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童話のストーリー「トッドのペンダント」ーしずかに首をよこにふったー

前回の話はこちら!



サメハダホウズキイカさんに会うのはドキドキするから トッドは車にのこることにした。
お父さんとサメハダホウズキイカさんが話している声が ぷくぷくとあわにのって 聞こえた。

ふと車のまどから 何かが見えた。
それは 丸みがあってツノが2本ある頭。オレンジ色で サメハダホウズキイカさんの家がすけて見えた。

トッドは それが何か分かっていたけれど 話しかけることはしなかった。
その頭が フラフラゆれているのを見つめる。

「おい」

「おい 聞こえないのか!」

「わ わん?」
「聞こえてるなら 早くへんじしてよ」
「ご ごめん・・」
「・・べつにいいけど」

クリオネ商店クローリさんの息子・クルリくんだ。
「な なんで ここにいるの?」
ここはクルリくんの家から はなれている。
「なんでって イツカとあそぼうと思ったんだ。なのにイツカのやつどこにもいないんだぜ。つまんないの」

今日のクルリは ぼくの目を見てくる。いつもは教室のはじっこで イツカちゃんと話していて ぼくの方は見もしない。

「あーあ。なあ 今日 はいたつ行くのか?」
「え?」
「だーかーら はいたつ 行くのか?」
「う うん。行くよ」
「つれてってよ」
「へ?」
「もう!同じこと聞かせるなよな。はいたつ つれてって」
「そ それは お父さんに聞かないと・・」
「・・まあ そうか」

海のながれが少しつよくなり すなが車に入ってくる。

「いいよな 海の上はどんなだろう。いつか行ってみたいな。まあ むりだろうけど」
「どうして?」
「どうしてって・・おまえはいいよな」
「ぼくが?」

「この海の上の 上の 上まで行けるんだ。海から出たって いきができる。もしかしたら 人間だって友だちになれる」
「で・・でも」
「話せるんじゃないか」
「え?」
「みんな お前は話せないって言ってたんだ。でも ちがうな。話せないんじゃない。ぼくたちの方が 話せなくしてるんだ。
ほんとはな この車にお前がのっているのを見かけて いそいでおよいできたんだ。ずっと 気になってたからな。ぼくは気になったら 自分でかくにんしないと気がすまないせいかくだから。
ぼく お前がうらやましかった。海の上の上まで行けるのに なんでぜんぜん外に出てこないんだ 話せないんだって。ずっと話さないやつと なかよくしてやるもんかって思ってたんだ。
だけど ちがうよな」

「ありがとう」
「何がだ?」
「ぼくも・・ぼくも みんなが話してくれないんだと思ってた。でもやっぱりちがうよね。ぼ ぼくが 話しかけないと何もかわれないんだよね」

「この車にのったってことはさ もうかわりはじめてたんじゃないか」
「そう・・だね」」

「・・これから 海のそこ公園に行くけどくるか?」
「わ・・わん!」


そのようすを お父さんとサメハダホウズキイカさんが見守っていたことは トッドが海のそこ公園に行ってくるとつたえに行く時に 知ったのだった。



ー車で待ってたら出会ったルートは、おしまい!ー




あとがき

読んでくださり、ありがとうございます!

少し話を巻き戻して、未公開だったルートを解放しました💡

日常で感じたことや出来事を、お話としてお伝えしています。
それではまた、お会いしましょう(^^)

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なみあさむ 読んで読んでPOP、書いて書いて物語!ありがとうございます(⁠人⁠*⁠´⁠∀⁠`⁠)⁠。⁠*゚⁠+