オンライン日本語講師のキャリア戦略― レッスンだけに頼らない働き方の作り方 ―【実践編】
需要があるから大丈夫。
そう思っている日本語講師ほど、これから少し危ないかもしれません。
日本語講師の需要は、これからもあると思っています。
海外で日本語を学ぶ人。
日本に旅行に来る人。
日本で働く人。
日本で暮らす人。
日本に留学する人。
日本語を必要としている人は、今後も増えていく可能性があります。
でも、需要があることと、
自分が選ばれ続けることは別です。
AIで文法は学べる。
語学アプリもある。
無料教材もたくさんある。
Preplyやitalkiなどのプラットフォームでは、先生同士が比較される。
安く教えている先生もたくさんいる。
そんな中で、ただ
「日本語を教えます」
「会話レッスンできます」
だけでは、どうしても価格で比べられやすくなります。
価格で選ばれる働き方は、正直しんどいです。
もっと安い先生がいれば、そちらに流れる。
値上げしにくい。
休むと不安になる。
レッスン数を増やさないと収入が上がらない。
常に予約が入るか気になる。
もちろん、最初は経験を積むために低単価から始めるのも一つの方法です。
でも、長く続けていくなら、
「安いから選ばれる先生」
から抜け出す必要があります。
これからの日本語講師に必要なのは、
“価格で選ばれる先生”ではなく、
“この先生だからお願いしたい”と思ってもらえる存在になること
だと思っています。
私は未経験・無資格からオンライン日本語講師を始め、これまでに1,000レッスン以上を担当してきました。
最初は、Preplyでレッスンをすることが中心でした。
プロフィールを整える。
体験レッスンをする。
継続してもらう。
価格を少しずつ上げる。
レッスン内容を改善する。
ひとつひとつ試しながら続けてきました。
その中で強く感じたのは、
日本語を学ぶ目的は、本当に人それぞれだということです。
日本旅行を楽しみたい。
日本人と自然に話したい。
日本で働きたい。
日本で暮らしたい。
日本文化をもっと深く知りたい。
日本で困らないようになりたい。
生徒さんが求めているのは、日本語そのものだけではありません。
日本語の先にある、旅行、生活、仕事、学び、人とのつながりです。
つまり、日本語の先には、その人の人生があります。
だから私は、
日本語講師は「レッスンだけ」で終わらなくていい。
そう思うようになりました。
ただ文法を説明するだけではなく、
その人が日本語を使って何を実現したいのかまで考えられる先生。
そんな先生は、価格だけでは比較されにくくなります。
そしてもう一つ大事なのが、
自分自身のキャリアや経験と日本語教育を掛け合わせることです。
どんな仕事をしてきたのか。
どんな経験をしてきたのか。
何が得意なのか。
どんな人をサポートしたいのか。
どんな働き方を作りたいのか。
ここを言語化できると、ただの「日本語の先生」ではなくなります。
安いから選ばれるのではなく、
人柄や経験、発信、考え方に共感して選ばれる。
これは、いわゆる“ファン化”に近い状態だと思っています。
「この先生の考え方が好き」
「この先生なら安心できそう」
「この先生から学びたい」
そう思ってもらえると、ただの価格比較から少し抜け出せます。
この状態を作れると、オンライン日本語講師の働き方はかなり強くなります。
発信や実績を見て、
「この先生に習ってみたい」
と思ってもらえるようになるからです。
そして、自分が思い描いたライフバランスで働ける可能性も広がります。
どこで働くのか。
何時間働くのか。
どんな生徒さんと関わるのか。
どんなサービスを作るのか。
レッスン以外にどんな収入源を持つのか。
ここを少しずつ自分で選べるようになる。
それが、オンライン日本語講師という働き方の大きな魅力だと思っています。
ただ、ここで多くの人が止まります。
「価格で比べられない先生になりたい」
「ファン化が大事なのは分かる」
「Preplyだけに頼らない方がいいのも分かる」
「自分の経験を活かした方がいいのも分かる」
でも、問題はここからです。
じゃあ、自分の場合は何を強みにすればいいのか。
プロフィールで何を見せればいいのか。
SNSでは何を発信すればいいのか。
Preply以外の導線をどう作ればいいのか。
レッスン以外に何を商品にできるのか。
自分の経験をどう日本語講師の仕事に結びつければいいのか。
ここが分からないまま、
何となくレッスンを続けている先生も多いと思います。
私自身もそうでした。
ただレッスンを増やせば、収入は安定すると思っていました。
でも実際には、レッスン数を増やすだけでは時間に限界があります。
価格を上げるには理由が必要です。
直契約につなげるには導線が必要です。
SNSから選ばれるには発信の軸が必要です。
レッスン以外に広げるには、自分の強みの言語化が必要です。
つまり、これからのオンライン日本語講師に必要なのは、
ただ頑張ることではなく、
自分だけのキャリア戦略を持つこと
だと思っています。
私は以前、
「オンライン日本語講師は、レッスンだけで終わらなくていい」
という無料noteを書きました。
そこでは、日本語講師の仕事は、ただ文法を教えるだけではなく、旅行、生活、仕事、人とのつながりにも広げられる可能性があると書きました。
今でもその考えは変わっていません。
むしろ、レッスンを重ね、SNS発信を続け、講師向けコミュニティ運営やインバウンド向けの活動に取り組む中で、
「日本語講師の働き方は、もっと広げられる」
と強く感じるようになりました。
この有料noteでは、その続きとして、オンライン日本語講師がこれからどうキャリアを作っていくかを、より具体的にまとめています。
内容は、以下の通りです。
・なぜ日本語講師の需要はまだあるのか
・なぜ“ただ教えるだけ”では厳しくなるのか
・AI時代に選ばれる先生の考え方
・価格で比べられない先生になる方法
・プラットフォームだけに頼らない働き方
・日本語講師から派生してできる仕事
・自分のキャリアとの掛け合わせ方
・私が今実際にやっていること
・これから始める人への行動リスト
きれいごとだけではなく、
私自身が未経験・無資格からオンライン日本語講師を始め、1,000レッスン以上担当する中で感じたこと、実際にやってきたこと、今まさに挑戦していることも含めて書いています。
このnoteは、こんな方に向けて書いています。
・オンライン日本語講師を始めたけど、この先が不安な方
・Preplyやitalkiだけに頼る働き方に不安がある方
・価格競争に巻き込まれたくない方
・自分の強みや方向性を見つけたい方
・SNSや直契約にも興味がある方
・日本語講師としてキャリアアップしたい方
・AI時代でも選ばれる先生になりたい方
・レッスン以外の仕事にも広げたい方
・自分らしいライフバランスで働きたい方
日本語講師の働き方は、もっと広げられる。
そして、レッスンだけで終わらなくていい。
でも、そのためには、
ただレッスンを増やすだけではなく、
自分の強みを見つけ、選ばれる理由を作り、働き方の導線を整えていく必要があります。
この先では、オンライン日本語講師として長く、自分らしく働いていくためのキャリア戦略を、具体的にお話ししていきます。
※数字や制度に関する情報は、国際交流基金・出入国在留管理庁・厚生労働省・文部科学省・日本政府観光局・日本学生支援機構などの公表資料を参考にしています。公開時には最新情報をご確認ください。
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