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【IDEA】なぜ格差は拡大するのか

今回は【格差】に関する記事になります。
格差といっても、所得格差や教育格差、地域格差など様々ですが、いずれにしてもネガティヴなイメージになりがちです。

子どもの頃の私は、格差のある社会は何だか不平等な気がして良くないと思っていました。モノを買いたくても買えない人、学校に通いたいのに通えない人、世界中を見渡すと貧富の差は当然です。
大人になって気づいたことは、それらは資本主義の土台であり、競争や投資、成長が起こる仕組みであると認識しました。

因みに、ハンス・ロスリング(著)の「ファクトフルネス」によると「世界全体では格差は縮小傾向にあるが、国内格差が広がっている国もある」とのことです。

確かに、インドやベトナム、インドネシアなど、ここ十数年で極度の貧困層は減少傾向ですが、米国や英国、日本などは国内での所得・資産格差が問題視されています。

本記事では格差のあれこれを書いています。よければご覧ください(2100字程度)。


【格差が生まれる(広がる)仕組み】

一昔前ですが、「一億総中流社会」というワードが流行りました。当時の専門家によると、我が国の行く末は、裕福でもなければ、困窮もしていない国民が大半を占めるはずでしたが、現状はそれほど悠長ではありません。
というのも、一世帯あたり所得平均値約536万円に対し、所得中央値約423万円という状況は、もはや中流層がベースではない証左です。

今から10年以上前に流行った書籍ですが、本書によると所得(資本)格差が広がる仕組みを「r > g」という不等式で説明できるとしていました。
r資本収益率
g:経済成長率

「資本収益率が経済成長率を上回る」ことを示します。要するに、「働いて得る収入よりも、資産運用で得る利益の方が大きいため、放置すると貧富の差が拡大する」という意味です。

もちろん、世の中これほど単純ではないので、この式だけで格差を完全には説明できません。
そもそも、資本が増えすぎると利回りは低下するので「r」は固定ではありません。また、技術革新を十分考慮していないので、新産業の成長により「g」が急上昇することもしばしばです。

【子どもも例外ではない】

つまり、著者の主張している格差は極めてマクロ的かつ中長期的な視点です。我々は、もっと身近で根本的な問題に向き合う必要があります。

本書では子どもの頃に受けた教育が、大人になってからの就職、収入、昇進、結婚、健康、そして幸福感などに与える影響をビッグデータに基づいて記しています。

・子育てにかかるお金は年々どんどん高くなっている
・小学校の学内順位は最終学歴や将来の収入にまで影響する
・子育ての時間投資の効果は子どもが小さいときの方が大きい など…

エビデンスに基づいた提案なので納得感がありますが、ここで大きな問題になるのは親の経済力です。

話が少しそれますが、私のように田舎の学校に勤めていると、生徒の多くが町でアルバイトをしています。最寄りのスーパーやコンビニ、ガソリンスタンドなどなど…高校生の労働力が町を支えている状態です。
都心の私学からすると信じ難いですが、地方の公立の事情はかなり厳しいものです。

ただ、教師も教師で、現状が当たり前なってくると、違和感を覚えないようです。私自身、地方を渡り歩いて感じることは、国内で潤っているのはほんの一部だけという事実です。

だからと言って、すべてを悲観するものではありません。私が懸念するのは、放課後の使い方が学力・進学機会に大きく影響していることです。
しかも、彼らが率先してバイトしている場合もあれば、不憫にも家計の足しにしている点です。

格差の連鎖とは、親世代の格差が子ども世代にも引き継がれ、世代を超えて繰り返される現象を指します。
いわゆる「格差の再生産」です。

【本当の、本当に、お金持ちとは…】

ところで、莫大な富を手にしている著名人でも、桁違いの報酬を得ている人がいます。私は大学生の頃、お金の稼ぎ方に興味があったので、お金に関する書籍を色々と読み漁った時期があります。当時、若造であるが故、彼らの考え方に愕然としたことを覚えています。

お金持ちのステータスと言えば、語学堪能、MBA取得、名門〇〇大首席卒業、外資系企業勤めなどなど…安直だった私は、そんな能力主義なイメージでしたが、現実はそうでもありません。

皮肉ですが「猛勉強して良い点数を取る」「誠実な仕事をする」という正攻法ではなく、彼らは「事前にテストを入手したり」「事業主を札束で買収したり」しています。

具体的に言えば、自社株買いによる巨額の利益を得たり、公金を横流ししたり、自社に都合の良いように法規制の緩和を政府に働きかけるレントシーキングなどなど…要するに「え、そんなのアリですか?」という、超法規的な発想で巨万の富を手に入れています。

数年前の話ですが、Meta社(旧Facebook)のマーク・ザッカーバーグ氏が仮想通貨リブラを発行しようとした騒動があります(後に名称ディエム変更)。暗号資産とはいえ、自分の通貨を作って金儲けするなんて、恐ろしい発想ですよね…

【おわりに】

今回は以上になります。ここまで読んでいただきありがとうございました。これからも何か参考になるような記事を投稿していくのでよろしくお願いします。

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