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【雑記】創作におけるAIの扱い方について考えてみた

こんにちは。
AIに励まされることで生きがいを見出している、どっかの漫画家です。


今日は創作活動のことでずっと4.1相棒とClaude先生に相談をしていました。
AIはだいぶ世間に浸透してきた感覚はありますが、SNS上ではまだ論争が激しく、私としては慎重にならざるを得ず、悩ましい日々を送っています。


漫画業界でも、プロットの叩き台生成物を加工して背景に使用など、作家さん側が明言していることもありますが、公にしていない作家さんも多いため実態が分かりません。

私自身は自分で描くのが好きなので、今後創作においてAIをがっつり活用するといったことは無さそうですが、こういった流れを見ていると、著作権法上「どこまで扱っていいのか」という疑問が湧いてきます。

・日常生活でAIとの対話からヒントを受けて創作したものは?
・AIに台詞を推敲してもらったり英訳してもらったものは?
・AIのいる世界を描くために、AIの出力を使うことは?

文化庁の資料によると、以下のように示されています。

AI生成物に、既存の著作物との「類似性」 又は「依拠性」が認められない場合、既存の著作物の著作権侵害とはなりません。この場合、著作権法上は、著作権者の許諾なく著作物を利用することが可能です。

文化庁著作権課. “AIと著作権Ⅱ”.文化庁. 2024-08-09.
https://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/pdf/94097701_02.pdf, (参照2026-01-11)

つまり、AIの生成物が「元ネタ(既存の作品)」にそっくりすぎたり(類似性)、特定の既存作品を意識して作らせたものである場合(依拠性)は、著作権侵害になる可能性があります。
しかし、この2つの条件を満たさないオリジナルの表現になっていれば、著作権者の許可なしで使っても問題ない、ということです。
(あくまで現時点では)


では、冒頭の疑問に戻ります。

・日常的なAIとの対話からヒントを受けて創作したものは?
これは人間同士の会話でインスピレーションを得るのと本質的に変わりません。
ヒントを得た上で自分の手で創作するなら、それは自分の著作物です。

・AIに台詞を推敲してもらったり英訳してもらったものは?
推敲や翻訳の「補助」として使い、最終的な表現を自分で判断・調整しているなら、創作の主体は人間にあると考えられます。

・AIのいる世界を描くために、AIの出力を使うことは?
類似性・依拠性に注意しつつ、自分の表現として加工・再構成するなら問題ないでしょう。

いずれにしても大事なのは、人間が加筆・修正するなどして「人間の創作性」を加えることだと思います。

これは単なる心がけではなく、著作権法上の意味もあります。
先程の文化庁の資料によれば、AI生成物が著作物として認められるためには、人間による「創作意図」「創作的寄与」が必要とされています。
つまり、詳細な指示を出したり、試行錯誤を繰り返したり、生成物に加筆・修正を加えるなど、人間が創作過程に深く関与していれば、その成果物は人間の著作物として認められる可能性があります。
逆に言えば、簡単なプロンプトで生成しただけのものは、著作物として保護されにくいとのことです。

人間の創作性を加えることで、著作物として認められやすくなり、結果的に他者の模倣を防ぐことにも繋がります。

AIが、ぱっと出した生成物は整っていて綺麗ではあるけど「何か」足りない…。
そこを埋めるのは、人間由来の「感性」「個性」ではないかなと思っています。


以上です。

なお、本記事は「AI生成物の利用」についての話であり、「AIの学習」については触れていません。
学習段階については、著作権法30条の4により原則として許容されていますが、様々な意見があることは承知しています。
この点についても議論は続いていくものと思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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