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【実録】Little Town LEGACY #14 誰も姿を見ていない。だが確かに“何か”は存在した――予想とは裏腹の真実に辿り着いた話


異変に気付いたのは、

静かな昼下がりでした。

依頼主様から送られてきた一枚の写真。

その瞬間、

私は言葉を失いました。



そこには、

明らかに何かがいました。


障子が破れている。

そんな生易しいレベルではありません。

貫通しています。

しかも一箇所ではない。

複数。

そして異常なまでに大きい。



私は画面を拡大しました。



違和感。



穴の形が不自然なのです。



普通に破れた障子なら、

裂ける方向に規則性があります。

しかしこれは違う。

まるで何かが内側から突き破ったような形。



それも一度ではない。

何度も。

何度も。

何度も。



私は思いました。



「中に何がいるんだ…?」



現場へ急行しました。



到着すると、

そこには静寂がありました。

異常なほど静かな空間です。



しかし、

破壊の痕跡だけは残っていました。



障子全体に広がる損傷。

フレームギリギリまで広がった裂傷。

そして、

複数の貫通ポイント。



経験上、

小型生物ではありません。



私は周囲を調査しました。



すると、

現場近くに巨大な構造物を発見。




高所監視施設。

展望デッキ。

休憩スペース。

複数の侵入ルート。



どう見ても、

何かの活動拠点です。



依頼主様は静かに言いました。



「何回張り替えてもダメなんです」



つまり、

相手は学習している。



防衛ラインを再構築しても、

突破してくる。



ただの偶然ではありません。



知能を持っています。



私は確信しました。



「これは長期戦になる」



作戦が開始されました。



今回投入したのは、

通常の障子紙ではありません。



特殊強化型ポリカーボネート障壁。



光は通す。

視線は和らげる。

しかし、

圧倒的な耐久性を持つ。



いわば、

和室専用フォートレス。



一枚ずつ、

慎重に組み込んでいきます。



そして。



作戦完了。

かつて破壊されていた防衛ラインは、

完全に再建されました。



いや。

再建ではありません。

進化です。



これまでの障壁とは、

比較にならない。



新たな時代の防衛システム。



依頼主様も思わず笑いました。



「これならもう大丈夫そうですね」



私もそう思いました。



その時です。



背後から、

気配がしました。



振り返る。



そこには、

この大規模破壊活動の首謀者がいました。






・・・。



・・・。



・・・。



「やっぱりお前かーーー!!」



あれだけの被害を出しておいて、

本人は信じられないほど可愛い顔をしていました。



どうやら今回の事件は、

巨大怪獣による侵略ではなく、

好奇心旺盛なモフモフ生命体による

計画的な障子破壊活動だったようです。



とはいえ、

彼らは諦めません。



今日もどこかで、

新たな障壁を狙っています。



もし皆さんのお家でも、

原因不明の巨大生物による襲撃痕を発見したら。



まずは犯人を疑う前に、

周囲を見回してみてください。



きっとどこかで、

無邪気な顔をした真犯人が、

次の作戦を考えているはずです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

もし皆さんのお家にも

「うちにもいるかもしれない……。」

そんなモフモフ生命体がいたら、

なんでも屋プリンスが抱っこしに行きます。

※この記事は実際の施工事例をもとにしたノンフィクションです。

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