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「ん」の魔法~深淵の本と心の夜明け~ 第6章までのあらすじ<ネタバレあり>

途中から、お読みになりたい方のために、《第6章までのあらすじ》をまとめました。あらすじだけ読んでも、続きから楽しめますが、細かい伏線の回収には、ぜひ最初からお読みすることをお勧めいたします!
また、このあらすじを読んでしまうと、ネタバレになりますので、始めから読みたい方は、お気をつけください。

始めから読む方はこちら → 序章 海辺のバス停(1話)
マガジンはこちら → 「ん」の魔法~深淵の本と心の夜明け~



海辺の小さな漁村に、ぽつんと立っている小さなバス停に、
僕は一人で座っていた。

そこへ、おじいさんが隣に腰かけて、突然こう言った。
「おい、“しりとり”やるか?ただし、“ん”で終わる言葉だけ使ってな。」

「ん」で終わる言葉の連想ゲームでは?と思っていると、おじいさんが突然「変身!(へんし〜ん!)」と叫び、青いタヌキに変わってしまった!

青いタヌキは、二足で歩き言葉を話す。
そして、僕は青いタヌキの“ンタンタン”に連れられて、不思議な世界へ迷い込む。

僕は「んしり亭」という、六角形の古いお屋敷に案内される。そこには、二足で歩く猫のマフが、僕たちの帰りを待っていた。どうやら、ンタンタンは、この「んしり亭」のご主人のようだ。

僕は、ここでおいしい“おでん”と“プリン”をごちそうになり、気持ちが和らぐのを感じるのだった。


プリンを食べていると、マフは「プリンは危険ニャ。」と、言い出した。
「どうして危険なの?」と聞くと、「スポンされるニャ!」とマフが答えた。どういうこと?

スポンって何⁈

この世界は、言葉でできているのだそうだ。その言葉の中で、終わりに「ん」のつく言葉には、余韻があり、特別な魔法、『「ん」の魔法』を生み出すのだそうだ。

僕は、その「ん」の魔法で、言葉(物)をスポンと本の中に、しまうことができる、不思議な本を手に入れる。

深淵の本 別名「スポンの本」
それは、僕の心の本なのだそうだ。深い青の本で、表紙には銀の字で「ん」と書かれている。

この本の中に、スポンとしまいたいものを選んで、呪文を唱えると、物が描かれる。呪文はこうだ。

「エッヘン、オッホン、スッポンポン!」

魔法の力で、物が本に描かれると、何故だか、ちょっとスッキリする!
僕が楽しくなって、スポンと本へしまい込んでいると、
「んしり亭」にお客様がやってきた。

僕と同じくらいの年の、りんという名前の女の子だった。道に迷ったらしい。彼女は、明るいオレンジの本、満天の本 別名「ポワンの本」を持っていた!

驚くことに、ポワンの本に描かれたものに、「ふわん、ふわん、ぽわわわ~ん!」の呪文で「ん」の魔法をかけると、絵の中の物が目の前に現れた!


ンタンタンによると、僕たちがいる世界は、「言語と精神が結びついて実体化した世界“カタリーバ”」というところで、カタリーバには、“始まりの世界”と“終わりの世界”があるらしい。

“始まりの世界”は、『言語を具現化し新しく創造する世界』“終わりの世界”は、『言語を選別し大切に記憶する世界』なのだそうだ。

「ちなみにわしらがおる方は、“終わりの世界”じゃ。そして、わしはこの世界の管理人で「んしり亭」の主人の“ンタンタン”じゃよ。」と、説明してくれた。

ンタンタンの説明が終わって、りんは帰っていった。


この世界は、「全ての物が、言葉でできている世界」ということだ。
この椅子も机も、家も道も、人も(!)…全部。

そして、僕の本心である、「スポンの本」の1ページ目には、僕自身の「ん」の魔法と使い方が書いてあるという。使い方は、本人にしかわからない。

僕の1ページ目には、こう書いてあった。

機械のような、赤い丸いボタンの絵が描いてあって、
使い方は
『忘却は軽く、混沌は重く、解放は時を待つべし』
と書いてある。

この赤い丸いボタンの絵にかけられた、魔法の言葉が、まだ僕にはわからない…


ここから、後は、第7章 僕の心の中のライオンから、お楽しみください。
最後までお読みくださり、本当にありがとうございました。

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