令和の石油危機は「為政者にとっての福音」か — 高市首相はなぜ動かないのか
前回、私は「石油が止まれば社会は止まる」と書きました。
ていうか、わざわざ言わなくてもそんなん誰でもわかるけどね!
じゃあなぜ書いたのかというと、
今、その現実がじわじわと見え始めているからです。
ホルムズ海峡に日本のタンカーが留め置かれていて、
石油が入ってこない。
物流は揺らぎ始めています。
スナック菓子の製造休止、温浴施設の休業、
そして医療現場では、麻酔薬や抗生物質といった
命に関わるものにまで影響が出始めていますし、
そして、このまま何も手を打たずに枯渇してしまえば…
正直、想像するのが怖いです。
そう、これは私たちの生活そのものの問題です。
では、この状況の中で
いま何が起きているのか。
ここには、見過ごせない事実があります。
【いま起きている「事実」】
・イランは日本に対してホルムズ海峡通過の意思を示している
・インド、パキスタン、トルコ、タイなど他国のタンカーはすでに通過している
・日本政府はイランとの交渉を拒否している
・側近からの進言もあるが、首相はそれを受け入れていない

・代替としてアラスカからの石油輸入が発表されているが、即時の解決にはならない
つまり、「通れない」のではなく、
「通る選択をしていない」状態です。
ここで、どうしても拭えない違和感があります。
これ、本当に「仕方のない危機」なのでしょうか。
通れるルートがあり、
交渉の余地もある。
それでもなお、
それを選ばない。
【ここからは「疑問」と「疑念」】
なぜ、現実的に動ける選択肢があるのに
それを取らないのか。
他国は動いています。
例えば韓国は、
代替エネルギーの確保や
国民への省エネ呼びかけも進めています。
一方で日本は、
「アラスカから石油を輸入する」
と発表しました。
しかしこれは、
・開発に数年単位の時間がかかる
・輸送ルートの整備が必要
・原油の質の違いにより精製コストが高い
といった問題があり、
今の危機を直接解決する手段ではありません。
ではなぜ、
いま必要な現実的な対応を取らないのか。
これは断定ではありませんが、
どうしても
一つの可能性が浮かびます。
それは、
「危機が利用されているのではないか」という疑念です。
日本の右派的な政治勢力には長年、
・憲法改正(憲法改悪)
・緊急事態条項の導入
を強く望む勢力が存在してきました。
緊急事態条項とは、
政府が「緊急事態」と判断すれば、
通常の制約を超えて権力を行使できる仕組みです。
まあ、「緊急事態だああああ」と言えば、憲法の縛りを超えて好き放題できるってこと。
そしてここが重要です。
何が「緊急事態」なのかを決めるのは政府です。
つまり今なら、高市首相がそれを決める立場にあります。
高市首相は、統一教会や日本会議といった
宗教右派的な勢力から強い支持を受けており、
権力強化を重視する立場の政治家です。
総裁選では「経済に強い」と言っていましたが、
首相になって最初に手を付けたのは、
経済でも生活でもなく「国旗損壊罪」でした。
もし、
回避できたはずの危機が回避されず、
むしろ深刻化していったとしたら。
そしてその後に、
「今の制度では対応できない」
「だから変える必要がある」
と言われたとしたら。
(実際にそう主張される可能性は十分にあります)
もちろん、これは確定した事実ではありません。
ただ、そう考えないと説明がつかない行動にも見えます。
そして、
政府の判断に疑問を持ち、検証することは
主権者として当然の行為です。
むしろ、疑問を持たないで政府のやること全部肯定しちゃう方がヤバイから!!
いま起きているのは、
遠い国の出来事ではありません。
・物流が止まり
・医療が揺らぎ
・生活が削られていく
その中で、
「なぜこの選択がされているのか」
を考えることは、
そのまま自分たちの生活を守る行為です。
主権者は私たちです。
だからこそ、ただ不安になるだけで終わらせないでください。
てか、不安を抱えるだけじゃ辛すぎるでしょこれ。
なので、
・おかしいと感じたことを言葉にする(SNSでも日常の会話でもやりやすいことでOK)
・情報を共有する
・政治の判断を監視する
・首相官邸や地元の議員にメールやFAX、電話で声を届ける(特に地元の議員には意外に効く)
・デモに参加する。
その一つ一つが、
「作られるかもしれない危機」に対抗する力になります。
令和の石油危機。
それを深刻化させるのも、止めるのも、
やはり——
“誰か”ではなく、私たちです。
