成瀬由紀雄の「とわずがたり」:日本の英語教育で「ネイティブ英語」よりも「第二言語としてのグローバル英語」を優先させることが「大きな日本人」づくりの第一歩
いま日本の「英語」関係者が最優先にするべきことは、英語教育の理論や手法を改善することではない。英語教育に対する思想と哲学を再構築することであると私は考える。
そして私の考えでは、日本の英語教育の思想哲学においてなによりも大切なのは、ネイティブ英語の教育よりも「第二言語としてのグローバル英語」(Global English as a Second Language)の教育のほうを優先させるという明確な意思を持つことである。
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なお「第二言語としてのグローバル英語」を「ネイティブ英語」よりも優先させるということは決して反ネイティブ英語の姿勢をとることではない。英米などで用いられているネイティブ英語はイタリア語やタイ語などと同様にローカル言語のひとつとしてつねに尊重されるべきである。
ただしそうしたローカル言語としての英語とは別のものとして、世界共通語のひとつとして「第二言語としてのグローバル英語」を日本人のグローバル活動の最重要ツールのひとつとして位置づけるべきというのが、私の主張である。

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これまでの日本の英語教育は、英米ネイティブ英語を崇拝し、ただそれに従うことを大前提としてきた。80年前に占領軍であるGHQが策定した教育政策をベースとして、日本人を「小さなアメリカ人」にさせることが、これまでの英語教育の目標だったといってよい。
この発想と前提を根底的に変えないかぎり、私たち日本人が日本人としての矜持をもって、これから世界で活躍し、貢献をしていくことはできない。私たちは「大きな日本人」になることができない。
私は、日本人が日本人の手で日本人のための「第二言語としてのグローバル英語」の思想・哲学そして教育体系をつくりあげ、それを普及させることが「大きな日本人」づくりの第一歩であると考えている。
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しかしそれでもとりあえず「日本人が日本人の手で日本人のためのグローバル英語の基準を明確に決める」という具体的な目標からスタートするしか、
