腹八分目という食習慣が示す道
腹八分目は医者いらず
といわれるように、食べ過ぎはからだに負担をかけてしまいます。
そうは言っても、
「どこまでが腹八分目なのか、よく分からない」
そんな声も聞こえてきそうです。
けれども、そう感じてしまうのはきっと、
今のあなたは目の前の食事に、意識が向いていないから。
テレビを観ながら
スマホをいじりながら
パソコンを眺めながら——
そんな「ながら食べ」では、
食事に意識を向けることなく、機械的に口へ運んでしまいます。
すると、満腹感に気づく前に食べ過ぎてしまったり、
逆に「何だか満たされない」と感じて余計なものに手を伸ばしてしまい、
結果として腹八分目を超えてしまうのです。
食べるという行為は、生きるために必要なだけでなく、
あなた自身をいたわり、癒すためのかけがえのない時間でもあります。
どんな味か
どんな舌触りか
どんな温度か
どんなのど越しか
そして、食べ終えたあと
からだの中はいまどう感じているか。
心はどんな気持ちに変わっているか。
そこまで含めて、食事なのだと思います。
目の前にあるごはんがここに届くまでの奇跡に想いを馳せて、
「いただきます」
「ごちそうさま」
という感謝の循環を味わう。
そうして食べた食事は、からだだけでなく、心にも数値では測れない栄養を届けてくれます。
食べるときは、
たった1分でもいいので、
目の前のごはんに、じっくり目を向けてみてください。
忙しく、時間に追われる毎日だからこそ。
食事の時間だけは、あなた自身に戻る習慣を大切にしてみてほしいのです。
そんな小さな「味わう時間」を積み重ねていくと、腹八分目は自然と身についていきます。
それは、アトピーのような慢性的な不調を抱えるからだにも、
「治ろうとする力」を思い出させ、
同時に、今の自分を責めずに受けとめていく心を育ててくれます。
そしてそれは、
1年、5年、10年先のあなたの人生を静かに、でも確かに豊かなものへと育ててくれます。
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