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【2024年】展覧会ベスト10(年間80)

【約3,900文字、写真約10枚】
2024年に訪問した80の展覧会のうち、ベスト10を紹介します。今後の美術館巡りの参考になれば幸いです!

▶︎ まとめ

ベスト10のうち、東京都は2つのみ。それ以外は青森県、千葉県、京都府などバラける結果となりました。ベスト10は、1)自然や地域と融合した美術館、2)知らなかったアートジャンル、3)ステキな建築といった特徴が共通していました。2025年はどのような展覧会に出会えるのか楽しみです!

▼ 2023年の展覧会マイベスト10


▶︎ 2024年に訪問した展覧会80

2024年に訪問した展覧会・美術館

2024年に訪問した展覧会は80(前年比+6.7%)、美術館は64(同+4.9%)と増加。特に、東京都以外の割合が増えました。これは主に、旅行が増えたことで、旅先で行った美術館の数が増えたためです。その結果「マイベスト10」内でも、東京都の数が前年比で減少(6→2)しました。

2024年も、行ったことがない美術館をメインに訪問しました。2024年の初訪問の美術館は48(同▲5.9%)、全体に占める割合は75.0%(同▲8.6p)となりました。noteには毎日、さまざまな美術館・展覧会の紹介が投稿されているため、訪問する際の参考になっています。

都道府県別 割合(展覧会ベース)

2024年に訪れた美術館の都道府県数は10(同+25.0%)でした。なお、2022年以降、訪問したことがある美術館の都道府県は15。47目指して、少しずつ初訪問の都道府県を増やしていきたいです。

noteでは、年間100以上(600以上の方も!)の展覧会を訪れている方もいらっしゃいます。私は、1つ1つの展覧会を自分の中で確実に消化したいため、訪問したすべての展覧会の感想をnoteで記録しています。そのため、2025年も訪問数は60〜80程度になる見込みです。

▼ 2024年ビュー数・スキ数まとめ

▶︎ 訪問した展覧会マイベスト10

私は、あーでもない、こーでもないと悩みながら、年間を振り返る作業が一番楽しいです。この作業のために、投稿していると言っても過言ではありません!noteで同様の振り返り投稿を見るのも大好き。人それぞれの価値観が反映されていて興味深いです。

1位:十和田市現代美術館「常設展」

4月訪問(投稿のLink

都市、自然そしてアートの共生」「アートを通した経験」をというコンセプトが素晴らしい!パブリックアートが数多く設置していることに加え、アート1つにつき専用の部屋を設計している常設展が面白い。また、アート1つ1つのインパクトも十分!辺鄙な場所にありますが、この美術館のためだけに青森県に行く価値あり!

2位:青森県立美術館「コレクション展」

4月訪問(投稿のLink

縦・横21m、高さ19mの四層吹き抜け大空間「アレコホール」が圧巻!また、大自然の中にあるロケーションの良さ、青木淳によるダイナミックな建築も思い出に強く残っています。奈良美智や棟方志功の豊富なコレクションを展示する常設展は、1日十分に楽しめます!

3位:DIC川村記念美術館「今見られるコレクション」

3月訪問(投稿のLink

大自然に囲まれた気持ちの良い環境に加え、作品の良さを引き出す「ロスコルーム」「木漏れ日の部屋」がお気に入り。特に「木漏れ日の部屋」では、無の境地でボーッとすると、気持ちがせいせいしました。収蔵作品は、西洋絵画、現代アートも含めて粒揃いで見応え十分。東京駅からバスで1時間乗る価値は十分にありました!

なお、DIC川村記念美術館は、香港の投資ファンド、オアシス・マネジメントからの株主提案を受け、2025年4月に休館、都内に縮小・移転、作品の3/4を売却する方針を決定。株式会社として、ゴーイングコンサーンを掲げると同時に、業績が低迷すれば、資本効率を改善させることは、上場企業の義務です。

完全閉館したかったのが、DICの本音だったと推測します。収蔵作品を1/4まで減らすと、キュレーションの質も下がることに加え、美術館を都内に移管すると、運営費、保管費も発生します。業績を圧迫し続けると、株主への説明も毎期続ける必要が生じます。

一部のアートファンは美術館存続の署名を実施していました。しかし、企業として必要なのは、署名より継続的な収益です。「同情するなら金をくれ」です。収蔵品はDICの持ち物なので、売却しようが自由。作品の流出を悲しむ声もありますが、売却すれば誰かが所有してくれます。作品が消えてなくなるわけではありません。

DICは私企業のため、原則的に株主しか提案する権利はありません。業績を悪化させたのはDICの責任ですし、改善策を決めるのもDICです。今回の騒動を見て、私は「DICの好きなようにさせてあげて…」と思いました。

4位:練馬区立美術館「三島喜美代―未来への記憶」

5月訪問(投稿のLink

三島喜美代の人柄に惹かれた展覧会でした。関西人らしく「暗く感じるよりも楽しい、ユーモアをつけて表現する」「ゴミかと思う人もいるし、作品と思う人もいる、それで良い」と、アートや自身の作品に対する考え方をあっけらかんと話す姿が魅力的だったことに加え、とても共感しました。ご冥福をお祈りします

5位:京都市京セラ美術館「村上隆 もののけ 京都」

3月訪問(投稿のLink

村上隆の国内8年ぶり大個展(公の美術館では23年ぶり)!約9割が新作の計約170点という大ボリュームの展示数!現代アートが好きな人は、避けて通れない展覧会でした。撮影可能なキャッチーな作品の数々は見応え抜群。村上隆の提唱する「スーパーフラット」の理解を深めることができました。

6位:静岡県立美術館「無言館と、かつてありし信濃デッサン館」

11月訪問(投稿のLink

今までにない切り口だったことに加え、アートの側面から多くの歴史的な学びが得られました。会場には有名な作家の作品はありません。あるのは、戦争で亡くなった若い無名画家の作品群です。物言わぬ戦没画家の自画像と目が合った時、今の時代を健康で生きられているありがたさを感じました。

7位:菊池寛実記念 智美術館「菊池ビエンナーレ 現代陶芸の今」

2月訪問(投稿のLink

私は陶芸に全く興味がなかったですが「現代陶芸」の面白さをズバッと理解できました。建築や展示室にも、一際高いセンスを感じました。派手さはない美術館ですが、陶芸に興味がない人にこそオススメしたい美術館です。

8位:茨城県近代美術館「つくる展 TASKOファクトリーのひらめきをかたちに」

8月訪問(投稿のLink

企画展と、誰でも入れる「アートフォーラム」は、大人も子供も十分に楽しめました!美術館側の子供フレンドリーな運営の考え方は、とても好感がもてると同時に、全美術館のお手本だと思いました。また、吉村順三によるレトロモダンな建築と、湖の前にあるロケーションも最高でした!

9位:中野美術館「日本画・洋画の名品」

7月訪問(投稿のLink

奈良県・学園前にある小さな美術館。初めて「住みたいと思う美術館」でした。池を望む「ラウンジ」の居心地が最高!ここが自宅なら、何時間でもゴロゴロできそうです。アート収集が趣味な、センスの良いお宅に訪問したような気持ちになりました。ネックは開館期間が短いこと。

10位:ISSEY MIYAKE GINZA/445"CUBE"「IM MEN<FULFILL>」

5月訪問(投稿のLink

ISSEY MIYAKE GINZA / 445のアートスペース「CUBE」で開催された展覧会(入場無料)。イッセイミヤケのユニークなブランドコンセプト「一枚の布」が分かりやすく理解できることに加え、「サステナブル」という言葉を1回も使わない潔さに感銘を受けました。全アパレル企業がお手本にすべき。

番外編:トヨタ産業技術記念館

8月訪問(投稿のLink

全く期待せずに訪問したところ、とても面白かったです!特に「繊維機械館」!何気なく毎日触れている服。綿から布になるまでの工程を、実演も含めて知ることができたため、大変勉強になりました。「ガイドツアー」は絶対オススメ。フルに楽しむなら、4〜5時間必要な施設でした。

▶︎ まとめ

今後の参考になりましたでしょうか?都内の展覧会は2つのみとなり、バラける結果になりました。ベスト10を出すと、自分の好みも浮き彫りになります。私は主に、1)アートと自然や地域との融合、2)全く知らなかったジャンル、3)素晴らしい建築、に魅力を感じるようです。2025年はどのような展覧会に出会えるか楽しみです!

▶︎ 2025年開催予定の展覧会

ご参考に、2025年に開催予定の展覧会のうち、私が気になる展覧会をメモします。

✔️ 東京都内

・東京都美術館「ミロ展」
・三菱一号館美術館「ソフィ・カルとトゥールーズ=ロートレック」
・東京ステーションギャラリー「藤田嗣治 絵画と写真」
・森美術館「マシン・ラブ:ビデオゲーム、AIと現代アート」
・21_21 DESIGN SIGHT「ゴミうんち展 」
・21_21 DESIGN SIGHT「ラーメンどんぶり展」
・東京都庭園美術館「そこに光が降りてくる 青木野枝/三嶋りつ惠」
・東京オペラシティ アートギャラリー「LOVE ファッション」
・国立新美術館「日本の現代美術と世界 1989‒2010」

✔️ 東京都内以外

・水戸芸術館「磯崎新展」
・ポーラ美術館「カラーズ ー 色の秘密にせまる 印象派から現代アートへ」
・愛知県美術館・兵庫県立美術館・静岡市美術館「パウル・クレー展」
・横浜美術館「おかえり、ヨコハマ」
・滋賀県立美術館「BUTSUDORI ブツドリ:モノをめぐる写真表現」
・直島新美術館「開館年記念展⽰」


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