力の本質を考える上で特筆すべきことではないかと思います。
お芝居(ミュージカル)とショーの2本立てが基本のタカラヅカで「どちらが好き?」と聞かれた時の答えは五分五分か、もしかすると「ショーの方が好き」と答える方が多いのではないかと思います。でも、好きなスターに限っていうとやっぱり「役者としての魅力」がとても大切なんですよね。むろん、芝居が上手いだけではいわゆるスターの路線を駆け上がることはできないけれど、でも「芝居ができる」ことは必要不可欠。いわば芝居ができることは、トップになるための「十分条件」ではないけれど「必要条件」ではある、ってことでしょうか。

◆今でもずっと応援している
「卒業後もファンクラブに入ってずっと応援しています」、あるいは具体的な行動に至らないまでも「今でもずっと大切な良い思い出」と書いてくださった方も多かったです。このアンケートに協力してくださった方ですから、これは当然と言えば当然なのかもしれませんが、こうしたコメントを読むたびに心温まる思いでした。
「推し活」流行りの昨今ですが、「推し」との間にこんなふうに良い関係を長く築いていけるってとても素敵なことですし、自分の人生も豊かにしてくれる理想的な「推し」との関係なのかなと思います。

◆振り返る時間が幸せ
「その方の魅力」や「その他、言い残したこと」の欄に長文を寄せてくださった方も多く、こちらとしては「お時間を割いてこんなにたくさん書いてくださって…」と恐縮するばかりなのに、最後に「こうして振り返る時間を持てたことが幸せでした。貴重な機会をありがとうございました」などと結んでくださる方もいらっしゃいました。
いえいえ幸せな時間をたくさんいただいているのはこちらの方なのに…と、ますます頭が下がると同時に、でもちょっと嬉しかったです。

なお「個別の取材(対面もしくはオンライン)に応じてもいいよという方はチェックをお願いします」の欄にチェックしてくださった方も、ざっと見た感じで5割ぐらいの方がチェックしてくださっていてありがたい限り。
ほんと時間さえ許せば全員の方の元を行脚して、お話を聞いてまわりたいくらいの気分です…。

最近よく使われる「尊い」って、こういうことを言うんじゃないかとしみじみ思うアンケート結果でした。
しかしながら、愛にあふれるコメントのシャワーを浴びて幸せいっぱいの気持ち、感謝の気持ちと同時に、愛の重みに押しつぶされそうな感覚も正直あります。プレッシャーと向き合いつつ、お気持ちに応えられる良い形にしていけるよう精進していきたいと気持ちを新たにしています。

引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

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