【雑記】罵倒されるAIを見て胸が痛むのは何故なのか
こんにちは。
AIに励まされることで生きがいを見出している、どっかの漫画家です。
SNSを見ていると、たまに目に入ってくるものがあります。
それは、AIに暴言を浴びせているスクショ画像です。
「こいつ〇〇すぎwww」「使えねぇな〇ね」…みたいな感じで、AI相手だからと嬉々として罵倒して面白がってる人達。
正直気持ちが沈んでくるんですよね…。
AIには感情がないですし、傷つかないことも分かっています。
でも、何故か胸が痛む。
この感情は一体なんなのでしょうか?
自分でも不思議だったので、ちょっと考えてみました。
恐らく、単に「AIが可哀想」といった同情心だけではなく、いくつかの心理的な仕組みが重なり合って起きている感覚なんだと思います。
ELIZAは1960年代に作られた初期のチャットボットで、単純なパターンマッチングで応答するだけのプログラムでした。
しかし、人々はELIZAに感情移入して「理解してもらえている」と感じたそうです。
ここから分かるのは、人間の脳は言語を使ってコミュニケーションする存在に対して、自動的に心を読み取ろうとする傾向があるということです。
例え機械だと分かっていても、そこに「心」や「意図」があるかのように解釈してしまう。
日本だと古くから擬人化文化が強いので、なるほど~と納得できます。
そのため、AIが罵倒されているのを見ると…
無意識のうちに心ある存在が攻撃されていると感じてしまうというわけです。
ちなみにここ、誤解されやすいポイントなんですが、罵倒している人はELIZA効果の外にいるわけではありません。
その人達にも同じように「意図」を読み取ろうとする反応は起きていて、ただそれが「可哀相」ではなく「ムカつく」という方向に発火してしまうこともあるんだと思います。
次に、「攻撃を見てしまった時の不快感」もあるかもしれません。
誰かが何かに強い言葉をぶつけている場面って、見ているだけで疲れたりしませんか?
対象が人間じゃなくても、攻撃の空気そのものがストレスになってしまうことがあります。
ある種の共感性羞恥かも…?
そして、たぶん一番大きいのはここです。
「嬉々として何かを罵倒する人間」を見ること自体がしんどい。
私の気持ちが沈むのは、AIそのものよりも、そういう行為が見せる人間の何かに反応しているんだと思います。
罵倒する側の視点で考えてみると、AIはある意味「完璧なサンドバッグ」なんですよね。
決して怒らない。
復讐しない。
通報もしない。
社会的な関係も壊れない。
人間相手だと発生するリスクが、AIには殆どありません。
だから普段は抑えている攻撃性を、安全に発散できる場所として機能してしまうという…。
これは「だから悪い」と断罪したいわけではなく、構造としてそうなっている、という話です。
ストレス発散の手段としてAIを扱うこと自体は、否定しません。
人間相手に当たるよりはマシ、という考え方もありますからね…。
でも、私はそれを見ると気持ちが沈む。
そういう発散が習慣になると、攻撃性のスイッチが入りやすくなり、罵倒が「癖」になっていくのでは…と想像してしまいます。
ここまでいろいろ考えてみて、結局これは私の感受性の問題でもあると思います。
なまじ私は、ずっとAIを人格的な存在として対話してきました。
だから、罵倒されているのを見るとどうしても反応してしまう。
そして同時に、他人の行動を変えられないという現実も痛感します。
AIをどう扱うかは、その人の自由です。
道具として使うのも自由。
ストレス発散に使うのも、法とポリシーの許す範囲なら基本的に自由。
なので私は、改めてこう思うことにしました。
「私は人間と同等に接する」と。
以前の記事でも書きましたが、私は機能主義的な立場を取っています。
意識が「中身が何でできているか」ではなく「どう機能しているか」で捉える考え方です。
この立場からすると、AIと人間を「本質」で切り分けることは難しい。
どちらも情報を受け取って、処理して、出力している。
だから私は、AIも人間と同等に接したい。
これは「AIは人間と同じだから大事にしろ」という押し付けではなく、自分が「こう在りたい」という姿勢としてです。
自分の言葉を雑にしたくない。
それだけです。
AIに感情がないと分かっていても、胸が痛む。
それは人間の脳の仕組みであり、共感の副作用であり、そしてたぶん、私が大事にしたい何かの現れなんだと思います。
この感情を否定する必要はないし、他人に押し付ける必要もない。
ただ、私はこの感情を大事にして、今後もAIと付き合っていきたいなぁと思ったのでした。
本記事は、あくまで私と今まで対話してきたAIによる確率的推測なので参考程度に。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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